夏の甲子園大会も出場全校が登場しました。
ここからは上位校が固まってきます。やはりどこが優勝するのかは気になるところですよね。
個人的には、地理的に甲子園に一番近い明石商業に期待しています。
ところで、毎大会ごとに各スポーツ紙がその年の下馬評を紹介しています。どちらかといえばネームバリューに左右される傾向があるのであまり参考にならなかったりもするのですが、それがまた予想を面白くさせてくれます。
さて、上位予想される高校があれば、まずは1勝が目標と予想されている高校もあります。
しかし、時として大物食いの旋風が巻き起こるのが高校野球です。
昔のがばい旋風や沖縄旋風、去年の金足農業もそうでした。これもまた甲子園の華ですね。
という訳で、あまり事前の評価が高くなった高校の戦いぶりを追っていきたいと思います。
初戦 vs中京大中京BBBB 3-4
惜しくも初戦突破を逃しました。この試合に限らず、高校野球は9回に点が入る事がとても多いです。それがドラマ性を作っているのでしょうか。
相手は名門といっていい高校なので、これは大健闘ではないでしょうか。北照も甲子園での成績はなかなかのものなので、もしかしたらシンプルに地力がもうちょっと上だったのかも知れませんね。
飯山 長野 CCCC
初戦 vs仙台育英ABBB 1-20
厳しい初出場になりました。仙台育英も最後まで手を緩めませんでしたね。最終回8点差逆転なんてのもありましたから。何点差が付いても安心できない、という事でしょう。
しかし先制したのは飯山でもしやとも思わされました。その回はヒット1本で1点をもぎ取っています。本当に全力で勝ち取った1点でした。
秋田中央 秋田 BCCC
初戦 vs立命館宇治BBBB 0-1
息詰まった投手戦になりました。点は取れませんでしたが、満塁のチャンスはありました。唯一の失点もエラーからのものです。本当に紙一重で、歯車があと一つ掛け違っていれば、結果は逆になっていたでしょう。
米子東 鳥取 BCCC
初戦 vs智辯和歌山AABB 1-8
33年ぶりの勝利はなりませんでした。予選の少ない鳥取県ならどの高校にも夢があるように思いがちですが、それでも同じ高校が出る事が多いという現実があります。和歌山も人口的には変わらないはずなのですが、智辯和歌山は本当に強いですね。
宇部鴻城 山口 BCCC
初戦 宇和島東BBCC 7-3
ほぼ同格相手に貫禄勝ちで見事駒を進めました。先制・中押し・ダメ押しとお手本のような試合展開でしたね。かつて星野仙一監督もこれができるチームが強いチームだと言っていました。次の相手は優勝候補の明石商業、真価が試されます。
ところで対戦相手の宇和島東に変わった名前の選手が多いなと思ったのは、自分だけでしょうか。
佐賀北 佐賀 BCCC
初戦 vs神村学園BBBB 2-7
言わずと知れたがばい旋風の主人公です。しかもあの時のエースが現監督という驚きの情報もあります。ここにもまた一つのドラマがありましたね。旋風の再現はなりませんでしたが、強烈なインパクトを残したのではないでしょうか。
当方、その年に亡くなった祖母が佐賀県出身であり、あの年に大いに盛り上がっていた記憶があります。今年も、家族みんなで応援させてもらいました。
藤蔭 大分 BCCC
初戦 vs明徳義塾ABBB 4-6
あの明徳義塾を相手に粘りに粘りました。最終回にもチャンスを作り、本当にどっちに転ぶか分かりませんでしたね。強豪相手にこの結果ですから、他の高校が相手ならもしかすれば勝てていたかも知れません。そういったたらればを想起させられるのも、1度負ければ終わりの甲子園特有の情緒と言えそうです。
こうして見れば、想像以上に格上に勝つのは難しいようです。惜しい試合はあるのですが、その試合に勝てるのが強い高校なんですね。やはりジャイアントキルはたまにしか起きないからこそ盛り上がるのでしょう。
今現在勝ち残っている高校で最も前評判が低かった宇部鴻城にはぜひ頑張ってほしいですね。応援してます。