化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

95回箱根駅伝順位予想前編

 いよいよ年に一度のお祭りが近付いてきました。

 どうしても判官贔屓で青山学院以外の大学を応援したくなるところですが、今年はどのチームが最初に帰って来ることになるのでしょうか。

 

順位を決定する上で重要な要素はおおよそ次の4つになります。要素四天王です。

・ハーフ平均タイム

・山に対応できる選手がいるか

・過去に実績のある選手がどれだけ残っているか

・選手に故障などは発生していないか

 

エントリー選手のハーフ平均タイムを見ていきます。

1位 東海大学   1:02:46

2位 駒澤大学   1:02:47

3位 帝京大学   1:03:18

4位 青山学院大学 1:03:22

5位 順天堂大学  1:03:33

6位 拓殖大学   1:03:34

6位 東洋大学   1:03:34

8位 國學院大学  1:03:38

9位 早稲田大学  1:03:39

10位 明治大学   1:03:40

11位 城西大学   1:03:48

12位 山梨学院大学 1:03:51

13位 神奈川大学  1:03:52

13位 中央大学   1:03:52

15位 日本体育大学 1:03:53

16位 大東文化大学 1:03:57

17位 関東学生連合 1:04:00

18位 東京国際大学 1:04:06

19位 中央学院大学 1:04:15

20位 上武大学   1:04:23

21位 法政大学   1:04:26

22位 国士舘大学  1:04:28

23位 日本大学   1:05:23

 

 やはり東海大学はタイム上は群を抜いている印象です。ただ、昔から東海大学はどうにもタイム通りに走れない事が多いんですよね。距離への対応ばかりが言われて久しいですが、一番の敵は調整力だと思います。補欠にいる主力が本当に当日変更で入る事ができるのか。それこそが優勝への鍵となるでしょう。

 ここ数年と比較すると、青山学院はそれほどのタイムではないようですね。10000メートル平均はトップなので出雲駅伝・全日本駅伝では優勝できましたが、箱根ではどうなるでしょうか。森田選手の欠場は、青山学院の選手層の厚さを考えればさほど問題ではないのではないでしょうか。山登りの竹石選手は期待値ばかりが青天井になっていますが、ここでタイムを稼げるかどうかで結果は大きく変わってきそうです。

 東洋大学は前回ほとんど1年2年だけで2位を取った事で今年も期待されています。青山学院大学の初優勝以降、早稲田大学東海大学神奈川大学と数々の大学が優勝を期待されては散っていきましたが、そんな中で常に青山学院大学の背後にいたのは東洋大学でした。今年も調子という面では今一つですし、不祥事の影響も多少はあった事でしょう。それでも東洋大学には抜群の調整力があります。選手層でも青山学院大学に引けを取りません。前回大会こそ区間9位に終わりましたが、元々山にはかなりの自信を持っていた選手が登ります。思い起こせば東洋大学初優勝の年も不祥事が起こった直後でした。災い転じて福となす、これが東洋大学のキーワードでしょう。

 駒澤大学はさすがの実力といったところでしょう。平成の間常に大学駅伝界を圧倒しながらも箱根駅伝では2位3位に嵌まってしまい、気が付けば丸10年優勝がありません。とにかくエースが強い事は分かっています。ここ最近の優勝校を見れば繋ぎ区間での快走が不可欠なので、駒澤大学の復活は8番手~10番手クラスの選手達にかかっています。

 帝京大学はタイムで見ると今年の台風の目枠になりそうです。

 なんで台風の目って呼ぶんだろうね?

 過去の優勝校を見ると、意外にも対抗馬と見られていた大学よりはこうしたダークホースのほうが優勝しがちなようです。東洋大学青山学院大学も初優勝の年はダークホース扱いでした。帝京大学にも充分チャンスはあるでしょう。

 逆にここ最近ダークホース扱いされていた中央学院はやや厳しいでしょうか。ハーフ平均では19位に沈み、ロードでもあまり結果を出せていません。調子が悪いといえば早稲田大学もです。有力な選手が新たに加入し一気の浮上も期待されたのですが、出雲で10位、全日本で15位とさんざんな結果に。こうした大学の巻き返しにも期待しましょう。

 個人的に強いと考えているのは順天堂大学です。前回大会では大逃げを狙った栃木・塩尻Wエースが凡走してしまいながらも11位で済みましたし、選手層の厚さは実証済みです。塩尻選手は本来持っているポテンシャルは相当なものですし、5区の山田選手も計算ができます。あわよくば上位進出も狙えるのではないでしょうか。

 5区といえば法政大学も山に強いです。他で遅れても山でジャンプアップをするのが法政大学の伝統となりつつあります。しかし今年はさすがに平地の成績が悪すぎるでしょうか。1区間でも好走できればシード入りも有力になるのですが。

 タイム上ほぼ団子といった様相なので、今年は例年以上に山での結果が総合順位に直結しそうです。

 

続きます。