いよいよ秋場所が始まりますが、今場所も故障者が多いようですね。
何とか減ってくれると嬉しいものですが、なかなかそうもいかないようです。
嘉風に引退報道が流れ、蒼国来も来春に部屋を継承するとの情報。大好きだった2力士が一気に去ることになり、とても寂しい気持ちになります。
優勝争いという意味では、大穴ではありませんが豪栄道には注目ですね。ここ3年、どういう訳だか秋場所の豪栄道は本当に強いです。
豪栄道と碧山2人で東西の稽古場横綱と勝手に呼んでいるのですが、この稽古場横綱というものは地力はあるという証拠でもありますから。一度勢いに乗せれば大爆発できる可能性を秘めています。
大関まで上がったのだから、本場所でも充分結果は残しているのですけどね。
力士をキャラクター付けすると相撲はより楽しいですが、この豪栄道という力士はなかなかつかみ所が無いです。鳴り物入りで入ったので叩き上げとは全く違いますが、絶対的な王者とも言えません。ならば枯れたヒマワリこれ元ネタ知ってる人いるのかな?なのかと言えばそうでもなく、大関としてそれなりの結果は残しています。
エリート街道を歩み、高いレベルでのスランプに苦しんでいる。他のスポーツに例えるとすれば、野球の小川泰弘、あるいは陸上の今井正人でしょうか。
今場所は角番ですし、どのような結果になるのか注目です。では、本題に行きましょう。
大穴狙い幕内最高優勝予想 明生
これまた地味な印象のあるお相撲さんです。それなりに出世は早かったですが、スピード出世と呼ばれるほどでもありませんでした。
ですが、地道にちょっとずつ強くなってきた力士のほうが後々大成するとも言われています。それに、なんだから歴代横綱大関の過去の出世スピードとなんだか似ているんですよね。
これからは実力で人気を掴む力士になるのではと期待させられます。
ここ最近の成績を見ると、先場所は家賃が高く大負けしましたが、それまでは再入幕から連続勝ち越しで上がってきていました。新入幕の場所を考えれば、これは驚くべき成長速度です。
先場所も大負けしましたが、内容的にはもうちょっと星が上がっていてもおかしくないものでした。既にエレベーター力士くらいの実力は持っているように思えます。という事は、番付下位の今場所ならば大勝ちも狙えるとの寸法です。
明生のwikipediaには以下のような記述があります。
四つ相撲の取り手だがツラ相撲の傾向があり、2019年1月場所などは初日から2連敗、3日目から6連勝、9日目から5連敗、14日目から残りを2連勝と、白星か黒星が必ず連続していた。
これはなかなか面白い傾向です。ツラ相撲の力士は「もしこの調子の良い時期が15日間継続されれば・・・・・・」とロマンを感じさせるものです。それが結局続かないのもご愛敬ですが、四つ相撲ならばこれから安定していく可能性もあると言えるのではないでしょうか。
少しずつ力を貯めてきた明生、才能開花が今場所でも全くおかしくはないでしょう。
その他のB級注目ポイント
剣翔 東前頭14枚目
東龍 西前頭15枚目
十両にどっぷり髷まで浸かっていた2力士が運命の悪戯か同時に入幕してきました。先場所十両優勝した剣翔は桃太郎という名前も相まって話題になっていますが、東龍のほうについては全く語られていないように思えます。今関取で一番地味な力士かも知れません。
この2人が本当に覚醒したのか、はたまた十両に逆戻りか。これは見物でしょう。
舛東欧 西幕下8枚目
この人は当ブログでよく取り上げてきたような地味力士ではありません。むしろ幕下以下の中では上位の人気がある力士です。理由はイケメンだからです!
しかしそれはあくまで人気面の話です。力士としては関取に届くような感じではなく、どちらかといえば色物の部類でした。
それがどうした事か2場所連続の6勝1敗。初めて昇進圏内である幕下15枚目以内へと入って来ました。実力以外で注目されていた力士が実力で注目されるようになる。この瞬間がたまらなく愛おしいのです。