化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

一騎打ちと思いきや3つ巴、3つ巴と思いきや・・・・・・

 今年こそ荒れないかと思われた初場所照ノ富士が時代を作り、荒れ続けた初場所をようやく平定して1つのジンクスが完結するかと思われていました。

 実際、中盤までは万全の相撲。御嶽海が並走していても、心のどこかでどうせいつもの御嶽海だろうなと。期待させておいて、負けるのだろうなと。

 

 しかし今場所の御嶽海はなかなか負けません。あれよあれよという間に12勝まで来ました。明日勝てば、昇進目安となる3場所33勝に届きます。

 貴景勝と正代は既に角番が確定。そして現状1横綱大関の寂しい番付です。役力士は東西に欠けを作れないという番付の制約上、大関以上の力士は2人必要です。もし来場所貴景勝と正代が陥落してしまうと、関脇以下の力士から強制的に誰かが大関昇進を果たすことになります。

 そんな史上初の珍事は避けたいはずですし、今日の勝利で実際には御嶽海の大関昇進は当確と言えそうです。

 

 一方の照ノ富士は流石と言うべきか、好調とは言えないながらも常に優勝戦線にいました。上位陣が複数逃げの体勢に入ると、なかなか下からの突き上げは起きにくいものですが、今場所は阿炎がいます。

 序盤勝ち進んでいても、終盤まではなかなか続かないものです。実際、前半戦に絶好調だった玉鷲や宝富士もいつしか平凡な成績に。阿炎も中盤に連敗したところで脱落したかに思われましたが、そこから再び勝ち進んできました。

 12日目、この状況で御嶽海と照ノ富士が同時に負けるとは誰が予想したでしょうか。ここに来て、結局連敗が響いて脱落かと思われていた阿炎に再び優勝の目が生まれました。それでもその勢いのある阿炎を下した御嶽海が星を伸ばし、今度こそ脱落と思われた今日、自力で照ノ富士を引きずり降ろして三度浮上。もう何が起きてもおかしくはありません。

 そんな阿炎の活躍だけでも面白いというのに、今場所はまだ終わりません。4本目の矢が存在しました。

 

 東前頭14枚目、琴ノ若。10日目までに3敗し、ここまで特に注目もされていませんでしたが、3力士の争いで盛り上がる影で、密かに星を伸ばしてきました。

 とはいっても、条件は厳しいものです。今日も流石に隆の勝相手では分が悪いと感じていましたし、ここで勝ったとしても照ノ富士は負けないだろうと思っていました。

 それがこの結果です。阿炎の頑張りは、同時に琴ノ若の希望も繋ぎました。

 千秋楽になって、いきなり注目を浴びたこの力士。まさかはあるのでしょうか。

 

 可能性としては低いでしょう。しかし、そもそもこの状況になる可能性自体低かった訳です。そして何より徳勝龍の前例があります。今場所琴ノ若が優勝したとしても、あの時ほどの驚きはありません。

 

 笑点初登場の桂宮治さんも気になりますが明日の千秋楽、見守りたいと思います。

98回箱根駅伝感想 11位~15位編

11位(往路10位・復路10位) 東海大学 予想順位11位

敢闘賞:吉田響1年 5区2位 1:10:44 チームを絶望の淵から救う救世主

来年度の風向き:

 

 あとわずか1kmのところで大逆転を許しシード落ち。東海大学としてはショックな結果でしたが、決して悲観することは無いと思います。元々今年は我慢の年でした。それでも、11時間を切れるだけのタイムを出すだけの力があることを証明しています。下級生主体のチームですし、新入生にも有望株が多いので、再浮上してくるのは時間の問題でしょう。そして何より、ニューヒーローが誕生しました。

 4区までは本当に苦しいレースでした。1区で順調な滑り出しを見せたかと思いきや、2区で13人抜かれ。山に突入した時点でシード圏内とは2分39秒の差があり、これは赤信号かといった様相でした。しかしやはり箱根は山の比重が高い、1年生の快走で一気にシード圏内へと舞い戻ってきました。怖さを知らない初の山登りが1番上手く走れるとは言われがちですが、それでも来年以降確実に計算できる山要因は確保できたことでしょう。

 復路も最後に抜かれたのはアクシデントなので、9区までにシード圏内で戦えたとプラスに考えるべきです。来年の予選会トップ最有力候補ですね。

 

 

 

12位(往路12位・復路11位) 神奈川大学 予想順位18位

敢闘賞:小林篤貴2年 9区9位 1:09:57 来年以降の核となれるか

来年度の風向き:

 

 上がれそうで、上がれず。大きなブレーキが無かった一方で、高速レースにはついていけなかった印象です。全ランナーがあとほんの少し速く走ればシード権に届きますが、これがまた難しいのです。

 一方でこの安定感は価値があります。確実に走ることで、得られる結果も多いはずです。1人でも化ければ、上位進出候補。比較的選手が揃っている2年(新3年)世代に、期待しましょう。

 

 

 

13位(往路11位・復路12位) 早稲田大学 予想順位1位

敢闘賞:石塚陽士1年 4区6位 1:02:20 1年にして悪い流れでも慌てない心の強さ

来年度の風向き:

 

 1年の頃から期待されていた世代の集大成。27分台ランナー3名を中心とした豪華布陣であわよくば優勝と目論んでいた今季。このような結果は誰も予想できなかったことでしょう。

 一体早稲田大学に何があったのか。オーダーは3本柱をいきなり1区~3区に起用した大逃げ想定の布陣でした。序盤重視とされているここ最近の駅伝ですが、意外にもこういった布陣は成功しないイメージがあります。

 猛烈な高速レースとなった1区でもついていけるはずだった井川がまず遅れ、早々に暗雲が立ちこめ始めました。2区の中谷も凡走、傷口は広がりました。結局中谷は最終学年不調続きでした。3区の太田はまずまずでしたが、本来の力を考えればもう少し良い順位で走りたかったところです。

 かくして大きなアドバンテージを取りたかった3区間を終えてシード圏内にすら入れず。準エース区間を任された1年生石塚の活躍で何とか10位まで上げましたが、結果的にこれ以降シード圏内に戻ることはできませんでした。

 主力世代が抜けるのでどうしても勝たなければならなかった大会で、この結果。お先真っ暗といった様相です。井川のリベンジだけではどうにもならないので、下からの突き上げが待たれます。油断していては、予選で足を掬われかねません。

 

 

 

14位(往路17位・復路3位) 明治大学 予想順位12位

敢闘賞:富田峻平3年 7区2位 1:03:02 次のエースを期待される活躍

来年度の風向き:

 

 毎年持ちタイムの割に結果が出ない明治大学。長い距離は苦手なのでしょうか。復路の結果を見る限り力はやはりあるようなので、良い循環さえできれば上位に進出できそうなものですが。タイム差自体はあまりないので、例えば5区が区間10位ペースであればシードは取れていました。本当に紙一重の差だった訳です。

 今年6人が起用された3年生。再びシード常連に戻れるかどうかは、来年が鍵となるでしょう。

 

 

 

15位(往路14位・復路16位) 国士舘大学 予想順位17位

敢闘賞:ランモイ・ヴィンセント 2区2位 1:06:41 もうじゃないほうとは呼ばせない

来年度の風向き:

 

 ここ数年と比較すれば、ヴィンセント以外も頑張りました。それだけに、今の4年が抜けてしまうのは残念です。安定して出場はできていますが、シード権を持っていたのは遙か昔。あともう1年ヴィンセントが残っていれば面白かったのですが。新しい留学生が来たとしても、ヴィンセント並の安定感を持った選手はそうそういません。やはり、6~7番目以降の選手の底上げが課題となりそうです。

98回箱根駅伝感想 6位~10位編

 都道府県対抗男子駅伝が中止になったショックでなかなか進まない。

 

 

 

6位(往路6位・復路8位) 中央大学 予想順位8位

金栗杯:吉居大和2年 1区1位新 1:00:40 空前絶後超え

来年度の風向き:

 

 今回盛り上げたチームと言えるでしょう。先頭が大逃げしているのに、後方集団が高速レースという史上稀に見るハイレベルな1区になりました。

 2区で大きく後退した時はここで見せ場は終わりかとも思いましたが、復路になって再浮上。強さを示しました。

 久々のシード権。取るまでは大変ですが、1度取れば良い循環が始まりがちです。そして次シーズンの新入生が1番強いのは中央大学。この世代を黄金世代として、新たな中央大学の伝統が始まるのでしょうか。

 

 

 

7位(8位・6位) 創価大学 予想順位3位

敢闘賞:フィリップ・ムルワ3年 2区2位 1:06:41 駅伝では絶対に外さない信頼感

来年度の風向き:

 

 大きく戦力ダウンかと思われた年度当初から急激に力を付け優勝戦線に浮上しました。結果は可もなく不可もなくな微妙な順位に。往路は強力布陣でしたが、昨年快走した三上が区間2桁で、繋ぎ区間も今一つ。連続で結果を残すことの難しさを痛感しました。それでも、ハーフになれば真価を発揮する傾向は健在。

 エースの嶋津、今年は凡走しましたが山を任せられる三上。この2人が抜けることでやや戦力ダウンが予想されますが、三度浮上することはできるでしょうか。今の東洋大学のような路線に乗ることができれば、今後も長くシードを取れるはずです。

 

 

 

8位(往路4位・復路13位) 國學院大学 予想順位6位

敢闘賞:平林清澄1年 9区2位 1:08:07 1年生が1区間でシードを決める

来年度の風向き:

 

 ダークホースとして期待されていた今季でしたが、波乱はなりませんでした。4区まではほぼ完璧なレース運び。激坂王で快走し期待が高まっていた5区殿地でしたが、アクシデントがあり平凡な成績に終わりました。その後も随所に力のある部分は見せましたが、7区木村がブレーキになってしまいシード争いに。

 それでも地力は間違いなくあるので、次年度も強いチームになりそうです。問題は5区の後任ですね。今大会は今一つだったとはいえ、遅れる心配のない選手が抜けるのは痛いです。そこさえ何とかなれば、といったところでしょうか。

 

 

 

9位(往路2位・復路17位) 帝京大学 予想順位7位

敢闘賞:細谷翔馬 4年 5区1位 1:10:33 往路の躍進を決定付ける2年連続の区間

来年度の風向き:

 

 天国と地獄を見ました。元々ここ最近で1番期待値が高くなっていた年でしたが、往路は期待以上。山での快走が目立ちましたが、それまでも上位で繋いできました。高速レースにも対応できたからこその往路2位だったと言えるでしょう。

 可能性は低くとももしやと思わせる差。2位ともなれば流石に総合優勝を目指しての走りが期待されましたが、復路は1桁順位が無い厳しいレースに。最終的には薄氷のシード権となりました。せっかく往路良い位置に付けたのに、最終的にはここ数年で1番悪い順位となったのは残念です。橋本(8区16位)は本調子ではなかったですね。本来であれば、8区に回される選手でもありませんから。

 強い4年生がごっそり抜けて、新年度は厳しい戦いが予想されます。高速の1区でも遅れなかった小野をどう活かすか、そして山のスペシャリスト細谷の後継者を誰にするか、がポイントとなりそうです。

 

 

 

10位(往路13位・復路7位) 法政大学 予想順位20位

敢闘賞:武田和馬1年 6区2位 58:40 反撃ムードを作る

来年度の風向き:

 

 今回最も驚いたチームです。どの選手も持ちタイム以上の力を発揮しました。往路はどの区間も大きく順位を落としてしまう危険性のある魔境ですが、4区まで全て区間中位で繋ぎました。中位といっても、かなり速いタイムの中位です。前回区間賞の鎌田ですらスローペースの恩恵を受けた結果と見られていましたし、どこかの区間で好走したとしても他の区間で落としてしまうかと思いましたが、落ちませんでした。

 5区でシード争いからは弾き出されたかのように思われましたが、諦めません。9区まで圏内に入れなくても、諦めませんでした。それがラストの逆転劇の布石となりました。

 最後の交差点でコースを間違えましたが、あの交差点は寺田事件の翌年には大量の三角コーンと走路員が配置されていたと記憶しています。それがいつの間にかなくなり、喉元を過ぎれば熱さを忘れるとでも言いたくなりますね。直線上の見える位置にゴールがあるので間違える要素は無いように思えてしまいますが、中継車が曲がるとついつられてしまうのでしょうね。

 

そっちではない!

「そっちではない!」法大、ゴール前のハプニングに中継思わず…「寺田交差点」ワードも急上昇【箱根駅伝】(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース

98回箱根駅伝感想 1位~5位編

1位(往路1位・復路1位) 青山学院大学 予想順位4位

金栗杯:中村唯翔3年 9区1位 1:07:15新 圧倒的なタイムで勝負を決める

来年度の風向き

 

 事前の故障情報に騙されて順位予想は外しましたが、主力全員が出場できるという条件下であれば、このタイムも驚きではありません。唯一不安だった、好不調の波が激しい5区若林が良い方向へ転んだので、言うことなしでしょう。

 それでも8区まではまだ常識的な?独走劇でした。最後の2区間で生まれた新記録だったと言えるでしょう。10区の中倉は例年であれば金栗杯でもおかしくありませんでしたが、それぞれ14年ぶり、15年ぶりの記録を破った2人と比べると地味だったのでしょうかね。

 大記録を作った中村&中倉に加え、今年のこの結果でも万全ではなかった岸本&佐藤が100%の状態で加われば、向かうところ敵無しと言えそうです。ここ最近の反則級のスカウトで入部した選手が揃って順調に伸びています。

 新1年生はここ数年と比べると大人しいですが、相変わらず層の厚いメンバーなので、誰かは必ず出てくるでしょう。

 

 

 

2位(往路5位・復路5位) 順天堂大学 予想順位5位

敢闘賞:伊豫田達弥3年 3区3位 1:01:19 悪い流れをすぐに止めたことが後の追撃につながる

来年度の風向き:

 

 毎年期待されながら、上位まで届きそうで届かなかった順天堂大学ですが、ついに本領を発揮し始めました。それにしても、往路・復路とも5位で総合2位になる辺り、今回安定して走れたチームが少なかったことを感じさせます。

 2区の三浦は前回の1区10位に続いて2区11位と微妙な結果に。これは凡走というよりも、そもそも三浦は3000SCの選手なのでハーフの距離は本職でないためでしょう。それでも充分なタイムで走ってしまうあたりが凄いですが、適性を考えると下り基調の3区あたりで繋いでいく選手です。それでもエース区間に起用されたのは、長い距離でも使えるようになれば死角が無いという目論見でしょうか。他の選手も充分強いので、三浦をもう少し楽な区間に置けるようになれば、かなり面白くなりそうです。

 優勝のためには7年連続で区間2桁に終わっている1区の出遅れをどうにかしたいところですね。決して力の劣る選手を置いている訳でもないのに遅れてしまうのは不思議です。

 

 

 

3位(往路3位・復路9位) 駒澤大学 予想順位2位

敢闘賞:田澤廉3年 2区1位 1:06:13 有力選手が期待通りに走ることは意外と難しい

来年度の風向き:

 

 結果は不安が的中する形に。万全といったコンディションではなかったので不完全燃焼の大会でした。

 1区から良い流れを作り、2区田澤が快走。2区に多くの留学生が登録される中、10000mタイムのトップが田澤。日本人留学生とでも言うべき怪物が実力通りに走りました。今後何処まで伸びるのか楽しみです。ここまでは完璧な流れでした。

 ところが3区で区間16位。2位と1分以上の差を付けていたところをひっくり返され、そのまま5位にまで落ちてしまいました。快走区間の後、詰められたとしてもそれなりの走りであれば勢いを持続できますが、区間2桁後半となるとそこで勢いが止まってしまいます。そこからはゴールまで大きな見所を作ることができませんでした。鈴木芽吹は残念でしたが、仮に実力通りに走っていたとしても青山学院の背中は遠かったと思います。

 どうにも駒澤大学箱根駅伝で上手く走れない傾向にありますね。新年度は洛南高校の佐藤というゴールデンルーキーが入部してくるので、後は調整力を上げたいところです。

 

 

 

4位(往路9位・復路2位) 東洋大学 予想順位10位

敢闘賞:松山和希2年 2区5位 1:07:02 気が付けば日本人2位

敢闘賞:清野太雅3年 10区2位 1:08:50 こちらもサイレントで速い東洋を体現

来年度の風向き:

 

 今回のサプライズ枠。タイム的にはシード権すら危うく、目立った伸びもなし。有力な新入生も居ない。賭けの木本は奮わず、頼みの宮下も凡走。それなのにこの底力は一体どこから来るのでしょうか。

 青山学院のランナーが区間新ペースで走ると騒がれる中で、実はその時上位に必ず東洋大学の文字がありました。ほとんど触れられませんでしたが、実は速かった東洋大学。不調だったとはいえヴィンセントと同タイムの松山、前区間記録に10秒差まで迫った清野。少しずつ詰めて、最後の最後で順位も浮上させました。

 気が付けば継続中の連続シードはトップに。かつての名門校が持っていた連続シード記録のような伝統になりつつあります。ここまで来れば本物、来年も安心して見ることができることでしょう。

 

 

 

5位(往路7位・復路4位) 東京国際大学 予想順位9位

敢闘賞:丹所健3年 3区1位 1:00:55 すっかりエースが板につく

来年度の風向き:

 

 躍進のシーズンとなりました。ヴィンセント・丹所に2枚看板以外に派手さはありませんが、確実な走りで危うげなくシード獲得。これまで不安要素だった長い距離への耐性もできてきたようです。

 今回区間順位が良くなかったのはいずれも山の5区と6区。順位が変動しやすいこの2区間を落としてなおこの順位。言い換えれば、山に目処が立てば大爆発の予感がします。

 ヴィンセントと丹所が共に最終学年となる来年は勝負の年。次の優勝候補に急浮上してきました。

大穴狙い幕内最高優勝予想 令和4年初場所編 初場所の大荒れは今年こそ止まるか

 6年連続で初優勝者が出ている初場所。長く続いた戦国時代が終わり、照ノ富士が平定しようとしている今、照ノ富士の優勝でこのジンクスは止まるかも知れません。ジンクスは所詮過去の結果、いつだって止まる時はあっさりですが、今年こそ止まるだろうと言われて続いてきた結果なのも事実。照ノ富士の優勝で今年止まる可能性が高いと見ていますが、もし照ノ富士以外が優勝するのなら、貴景勝・正代・御嶽海といったお馴染みの面々よりも、ダークホースが攫っていくような予感もします。

 もう何度目かも分からない(という言葉も以前に書いた気がしますね)御嶽海の大関チャレンジが始まり、隆の勝も先場所2桁白星。上位陣が寂しい人数な今、新たな強豪力士の出現も待たれます。

 

 

 

大穴狙い幕内最高優勝予想:琴ノ若

 そろそろ故障も癒えたと考えて、半年前に12勝している訳ですし、まだ若いので成長も見込めます。

 

 

 

その他B級注目ポイント

空海 西前頭10枚目

 こんな情報を見つけてしまったという話。果たして茨城県の期待に応えることはできるでしょうか。

ぱんかぱんかさんはTwitterを使っています 「高安が 強制休場と なってしまったので、 「いば6」の 大相撲コーナーは、 天空海の取組が、メインと なります。 1つでも多く、白星を あげて 茨城に、元気を届けて 欲しいですね😊 #大相撲 #天空海 #茨城県 https://t.co/fwuA4MwPvI」 / Twitter

 

碧山 東前頭16枚目

魁聖 西前頭17枚目

 長きにわたって幕内に在籍してきた2人の巨漢力士が大ピンチ。共にすっかりベテランの域ですが、地位を守ることはできるでしょうか。

 

北の若 西十両12枚目

琴裕勝 東十両13枚目

千代嵐 西十両13枚目

 鳴り物入り角界入りしたエリート北の若に、10年越しのスカウトで入門した元レスリング選手琴裕勝、そして史上最長ブランクでの復帰を果たした千代嵐。今場所から十両へやって来た力士は話題の力士ばかりです。紫雷?彼はそういう星の下に生まれてきたのでしょう。

 

旭秀鵬 東幕下筆頭

旭大星 西幕下5枚目

 同部屋で共に十両の番人だった2力士がついに陥落。同じく旭の名を冠した旭日松は二度と戻って来ることができませんでした。十両の番人が幕下に落ちると帰って来られない例がかなり多いです。時間を掛ければ掛けるほど状況は厳しくなっていくので、1場所で戻れるか否かが勝負になることでしょう。

 

海龍 東幕下4枚目

 ここ最近トレンドの十両に上がれそうで上がれなかった苦労人枠です。実は10年前に注目していたのがこの海龍と天空海でした。幕下5枚目以内に入った今場所、これが最後のチャンスかも知れません。何としてもものにして欲しいです。

 

 

 

P.S.子供たちが白星=勝利、黒星=敗北という概念を知らなくて、とても驚きました。

98回箱根駅伝感想 総括編

 青山学院大学の圧勝で終わった今回の箱根駅伝。本命視されていたチームの独走ぶりを見れば波乱なしの大会だったようにも思えますが、実際にはかなり荒れた大会でした。むしろ唯一荒れなかったから青山学院大学が優勝したとも言えそうです。

 全区間で1桁順位で走ったのは青山学院大学のみ。他のチームは全て、なんと3区間以上2桁順位の区間がありました。吉居選手や田澤選手が流石の走りをした一方で、全体的には有力選手の凡走も多かったように思えます。

 

 順位予想は完全に事前情報に騙された形でした。青山学院は岸本・佐藤の2枚看板がどちらもチーム練習に姿がなく、往路に起用されなかった&繋ぎ区間に当日エントリーされるとは考えにくいことから、欠場が噂されていましたが、当然のように出てきましたね。しかも本調子でした。シンプルに予想すれば駒澤と比較しても断トツの優勝候補だったのに。次はもう直前の情報は信じないことにします。

 

 チームの格差が広がったようにも思えますが、実際には青山学院との差ができただけで、全体的には混戦になりました。2位の順天堂大学との差で見ると

 

2 順天堂大学

3 駒澤大学   :24

4 東洋大学   :26

5 東京国際大学 :41

6 中央大学  1:11

7 創価大学  1:57

8 國學院大学 2:37

9 帝京大学  3:33

10 法政大学  4:13

11 東海大学  5:05

12 神奈川大学 5:27

13 早稲田大学 5:30

14 明治大学  5:55

 

 ここまでの大混戦でした。もし順天堂大学が優勝チームだったら、数十年に1度の大盛り上がりだったでしょうね。

 

 さて、気が早いですが次年度へ向けての勢力はどうなるでしょうか。青山学院はここまで数年の谷間世代を乗り越えることができたので、まだしばらく黄金時代は続きそうです。今回元々優勝候補に挙げられていた順天堂大学駒澤大学も主力は下級生。一方で出雲では東京国際大学に勝てるビジョンが思い浮かびません。来年度は、今年度と似たような構図が続きそうな予感がします。

 これから強くなりそうなチームはどこでしょうか。新1年生のスカウトでは、久々にシード権内へ帰ってきた中央大学の圧勝です。今回を皮切りに、また連続シード記録が始まりそうな予感がします。

 東海大学早稲田大学が流れて激戦必至の予選会は、立教大学慶應義塾大学の古豪2チームが次の注目株になりそうな予感です。一方で厳しい立場に追い込まれている日本大学は復活することができるでうか。大東文化大学上武大学も、遠ざかりつつあります。それでも一定のラインで踏みとどまっていれば専修大学のように帰って来られる可能性もあるので、来年が正念場です。

 

 

 

予想順位との差

 シード校は10チーム中、9チーム正解でした。どうして優勝予想した早稲田大学と最下位予想の法政大学だけ外れたのだろう。

 

1位 青山学院大学 +3

2位 順天堂大学  +3

3位 駒澤大学   -1

4位 東洋大学   +6

5位 東京国際大学 +4

6位 中央大学   +2

7位 創価大学   -4

8位 國學院大学  -2

9位 帝京大学   -2

10位 法政大学   +10

11位 東海大学    

12位 神奈川大学  +6

13位 早稲田大学  -12

OP  関東学生連合 +2

14位 明治大学   -2

15位 国士舘大学  +2

16位 中央学院大学 -1

17位 日本体育大学 -3

18位 山梨学院大学 -5

19位 駿河台大学   

20位 専修大学   -4

 

 

 次からは、各チームについて振り返っていきます。

98回箱根駅伝予想!!!

 待ちに待ったこの時がやってきました。いつも始まるまでが一番どきどきします。

 前回大会は波乱の大会でしたが、今回はどうなるでしょうか。出雲や全日本ではエースと呼ばれる選手達が順調な仕上がりを見せていましたが、なぜか箱根になると順当にいかないことが多いのが不思議ですね。

 下馬評では駒澤と青山学院が強いと言われているようですが、あまり万全では無さそうな情報があります。かといって対抗馬にもそれぞれ不安があり、今年も荒れそうな空気が流れつつあるようです。

 箱根駅伝の距離を考えればハーフ記録が1番参考になりますが、全員が出ている訳ではないだけに、やはり走ってみなければ分からない面が大きいです。そう考えれば、前回大会から残っているメンバーが1番信頼できそうです。

 

 

 

本命(優勝候補筆頭) 早稲田大学 前回6位

 前評判的にはやや違和感のある予想なのでかなり迷いましたが、有力校が軒並み不安要素を抱えている中、1番安定しているチームなのではないでしょうか。ずっと山さえ何とかなればと言われ続けているチームなので、元々順位以上の力はあります。今回は1年生の伊藤が登るそうですが、かなりの適性があるそうです。もしもここが上手くはまれば、他の区間は充分優勝候補と言えるだけの力があるので、そのまま逃げ切りそうです。

 

対抗(優勝候補2番手) 駒澤大学 前回1位

 圧倒的な戦力を誇る駒澤大学。本来は独走してもおかしくありませんが、どうにも箱根とはあまり相性が良くありません。毎年のように優勝候補と言われながら、横から優勝をさらわれてきました。前回大会で念願の優勝を果たしましたが、これは最終区で創価大学区間最下位のブレーキを起こしたために転がり込んできた優勝で、9区までは絶対勝てそうな場面なのに勝てない駒澤でした。距離適正の問題なのか、思ったほどタイムが伸びない選手が多い印象です。今回は山の不安が大きいという点も、本命予想しづらかった理由です。田澤はヴィンセントに勝った事もある実力者ですが、2区ではそこまで差を付けられないと思います。それでも、総合力は断トツです。実力を出し切ることができれば、優勝どころか圧勝も見えてくるでしょう。

 

単穴(ダークホース期待) 創価大学 前回2位

 前回は盛り上げましたが全日本大学駅伝予選会での大惨敗があり、今季の評判は必ずしも高いものではありませんでした。全日本の結果が無いだけに評価が難しいですが、ここ半年で猛烈な巻き返しを見せています。特に往路は万全で、強い留学生、日本人エース、山要因と主要区間をしっかりと抑えられています。往路優勝を取ることができれば、先頭効果で実力以上の力が出ます。相変わらず長い距離ほどタイムが良くなっているので、今年もかき回しそうです。

 

連下(上位安定) 青山学院大学 前回4位

 元々は本命に挙げる予定でした。しっかりと本番に合わせてくる力はナンバー1。駒澤大学に対してもこの部分でアドバンテージを取ることができると考えていました。ところが本番直前に暗雲が立ちこめているようです。主力に故障が出ているらしく、ベストメンバーを組むことができませんでした。それでも普段の青山学院ではそれを補うことができますが、箱根になると今年も山への不安が付きまといます。前回復路優勝、出雲で2位、全日本でも2位と大崩れしない安定感はありますが、勝ち切れていない分本当に強い時と比べると脆い印象もあります。優勝するとすれば、復路での逆転。あまり往路で差が付きすぎると去年のように追いつけない可能性が大きいので、遅れすぎない事がポイントになりそうです。自己新を直近に記録している選手が多いのも好印象。これまで無名だった選手が快走すれば、遅れを取り戻すことはできるはずです。

 

連下(上位安定) 順天堂大学 前回7位

 持ちタイムでは駒澤に次ぐものを持っています。前評判も高いです。それでも優勝候補にしなかったのは、どの駅伝でも毎回どこかでブレーキが出てしまうためです。好走とは言わないでも無難に走れば優勝も見えてくるはずですが、なぜか大きく後退しています区間がある印象です。また、エースの三浦はあまり積極的に行くタイプでもないので(並走して最後に少し抜け出すのが得意)、大逃げやごぼう抜きは難しいように思えます。それを踏まえて、優勝にはまだ届かないと予想しました。

 

連下(上位安定) 國學院大学 前回9位

 ここ数年で強豪校と言えるだけの力を付けつつあります。全日本でも4位に入りました。山も無難には走るでしょう。ただ、優勝を狙うには7~8番手以降がやや弱い印象です。箱根駅伝では区間による距離の差が少ないので、繋ぎ区間も軽視できません。それでも、確実に上位には入ってきそうです。

 

大穴(期待値は低いが爆発力あり) 日本体育大学 前回14位

 今年度が始まった頃から今の世代は危ないと言われ、苦しみ続けました。通過自体が危ぶまれた箱根予選会では予想を覆し3位に入りましたが、全日本では15位と散々な結果に。ただ、この結果だけが全てではありません。全日本はベストメンバーというよりもお試しメンバーだったので、本来の実力はやはり箱根予選会3位のほうと見るべきです。また、この1年で他のどの大学よりも伸びたのが日本体育大学です。毎年直前に伸びたチームはタイム以上の順位になることが多いので、その枠に入れるでしょうか。キーになりそうなのは4区です。ここで上手く走れば下馬評を覆して上位進出もありますが、ここで遅れてしまうと一気に厳しくなります。ここを乗り越えてまさかの躍進を期待しましょう。

 

その他有力校

東洋大学 前回3位

 ダメだと言われた年でもなんだかんだで上位に入るチームです。これまでも度々ピンチを乗り越えて来られたのは、長い距離への適性があったからです。ですが、今シーズンは本当の本当にピンチです。シードを落とした全日本と比べると調子は上向いているそうですが、あまり伸びた選手も居ない様子で、どうしても戦力的には見劣りしてしまいます。1番信頼できる宮下が今年も5区なので、ここに賭けることになりそうです。

 

東京国際大学 前回10位

 今シーズンは大いに盛り上げました。出雲では期待通りの優勝、厳しいと思われた全日本でも途中まではトップを走りました。ヴィンセント頼みのチームからは脱却しつつあります。ただ、日本人選手も強くなってきているとはいっても、チーム順位としてトップを走っていただけで区間順位を見ると丹所以外はそこまで良くありません。また、基本的に短い距離のほうが得意なチームなので、箱根ではそれなり程度の順位かなと思います。

 

20連単 当たったら凄い

1位 早稲田大学

2位 駒澤大学

3位 創価大学

4位 青山学院大学

5位 順天堂大学

6位 國學院大学

7位 帝京大学

8位 中央大学

9位 東京国際大学

10位 東洋大学

11位 東海大学

12位 明治大学

13位 山梨学院大学

14位 日本体育大学

15位 中央学院大学

OP  関東学生連合

16位 専修大学

17位 国士舘大学

18位 神奈川大学

19位 駿河台大学

20位 法政大学