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波乱が多い年は面白い 出雲駅伝2019編

 出雲駅伝はダークホースの國學院が優勝、箱根駅伝予選会では全くのノーマークだった筑波大学が四半世紀ぶりの優勝を果たしました。

 

 毎年のように戦国駅伝と言われては、それなりの成績に落ち着くことがほとんどです。そうでなければ、波乱を波乱とは呼びませんからね。

 出雲駅伝國學院だって、これまでであれば國學院、善戦したなー止まりだったはずです。これが優勝まで行きました。これは何かが変わる予感がします。

 

 ◯◯強という言葉はよく使われます。今年も東洋や駒澤などお馴染みの名前が並び、優勝を果たした國學院も前評判は高いものでした。

 しかし私自身は青山学院の主戦力が大幅に抜け、今年は東海大学一強だと予想していましたが、そうも言っていられなくなってきたようです。

 

 

出雲駅伝順位

 

1 國學院大学  2:09:58

2 駒澤大学   2:10:06

3 東洋大学   2:10:09

4 東海大学   2:10:18

5 青山学院大学 2:10:51

6 立命館大学  2:13:11

7 帝京大学   2:13:49

8 順天堂大学  2:14:04

9 拓殖大学   2:14:18

 

 出雲駅伝のように距離が短い駅伝では最終区間での逆転自体はよく見られる光景です。しかし、残り1kmを切ってからの逆転はなかなかお目に掛かることができないのではないでしょうか。

 元より逆転できるかもと期待されていたのは最終区に渡った時点で2位だった東洋大学でした。後方の3大学は数字の上では期待できても、あまり一番前にまでやって来るイメージはありません。秒差以上に印象では差があるように感じられます。駒澤も中間地点を超えるまでは全く問題無く走っていましたし、ここで決まったと思ったのは私だけではないはずです。

 そこからどんどん詰めてきたのにはワクワクしましたが、残2km~残1kmまでの間に差が縮まらず、このまま逃げ切るこれまで何度も見た光景。それの再現だろうなと思ったのです。

 解説者もこれは駒澤だと言い切った、その瞬間に一気に詰まったのを見て思わず声が出ました。テレビ中継の表示がkmからmに変わってからの逆転だなんて、聞いた事がありませんから。

 

 善戦という意味では、立命館大学も凄かったですね。最後まで優勝争いした5チームの次に入ったのがここでした。関東の中位校相手であれば、遜色なく戦えるようになってきたようです。

 一時期は京都産業大学第一工業大学のほうが強かったのですがね。いつの間にか西の横綱の地位を築きつつありますね。

 そして今年こそ、全日本でもシードを期待したいです。

 

 北海道学連選抜も見所がありました。1区で留学生ランナーが大逃げしたのはまだ予想の範囲内。それでも充分面白かったですけどね。自分は大逃げが大好きなので。

 2区終了時点でもトップだった事に注目したいです。こういうチームは大抵2区が終わってみれば遥か後方に行ってしまっていますし、トップで貰ってトップで繋いだ選手にとっては素敵な時間になったことでしょう。