化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

これが正しいアンチなのだ!

 それまで全く知らなかったスポーツを見るようになる時、一番楽しめる方法は何でしょう?

 王道なのは贔屓選手を作る事です。ある一人を応援してみると、その選手の得意とする戦術からスポーツの面白さが分かってきます。

 そしてその選手の背景に感情移入し、ライバルや仲間、師匠や憧れの人が分かってくる。こうして一つの物語がある事に気が付きます。現在進行形のドキュメンタリーを見ている感覚です。

 それが出来上がった頃には、すっかりそのスポーツの虜になっている事でしょう。

 

 そしてもう一つは、嫌いな選手に注目する事です。ただし"嫌いな選手を嫌いになってはいけない"

 矛盾しているようでこれが一番大切な事です。

 嫌いだからこそ、何か弱点を探します。よくよく注目して、気が付けばその選手の背景も見えてきます。するとどうでしょう、不思議な事に好きな選手と同じ段階を踏んで、嫌いな選手に詳しくなっていきます。

 

 ファンよりも詳しくなければアンチは務まらないとはよく言ったものです。

 

 ファン同士で争ってはいけません。それは選手をだしにしたただの喧嘩です。ライバルなんていう清々しい物ではないけれど、笑いのある野次を飛ばし合うような、そんな関係が一番良いのです。

 

 彼らは悪役ではなくヒール。ヒールはヒーローよりも魅力的でなくてはいけない。だからこそ面白い。

 嫌な気持ちになって見ても、何も楽しくないですから。負けろ負けろと熱く応援する?ことで初めて楽しくなります。

 

 ブログ主は阪神ファンの例に漏れず、巨人が嫌いです。2003年の優勝の年から応援していたのですが、最初に選手を覚えた球団が阪神と巨人でした。

 大学駅伝では順天堂が好きで青山学院が嫌いです。今年東海が優勝して思わずガッツポーズをしました。それと同時に、消えた天才に出演していた出岐を見て寂しい気持ちにもありました。

 相撲では豪風安美錦が大嫌いでした。何の嫌がらせなのかこの2人、よりによって自分が応援している力士にばかりやたらめったら強いんです!

 元々強い力士で、他の力士にも勝っているのであれば諦めもつきますが、なぜか対贔屓力士の時ばかり本気を出して、他では無気力に見えるんです。

 そんな2人も今年に入って引退してしまいました。そして引退発表の日、野球の久慈が引退した時も泣かなかったのに、不思議とこの2人の時には涙が出てきました。

 馬鹿野郎! 何引退してやがるんだ! と。

 そして気が付いたのです。自分は豪風安美錦が大嫌いで大好きだったと。

 

大穴狙い幕内最高優勝予想 令和元年秋場所編

 いよいよ秋場所が始まりますが、今場所も故障者が多いようですね。

 何とか減ってくれると嬉しいものですが、なかなかそうもいかないようです。

 嘉風に引退報道が流れ、蒼国来も来春に部屋を継承するとの情報。大好きだった2力士が一気に去ることになり、とても寂しい気持ちになります。

 

 優勝争いという意味では、大穴ではありませんが豪栄道には注目ですね。ここ3年、どういう訳だか秋場所豪栄道は本当に強いです。

 豪栄道と碧山2人で東西の稽古場横綱と勝手に呼んでいるのですが、この稽古場横綱というものは地力はあるという証拠でもありますから。一度勢いに乗せれば大爆発できる可能性を秘めています。

 大関まで上がったのだから、本場所でも充分結果は残しているのですけどね。

 

 力士をキャラクター付けすると相撲はより楽しいですが、この豪栄道という力士はなかなかつかみ所が無いです。鳴り物入りで入ったので叩き上げとは全く違いますが、絶対的な王者とも言えません。ならば枯れたヒマワリこれ元ネタ知ってる人いるのかな?なのかと言えばそうでもなく、大関としてそれなりの結果は残しています。

 エリート街道を歩み、高いレベルでのスランプに苦しんでいる。他のスポーツに例えるとすれば、野球の小川泰弘、あるいは陸上の今井正人でしょうか。

 今場所は角番ですし、どのような結果になるのか注目です。では、本題に行きましょう。

 

 大穴狙い幕内最高優勝予想 明生

  これまた地味な印象のあるお相撲さんです。それなりに出世は早かったですが、スピード出世と呼ばれるほどでもありませんでした。

 ですが、地道にちょっとずつ強くなってきた力士のほうが後々大成するとも言われています。それに、なんだから歴代横綱大関の過去の出世スピードとなんだか似ているんですよね。

 これからは実力で人気を掴む力士になるのではと期待させられます。

 

 ここ最近の成績を見ると、先場所は家賃が高く大負けしましたが、それまでは再入幕から連続勝ち越しで上がってきていました。新入幕の場所を考えれば、これは驚くべき成長速度です。

 先場所も大負けしましたが、内容的にはもうちょっと星が上がっていてもおかしくないものでした。既にエレベーター力士くらいの実力は持っているように思えます。という事は、番付下位の今場所ならば大勝ちも狙えるとの寸法です。

 

 明生のwikipediaには以下のような記述があります。

 四つ相撲の取り手だがツラ相撲の傾向があり、2019年1月場所などは初日から2連敗、3日目から6連勝、9日目から5連敗、14日目から残りを2連勝と、白星か黒星が必ず連続していた。

 これはなかなか面白い傾向です。ツラ相撲の力士は「もしこの調子の良い時期が15日間継続されれば・・・・・・」とロマンを感じさせるものです。それが結局続かないのもご愛敬ですが、四つ相撲ならばこれから安定していく可能性もあると言えるのではないでしょうか。

 少しずつ力を貯めてきた明生、才能開花が今場所でも全くおかしくはないでしょう。

 

 その他のB級注目ポイント

 

剣翔 東前頭14枚目

東龍 西前頭15枚目

 十両にどっぷり髷まで浸かっていた2力士が運命の悪戯か同時に入幕してきました。先場所十両優勝した剣翔は桃太郎という名前も相まって話題になっていますが、東龍のほうについては全く語られていないように思えます。今関取で一番地味な力士かも知れません。

 この2人が本当に覚醒したのか、はたまた十両に逆戻りか。これは見物でしょう。

 

舛東欧 西幕下8枚目

 この人は当ブログでよく取り上げてきたような地味力士ではありません。むしろ幕下以下の中では上位の人気がある力士です。理由はイケメンだからです!

 しかしそれはあくまで人気面の話です。力士としては関取に届くような感じではなく、どちらかといえば色物の部類でした。

 それがどうした事か2場所連続の6勝1敗。初めて昇進圏内である幕下15枚目以内へと入って来ました。実力以外で注目されていた力士が実力で注目されるようになる。この瞬間がたまらなく愛おしいのです。

 

夏の甲子園CCCC評価校の逆襲

 夏の甲子園大会も出場全校が登場しました。

 ここからは上位校が固まってきます。やはりどこが優勝するのかは気になるところですよね。

 個人的には、地理的に甲子園に一番近い明石商業に期待しています。

 

 ところで、毎大会ごとに各スポーツ紙がその年の下馬評を紹介しています。どちらかといえばネームバリューに左右される傾向があるのであまり参考にならなかったりもするのですが、それがまた予想を面白くさせてくれます。

 

 さて、上位予想される高校があれば、まずは1勝が目標と予想されている高校もあります。

 しかし、時として大物食いの旋風が巻き起こるのが高校野球です。

 昔のがばい旋風や沖縄旋風、去年の金足農業もそうでした。これもまた甲子園の華ですね。

 

 という訳で、あまり事前の評価が高くなった高校の戦いぶりを追っていきたいと思います。

 

 

北照 南北海道 CCCC

初戦 vs中京大中京BBBB 3-4

 惜しくも初戦突破を逃しました。この試合に限らず、高校野球は9回に点が入る事がとても多いです。それがドラマ性を作っているのでしょうか。

 相手は名門といっていい高校なので、これは大健闘ではないでしょうか。北照も甲子園での成績はなかなかのものなので、もしかしたらシンプルに地力がもうちょっと上だったのかも知れませんね。

 

飯山 長野 CCCC

初戦 vs仙台育英ABBB 1-20

 厳しい初出場になりました。仙台育英も最後まで手を緩めませんでしたね。最終回8点差逆転なんてのもありましたから。何点差が付いても安心できない、という事でしょう。

 しかし先制したのは飯山でもしやとも思わされました。その回はヒット1本で1点をもぎ取っています。本当に全力で勝ち取った1点でした。

 

秋田中央 秋田 BCCC

初戦 vs立命館宇治BBBB 0-1

 息詰まった投手戦になりました。点は取れませんでしたが、満塁のチャンスはありました。唯一の失点もエラーからのものです。本当に紙一重で、歯車があと一つ掛け違っていれば、結果は逆になっていたでしょう。

 

米子東 鳥取 BCCC

初戦 vs智辯和歌山AABB 1-8

 33年ぶりの勝利はなりませんでした。予選の少ない鳥取県ならどの高校にも夢があるように思いがちですが、それでも同じ高校が出る事が多いという現実があります。和歌山も人口的には変わらないはずなのですが、智辯和歌山は本当に強いですね。

 

宇部鴻城 山口 BCCC

初戦 宇和島東BBCC 7-3

 ほぼ同格相手に貫禄勝ちで見事駒を進めました。先制・中押し・ダメ押しとお手本のような試合展開でしたね。かつて星野仙一監督もこれができるチームが強いチームだと言っていました。次の相手は優勝候補の明石商業、真価が試されます。

 ところで対戦相手の宇和島東に変わった名前の選手が多いなと思ったのは、自分だけでしょうか。

 

佐賀北 佐賀 BCCC

初戦 vs神村学園BBBB 2-7

 言わずと知れたがばい旋風の主人公です。しかもあの時のエースが現監督という驚きの情報もあります。ここにもまた一つのドラマがありましたね。旋風の再現はなりませんでしたが、強烈なインパクトを残したのではないでしょうか。

 当方、その年に亡くなった祖母が佐賀県出身であり、あの年に大いに盛り上がっていた記憶があります。今年も、家族みんなで応援させてもらいました。

 

藤蔭 大分 BCCC

初戦 vs明徳義塾ABBB 4-6

 あの明徳義塾を相手に粘りに粘りました。最終回にもチャンスを作り、本当にどっちに転ぶか分かりませんでしたね。強豪相手にこの結果ですから、他の高校が相手ならもしかすれば勝てていたかも知れません。そういったたらればを想起させられるのも、1度負ければ終わりの甲子園特有の情緒と言えそうです。

 

 

 こうして見れば、想像以上に格上に勝つのは難しいようです。惜しい試合はあるのですが、その試合に勝てるのが強い高校なんですね。やはりジャイアントキルはたまにしか起きないからこそ盛り上がるのでしょう。

 今現在勝ち残っている高校で最も前評判が低かった宇部鴻城にはぜひ頑張ってほしいですね。応援してます。

 

泡沫候補とインディーズ候補

 今年の統一地方選挙では激震が走りました。永遠のインディーズ候補マック赤坂さんが、マック赤坂議員になったのです。

 

 参議院選挙ではれいわ新撰組とN国党、2つの新たな政党が政党要件を獲得しました。これはかなりの波乱です。かつてはミニ政党で溢れた国会ですが、確認団体に厳しくなって以来、これまで壁を破った集団はいませんでした。知名度の高い新党大地ですら届かなかった程です。それが一気に2つも誕生したのですから、衝撃的というほかありません。

 事前の予測では、れいわ新撰組は1議席取れるかどうかで、中央値は0。これは政党要件も絶望的な数字でした。これが2議席台の半ばまで伸びたのですから、一時の勢いとは言えない支持を集めたようです。

 N国は当初当選圏内には全く入ってませんでした。こちらは全国ほとんどの選挙区に候補を立てていたので、政党要件を獲得する事はある程度予想できましたが、比例区でも2%あと一歩まで伸びるとは思いもよりませんでしたね。

 

 日本初のポピュリスト政党と日本初のワンイシュー政党が誕生したとする向きもあります。ともかく、これまでとは全く毛色の異なった議員が当選したということです。

 投票率も低く大勢も動かなかったので低調に見えた参議院選挙ですが、選挙そのものはとても面白い結果になりました。

 

 インディーズ候補泡沫候補を言い換えた言葉だとされていますが、実際に使われているニュアンスは少し異なっているように感じられます。

 インディーズ候補は見た目で目立つような票数より知名度が先行した候補、先のマック赤坂さんを代表格とするような集団を思い浮かべます。

 ところが実際に選挙を見てみると、そういったトリッキーな活動はしておらず、政策をみても既存政党と似たようなものを掲げている。そんな不思議な候補が相当数存在しています。泡沫候補と聞いて思い浮かぶのはこちらですね。

 

 しかしこれまで、この手の候補者は話題にこそなれどいつまでも当選に届く事はありませんでした。

 あと一歩に迫った事はありました。夕張市長選挙に羽柴秀吉さんが立候補した時、大いに注目を集めました。それでも、あと一歩止まりだったのです。これを乗越えたという意味で、今回の選挙はやはり大きいものであったと言えるでしょう。

 

 今はまだ色物扱いですが、一歩ずつ変わっていく事が感じられる結果でした。当たり前のように立候補できる時代になればもう少し関心も高まるでしょうし、インディーズ候補泡沫候補というのはそれの先駆けとも言えるのではないでしょうか。

 

 

 

参議院選挙の泡沫政党を振り返る

 今回晴れて泡沫政党を卒業した2政党だけでなく、様々な政党が比例区に挑みました。それぞれの結果を振り返ってみましょう。

 

安楽死制度を考える会

比例得票率 0.54%(-0.62%) ※支持政党なしとの比較

 ここは前回選挙まで「支持政党なし」として活動していた政党です。毎回当選者が出ると噂されながら届いていませんでしたが、今回はほとんど目立ちませんでした。

 直接民主制の主張はこれまでのどの政党とも被らない上に、需要も多いので新たな試みとしてはアリ。これから広がっていく可能性を感じさせてくれましたが、これではよくあるワンイシュー政党に逆戻り。ちょっと残念に感じていたりもします。

 N国とも組みたいと言っていましたし、当人達としてはああいう政党を目指したかったのかも知れませんね。

 

幸福実現党

比例得票率 0.40%(-0.25%

 泡沫政党の規模としては大手の部類に入ります。ほぼ全選挙区に立候補していた時もありますからね。これができるのは資金力があるからですし、やっぱり金を持っていないと難しいのかなとも思ってしまいます。

 しかし宗教団体を母体としているおかげで資金は集まりますが、それ故に無党派受けはほぼ不可能です。捨て票先として機能できないのは、この手の政党としては致命的でしょう。

 あまり知られていませんが、一時的に他の党にいた議員を在籍させていたので国会に議席を持っていた事もあるんですよね。この方法は今後他の泡沫政党も応用してきそうです。

 

オリーブの木

比例得票率 0.34%(-0.49%) ※国民怒りの声との比較

 他の泡沫政党と比べると比較的普通?の政策を打ち上げている印象を受けます。立候補者を見ても、野党系の公認漏れ候補も多く在籍しているようです。母体こそ異なりますが、メンバーからすれば国民怒りの声からそのまま流れてきているようです。

 他の泡沫政党との違いは主要政党出身者が多くいる事ですね。それ故に他との違いを打ち出しにくかったように思えます。元より野党共闘の一貫でオリーブの木構想がありましたが、その名前を先に使ってしまった形となりました。

 それにしても、かつては当たり前のように主要政党の政治家として活動していた人でも当選圏の遥か外にはじき出されてしまうあたり、政党要件の厳しさを感じられます。


労働の解放をめざす労働者党

 比例得票率 0.16%

 実は前身は55年体制下からあるかなりの老舗政党だったりします。衆議院選挙でも1人擁立をしていましたね。新社会党ですら滅多に公認候補を出さないのに、今更国政選挙に参入してきた事には驚かされました。れいわが居なければとの声も聞かれますが、あちらは若向けのフレッシュさで支持を集めたので、老舗政党ではどちらにせよ難しかったかなーと。

 

その他個人的に気になったインディーズ・泡沫候補

 野末陳平

 87歳というとんでもない高齢にも注目ですが、これまで4期も参議院を務めている人が無所属で出てきた事にも注目です。実に四半世紀も議員であった訳ですから。

 どうして今出てきたのかは本人のみぞ知るですが、こっそりと有名人が混じっていた雰囲気を感じ取りました。一見するとすっかり泡沫になってしまっていたようにも思えますが、よくよく見れば社民党の候補よりも票を取っています。腐っても経験者、という事でしょうか。

 

  多くの泡沫政党の特徴として、次々と党の形が変わってしまう事が挙げられます。一度は目立ったとしても、次の選挙に同じ名前で登場する事は稀ですから。

 ですが、目新しさで入る票よりも知名度を増やせないマイナスのほうが多いと思うのですよね。同じ名前を使い続けているミニ政党は、地方議会の定数の多い自治体や定員割れをしている自治体などを利用して、曲がりなりにも議員を持っています。それがどれだけ小さな勢力であったとしても、0と1とは大きな違いです。長く続ける事もまた大切だと思いますね。

 

 見ている分には楽しいですが、探してみれば意外と合う政党が見つかったりもします。棄権をするくらいなら、こういった政党に入れてみるのも1つの答えでしょう。

 

令和元年名古屋場所感想&令和元年秋場所番付予想

 今場所は鶴竜が優勝を飾りました。大関が全滅する展開でしたが、横綱がしっかり場所を整えただけでなく平幕勢も頑張り、序盤の展開からは予想できなかった高いレベルの場所になった印象ですね。

 

 場所前に注目していた力士を振り返ります。

 

水戸龍 西十両9枚目 9勝6敗

 ようやく十両下位から脱却しました。来場所幕内を賭ける・・・・・・にはまだ少し早いでしょうか。九州場所を見据えての秋場所となりそうです。

 ずっと十両で安定してしまう力士というのはいつの時代もいるものです。しかし、名古屋場所では永遠に十両かとすら思えた剣翔が突然大爆発。十両優勝をひっさげて、一気に幕内へと上がる星を手にしました。また、5年弱もの間幕内から遠ざかり、関取で一番地味とも噂されている東龍もようやく幕内への復帰が叶いそうです。

 この流れに続いて欲しいですね。既に記憶が遠くなっていますが、元はといえば期待を背負って入門した付出力士ですから。入門前の照ノ富士逸ノ城に匹敵する期待値(個人的には懐疑的でした)からすれば、関取では満足できないでしょう。

 実は東龍2世だったとかも言われてしまっていますしね。

 

阿稀 西序二段75枚目 0勝7敗

 初の序二段チャレンジは散々な結果に終わりました。まだこの地位では厳しかったようです。この人、本当に面白い相撲を取るんですがね。序の口序二段あたりだと有望株を除けばお相撲さんらしくない力士が多いのですが、気合いの入り方は力士全体でもトップクラスです。後は実力さえあればと思ってしまいます。

 所謂相撲エリートでは決してない阿稀ですが、大番狂わせを期待したいですね。

 

 

令和元年秋場所番付予想

 

 北勝富士の番付運が洒落にならない事に。どういう訳だか、番付運の良い力士はいつも良いですし、悪い力士はいつまでも悪いままですね。とはいえ、総当たり圏内での勝ち越しは何か一皮むけた印象を受けます。

 これについては遠藤についても同じ事が言えそうです。元々大勝ちもある力士でしたし、体調さえ万全なら本当に強いんですよこの人は。人気が取り柄の幕内の華で終わるタマではないと思いますし、技能力士なので今度は遅咲きになっても上を目指して欲しいですね。

 

  鶴竜 横綱 白鵬

  高安 大関 豪栄道

 栃ノ心 大関

 御嶽海 関脇 貴景勝

  阿炎 小結 遠藤

北勝富士 前1 碧山

 逸ノ城 前2 朝乃山

 大栄翔 前3 友風

  玉鷲 前4 正代

千代大龍 前5 志摩ノ海

 琴奨菊 前6 竜電

 妙義龍 前7 琴恵光

隠岐の海 前8 照強

 宝富士 前9 明生

 琴勇輝 前10 佐田の海

  炎鵬 前11 阿武咲

  剣翔 前12 松鳳山

 大翔鵬 前13 輝

  石浦 前14 錦木

 豊ノ島 前15 豊山

  東龍 前16 栃煌山

 貴源治 前17

 

 大奄美 十1 隆の勝

 徳勝龍 十2 千代翔馬

 千代丸 十3 若隆景

 大翔丸 十4 霧馬山

貴ノ富士 十5 英乃海

 旭秀鵬 十6 水戸龍

  矢後 十7 翔猿

  嘉風 十8 魁聖

 一山本 十9 旭大星

 臥牙丸 十10 蒼国来

千代の海 十11 青狼

 琴ノ若 十12 勢

    十13 木崎海

 朝玉勢 十14 魁勝

 

 若元春 下1 荒鷲

 天空海 下2 千代ノ皇

  竜虎 下3 錦富士

 明瀬山 下4 琴手計

 豊昇龍 下5 翠富士

 

大穴狙い幕内最高優勝予想 令和元年名古屋場所編

 いよいよ名古屋場所が目前に迫ってきました。

 ちょうど寂しくなった頃に次の場所が始まるこのサイクル。これが大相撲人気の秘訣なのかも知れませんね。

 

 さて、毎場所チャレンジしているこの企画ですが、全くの勘で選んでいる訳ではありません。

 結婚直後に成績が向上する力士が多い事は有名な話ですし、何かきっかけとなる出来事があった力士に目を向けています。

 もちろん、場所前に好調が噂されている力士には自然と期待も高まります。

 豪栄道や碧山のように稽古場横綱と呼ばれる力士もいるので、そこは気持ち半分ですがね。

 

 怪我等で一時的に落ちている力士は有利とされますが、これには魁聖が該当するでしょうか。ただ、一番強かった時期と比べるとそこまで目立っていなかったようにも感じます。裏を返せば、怪我の状態が未知数とも言えますからね。

 

 先場所途中まで絶好調だった炎鵬はどうでしょうか。連勝のできる力士というのは、時にもの凄い実力を発揮します。

 ハマれば強い力士といってもそれは安定感が無い力士という意味にも取れますが、ハマる上限が上であれば上であるほど優勝という1点に関しては有利になりますからね。

 ただ、やはり体重が軽いのは最後の最後、1勝が足りなくなりがちです。

 

 炎鵬と似たような理由で注目している力士がいます。それは琴恵光です。

 先場所はやはり前半戦優勝争いに絡んでからの後半失速で8勝7敗に終わりました。実は、その前の場所でも似たような星取りだったのです。

 十両時代も、勢いに乗ると止まらない印象が強い力士でした。

 もし、この勢いがたまたま最後まで続いたのなら・・・・・・

 これはとても楽しみになります。

 

 体重はここ最近一気に増えたようです。入門してしばらくの間、急に重くなる力士はよくいますが、中堅に差し掛かってから変化する力士は意図を持って肉体改造をしたという事でしょう。それも、良いほうに転がったように思えます。

 増やしすぎは問題ですが、琴恵光の場合は元々かなりの軽量力士だったところから、程よく増やして威力を増したという表現が正しいですから。

 

 そしてその相撲スタイルも良いですね。押しても組んでも取れる万能型で、逆転技も併せ持ち、これまで弱点だった速攻相撲にも対応できるようになってきましたから。

 これは覚醒前夜と捉えることも出来るのではないでしょうか。

 テレビでも取り上げられていたそうですし、今場所に賭ける思いも違うでしょう。これはとても楽しみです。

 

 という訳で今場所の大穴狙い幕内最高優勝予想を琴恵光とします!

 

 

 

その他の注目力士

 

水戸龍 東十両9枚目

 幕下付出で入門しながらここまでは全く目立たない存在で、いつしか呼び名は逸ノ城2世から東龍2世に。先場所負け越しながら番付運に恵まれ自己最高位を維持した今場所、未だに上がった事の無い十両の半分よりも上に番付を伸ばす事はできるでしょうか?

 

阿稀 西序二段75枚目

 闘志は横綱級、空回りも横綱級を体現した漫画のような力士。前相撲全敗からの苦しいスタートでしたが、先場所自己最高位で初の勝ち越しをもぎ取る成長っぷり。

 初の序二段挑戦で存在感を発揮できるでしょうか?

 

ファーム交流戦

 セパ交流戦もいよいよ佳境に入ってきました。

 交流戦を制する者がペナントレースを制すという格言もあります。

 試合数が減った今でも、それは変わりません。

 

 丁度チームの空気感が固まる絶妙な時期に開催されますからね。

 

 

 ところで、2軍のイースタンリーグウエスタンリーグにも交流戦がある事をご存じでしょうか。

 この交流戦は2軍のリーグ分けに準拠したものなので、1軍ではセリーグ同士、パリーグ同士のチームでも交流戦扱いになる事もあります。

 

 ところがこの交流戦、1軍の交流戦とはやや様相が違っています。

 まず全球団が総当たりで対戦する訳ではなく、一部のチーム同士のみの対戦です。試合数も年によってまちまちなので、交流戦優勝の概念はありません。また、同じ時期に開催するのではなく、同一リーグとの対戦が無い日の合間を縫って開催されています。

 

  今年開催される試合は

3月23日 中日vs巨人

3月24日 中日vs巨人

4月19日 阪神vs巨人

4月20日 阪神vs巨人

5月 4日 オリックスvs楽天

5月 5日 オリックスvs楽天

5月25日 オリックスvsヤクルト

5月26日 オリックスvsヤクルト

6月22日 オリックスvs楽天

6月22日 オリックスvs楽天

7月 6日 阪神vsヤクルト

7月 7日 阪神vsヤクルト

7月15日 オリックスvsヤクルト

7月16日 オリックスvsヤクルト

7月27日 ソフトバンクvs巨人

7月28日 ソフトバンクvs巨人

8月17日 阪神vs日本ハム

8月18日 阪神vs日本ハム

 

 これだけになります。

 

 1試合も開催されない球団もあれば、オリックスのような交流戦に積極的な球団もありますね。イースタン同士、ウエスタン同士の試合数は固定だというのに、不思議なものです。

 混沌としていますが、しっかりファームの公式戦として記録に残る試合です。これが1軍だと試合数の不公平を出すわけにはいきませんからね、育成が目的である2軍ならではの措置と言えるでしょう。

 

 

 この盛り上がりそうで盛り上げにくい感じ! このブログにうってつけ!

 

 

 とはいえ意外にも? ファンからは好評なようです。Twitter上でも軒並み盛り上がっていました。

 昔は阪神巨人の人気球団同士しかカードが組まれていなかった時期もあったと記憶しているので違っていたらごめんなさいそれなりに注目を浴びているのかも知れませんね。

 

 2軍とはいえドリームマッチの要素がありますし、一度行ってみたいですね。