化けない狐のB級応援!

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令和元年秋場所感想&令和元年九州場所番付予想

 秋場所もあっという間に終わってしまいましたね。

 今場所はなかなかリアルタイムで見られる機会が少なく、残念でした。

 贔屓にしていた嘉風と大喜鵬が引退してしまい、どちらも相撲とは関係のない理由での引退でしたが、誰かが去ることで、歴史は巡っていきます。また2人に代わる面白い力士が出てくる事を期待しましょう。

 

 優勝決定戦の御嶽海vs貴景勝はこの場所を決する一番なだけでなく、今後の相撲界の主役を決める戦いとすら感じられましたね。戦国時代まっただ中の相撲界。なかなか先が見通せずにいましたが、三役陣は揃って勝ち越し。

 今回上位で活躍した御嶽海・貴景勝・阿炎・遠藤・北勝富士・朝乃山。この辺りは一歩抜け出してきたと言えるのではないでしょうか。

 下位に目を転じると、豊昇龍に琴勝峰と入門時から次の黄金世代を形成するのではと期待されていた一団がいよいよ関取を掴み始めています。

 長く続いた白鵬時代の次に時代を冠するのはどの力士になるでしょうか。

 

 さて、場所前に大穴幕内最高優勝予想をしていたのは、明生でした。途中まではもしやと夢を見させてくれましたね。最後は連敗でまたツラ相撲が出てしまったかなと思いましたが、千秋楽には実力者を破り2桁に乗せてきました。もう下位では問題無く大勝ちできるだけの力が付いているようです。

 

 そういえば、豪栄道は今年も秋場所で2桁勝利でした。不思議な相性というものもあるんですね。今一つ扱いはされていても、安定感ではやはり大関は違うとの印象があります。それなのに、穴だからけのこの時代に2度目の優勝を飾れないのは、不思議とすら思えます。

 

 その他の注目力士として挙げていた剣翔は今場所も大活躍でしたね。一時の勢いでなく、本当に覚醒していたようです。素人目には一体何が変わったのか分かりませんが、きっとコツを掴んだのでしょう。

 東龍は惜しいところもありましたが、あと一歩幕内を勝ち越しには及びませんでした。以前に紹介した大翔丸よりも地味じゃないかと思っているこの人、むしろこれから注目していきたいですね。

 

 舛東欧も3勝4敗とあと1つ足りませんでした。とはいえ、この地位で3勝できるのですから、そろそろ関取候補と呼んでも良いでしょう。

 遅咲きの星として期待したいですね。

 

 今年も残すところ1場所。現在の年間最多勝はまさかの阿炎ですが、このまま決まってしまうのでしょうか。今から待ち遠しいですね。

 

予想番付

   鶴竜 横綱 白鵬

 豪栄道 大関 高安

 貴景勝 大関

 御嶽海 関脇 栃ノ心

  阿炎 小結 遠藤

北勝富士 前1 朝乃山

 大栄翔 前2 隠岐の海

 妙義龍 前3 友風

  玉鷲 前4 宝富士

  明生 前5 碧山

 琴勇輝 前6 竜電

 阿武咲 前7 炎鵬

 松鳳山 前8 琴恵光

佐田の海 前9 剣翔

 琴奨菊 前10 志摩ノ海

  正代 前11 豊山

 逸ノ城 前12 隆の勝

千代大龍 前13 石浦

  照強 前14 千代丸

 若隆景 前15 輝

  錦木 前16 大翔鵬

 大翔丸 前17

 

  東龍 十1 徳勝龍

 栃煌山 十2 矢後

 英乃海 十3 千代翔馬

   勢 十4 大奄美

 貴源治 十5 魁聖

 霧馬山 十6 一山本

 旭大星 十7 豊ノ島

 琴ノ若 十8 旭秀鵬

 水戸龍 十9 蒼国来

 若元春 十10 翔猿

 空海 十11 木崎海

 臥牙丸 十12 魁勝

 琴勝峰 十13 豊昇龍

 明瀬山 十14 彩

 

 美ノ海 下1 千代鳳

 朝玉勢 下2 琴太豪

 大成道 下3 納谷

千代ノ皇 下4 芝

千代の国 下5 魁

 

 北勝富士の番付運が終わっている。千秋楽朝乃山も勝っていれば2場所連続で結果を残した北勝富士とセットで、安美錦が小結になったあの4小結が再び見られるかもとの期待もありましたが、現状維持で終わりそうです。

 東龍と大翔丸はかなり迷いました。ここ最近極端に入れ替えられにくく、東龍くらいの地位での6勝は残れる場合も多いです。そして5枚目10勝の見送りも多く、入れ替わらないのではとの予想もできます。しかしここは、栃煌山や徳勝龍とのバランスを取って、入れ替えと予想します。

 新十両を決めた豊昇龍に続いて、納谷も5枚目以内に入ってきそうですね。