95回箱根駅伝の出場チームが決定しました。
本戦出場は去年より2枠増えましたが、去年の出場校は1つも零れる事なく連続出場を決めています。駒澤大学、順天堂大学、神奈川大学といったシードを狙う強豪校も予選会上位で出場を決めており、比較的波乱の少ない予選会だったと言えるでしょう。そして、常連校と言って差し支えない日本大学と明治大学が本戦に復帰します。
先の記事で「そろそろ本戦出場の可能性あり」と書いた麗澤大学が次点にまで入って来ました。来年はいよいよ本気で箱根駅伝出場を狙う年となりそうです。
その前に、今回の関東学生連合(関東学連選抜のほうが分かりやすかったのにどうして名前変わったんだろう?)の監督は麗澤大学の監督が務める事になります。
選手達に先んじて顔見せといったところでしょうか。
今年の掲示板争いはこのようになりました。
12位 麗澤大学 10:48:41 1:50
13位 亜細亜大学 10:48:54 2:03
14位 専修大学 10:49:23 2:32
15位 創価大学 10:50:39 3:48
16位 東京農業大学 10:53:49 6:58
麗澤大学に注目が集まっていますが、亜細亜大学の善戦も光ります。
82回大会の優勝校も本戦から姿を消して久しくなりました。再び箱根路に姿を見せる日も近いのでしょうか。
さて、麗澤大学を1分50秒上回り滑り込みで出場を決めた上武大学。これで初出場から11年連続での出場となりました。
本戦の常連校を見ても、ここまで初出場からの連続記録が続いた大学は多くないです。1~2度の出場で終わってしまった大学も多いので、上武大学はそろそろ箱根駅伝常連校の仲間入りと言って良いのかも知れません。
ところが、上武大学はこれまで一度もシードを取った事がありません。どんなに持ちタイムが悪く前評判が低くとも予選会は必ず突破し、ある年にはトップ通過なんて事もありました。
しかし、ここまでの結果は最高でも14位。往路、復路片方でも1桁順位に入ったのは93回大会の往路8位のみ。シード圏には惜しいと思わせる事もありませんでした。
こちらもまた、希有な記録と言えるでしょう。
つまるところ、現状の上武大学は予選会番長とでも言うべき微妙な立ち位置に置かれています。これが1度でもシード圏を獲得できれば、堂々と箱根駅伝の中堅校を名乗る事ができるのですが。
上武大学がシード圏を取って”A級”のチームになるか、予選落ちして”C級”のチームに成り下がるか。果たしてどちらが先になるでしょうか。