引き分けというものにどのような印象をお持ちでしょうか。
元阪神のブラゼル選手などは引き分けが嫌いらしいですが、私はこの引き分けというものをこよなく愛しています。
本当に力量が拮抗して勝負を決せないその時。無理矢理な理由を付けて決めるのではなく、シンプルに同着という結論を出してしまう。その正直さが素敵なのです。
もうすぐプロ野球開幕。引き分けた試合の後は、なぜだかいつもより両チームのファンが和気藹々としています。お互い良いゲームだったと、あの雰囲気はなかなか味わえるものではありません。どちらのファンも、勝ったような気分で帰宅します。
勝つとユニフォームを着て喜び、負けると脱いで悲しむバファローズポンタは、引き分けると脱いで喜ぶみたいですね。よくできています。
けれども引き分けの多かった2011~2012頃のプロ野球はつまりませんでした。もちろん違反球で塩試合ばかりになっていた影響もありましたが、時間制限ルールの影響はやはり大きかったですね。今年のコロナ騒動で似たような現象が起こらないか、少し心配しています。
あくまで決着を付けようとした上で、それでもどうしても同じ強さだった結果での引き分けが好きなのです。
ノックアウト方式の勝ち上がり戦ではそうもいきませんがね。
けれどもたまに。本当にたまに両校優勝ってのもあります。なんだか珍しいものを見られたと愉快な気持ちになりますが、当事者達にとってはどのような思いで受け止めるのでしょうかね。
残念ながら筆者は全国の舞台などには無縁でしたが。
どのような大会にも優勝旗やそれに類するものがありますけれど、この場合はどうするのでしょうね。1年の半分ずつ持っておくのでしょうか。
箱根駅伝の関東学連選抜が公式参加であった頃、もし優勝したらどうするのかってのはよく話題になっていました。
引き分けは熱戦の後にしかあり得ませんからね。面白いのは当然なのかも知れません。そんな試合を期待してしまいます。
規定見直し両チーム優勝 ラグビー全国女子選手権