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令和2年大相撲7月場所感想&番付予想 珍記録が珍しくなくなった時

 照ノ富士が復活優勝を果たしました。これについてはもう散々語り尽くされているので、多くは書きません。ただ1つ言えることは、照ノ富士は完全復活したということです。

 今場所も上位に多くの休場者が出ましたが、脇を固める力士が皆活躍してくれたおかげで、思いがけずレベルの高い場所となりました。

 

 さて、まずは場所前に注目していたポイントを振り返ってみましょう。

 

 元大関の4人は照ノ富士だけでなく全員が勝ち越しました。縁起でもないので場所前には書きませんでしたが、今場所は引退ラッシュになるのではと密かに心配していました。しかしやはり強かったですね。まだまだ長く現役の姿を見ていたいものです。

 特に高安はまだ中堅の年齢なので、照ノ富士に続いて欲しいですね。あれだけ安定して強かったのに優勝0回のままなのは寂しいですから。

 琴奨菊は似たような立場だった貴ノ浪大関陥落後に現役でいた24場所が近付いてきました。ぜひこれを超えて欲しいですね。

 

 琴太豪は今場所も十両昇進ならず。それでも3勝4敗なら来場所もまだ5枚目には残れるでしょう。チャンスの場所に変わりはありません。何とか、何とか掴み取ってほしいものです。

 

休場した横綱

 休場する場所は序盤に負けが込んでの場合が多いので、ストレート給金をした時にはこれは白鵬の流れかとも思いましたが。もうかれこれ3年、白鵬は2場所連続の皆勤がありません。引退までにあと1度でも連続皆勤を果たすことはできるのでしょうか。

 この間、白鵬が皆勤した場所では、白鵬が優勝を逃しても鶴竜が優勝する荒れない場所となっています。横綱がいる中での下克上優勝を見たいのですが、残念ながらその前に休場してしまうパターンばかりです。

 かつて東京オリンピックまで現役を続けると白鵬が宣言した際は、横綱の軽口としか思われていませんでした。しかし2020年となった今、当たり前のように綱を張り、オリンピックの延期で引退までの期間も延びました。今度は大阪万博まで現役を続けると言っているそうですが、案外冗談に終わらないかも知れません。

 一方の鶴竜は連続休場で進退窮まっては復活の星を挙げることを繰り返しています。再び優勝から遠ざかった今、乗越えることができるでしょうか。長年の時を経て再び白鵬横綱に戻れば、これはもう途方もない記録です。可能性は充分あるでしょう。

 

強かった三役陣

 今場所は三役が全員勝ち越しました。惜しくも千秋楽敗れて逃しましたが、隠岐の海が勝っていれば史上初の三役全員2桁という記録が生まれるところでした。

 三役の2桁は即ち大関への挑戦権を手に入れたことになります。来場所から正代、御嶽海、大栄翔の3人が一斉に大関を目指すことになりました。かつて琴奨菊稀勢の里鶴竜が揃って大関を目指したように、寂しい上位陣を増やしてほしいですね。

 正代はここ数場所で急に覚醒しました。以前の自信なさげな相撲が消えています。性格は相変わらずネガティブなようですが。御嶽海にはいい加減に上がってもらわないと。三役ロックが続いて下の力士が上がれません。大栄翔は上位には定着してきましたが上を目指すにはもう一段階のパワーアップと言われてきましたが、今場所それが成った印象です。

 本当は一番厳しそうな隠岐の海が大穴で大関挑戦していく姿も見てみたかったですが、そう簡単にはいきませんでした。それでも、この活躍は今場所だけでなく、ここ最近が一番強い時期であると感じさせられます。嘉風などがそうでしたが、ベテランが化ける姿も夢があっていいですね。

 

すぐに訪れた幕尻優勝

 ほんの半年前、徳勝龍が優勝した時には貴闘力以来というワードを嫌というほど聞きました。それほどの珍事であったはずです。それがたった2場所後にもうやって来ました。もちろん照ノ富士と徳勝龍は実績面でも大きく異なりますが、幕内力士全員に等しくチャンスがある時代の到来を色濃くしたことは間違いありません。

 平幕優勝自体、平時であれば滅多にない珍事。故に平幕優勝は時代の節目に起こると言われてきました。それが栃ノ心に始まり朝乃山、徳勝龍、照ノ富士と。当たり前のように見られる土俵です。

 その徳勝龍も、元の成績を考えると優勝後も一定の力を維持しているように感じます。優勝前は幕内下位ですら大負けし、十両からなかなか抜け出せなかった力士が金星も手にし、今場所も幕内中位で7-8ですからね。

 

 

大関の優勝が遠い

 優勝といえば、大関が優勝から遠ざかっています。最後の大関優勝者はなんと稀勢の里。もう3年以上出ていません。横綱が万全で他の優勝者が出にくい時代ですらもう少し出ていたのに、どうしてしまったのでしょうか。大関の優勝者が居ないということは、綱取りも無かったということ。果たして朝乃山は来場所以降、大関の地位での優勝を勝ち取ることができるでしょうか。

 

全敗に終わった當眞

 去年の3月初土俵を踏んだ中で注目されていた力士が3人いました。

 50メートル6秒台という圧倒的な身体能力を持つ高校横綱でスピード出世が期待された北の若。ここ最近の中学横綱で最強と言われ将来を渇望される吉井。そして新弟子として歴代最重量を記録したかつてのわんぱく相撲の怪童、當眞。

 このうち當眞は太りすぎで成績が落ちており、苦戦するかも知れないと言われていました。あれから1年と少し、北の若と吉井は順調に番付を上げています。今場所も勝ち越しました。一方で當眞は先場所初めての負け越しを経験し、今場所はなんと1つも白星を挙げられず。はじめて壁につぶかりました。それでも、こういう力士が地道に力を身に付け、上へと上がればそれもまた1つのドラマです。来場所どのような結果を残すのか、注目しています。

 

下位で見つけた面白い力士

 今場所初めて番付に名前が載った力士に、加藤桜という力士がいます。この力士、なんと25歳での初土俵となったオールドルーキーでした。大学相撲出身ですが目立った成績はなく、謎に包まれています。今場所は序ノ口で負け越し。結果だけみれば上位を目指すのは厳しそうですが、何が起こるかは分かりません。今後の活躍に期待したいですね。

 

 

 

令和2年秋場所番付予想

 大栄翔が11勝に届いたので関脇には張出ができそうです。張出の妙にバランスが悪い感じも好きですね。照ノ富士は単純計算ではもう少し下ですが、徳勝龍の優勝時には優勝ボーナスのような形で優遇されていたので、このくらいの位置になるかなと思います。

 

  白鵬 横綱 鶴竜

 朝乃山 大関 貴景勝

  正代 関脇 御嶽海

 大栄翔 関脇

隠岐の海 小結 遠藤

 隆の勝 前1 北勝富士

  玉鷲 前2 照ノ富士

 妙義龍 前3 照強

 栃ノ心 前4 豊山

 霧馬山 前5 高安

 

幕内ー十両

 上がる力士にとってはラッキーな場所となりました。いよいよ期待の豊昇龍が入幕しそうですね。楽しみです。勢は平幕が半枚減る事を考えると厳しそうですが、かといって逸ノ城を上げるのも違和感がありますし、ここは残留と予想します。ただ、逆でもそれほど驚きはありません。

 明生・翔猿・旭大星・豊昇龍

 琴勇輝・錦木・千代丸・琴ノ若

 

十両ー幕下

 千代の国と北はり磨が久々に関取返り咲きとなりそうです。個人的に応援していた錦富士が昇進しそうなのでこれも楽しみですね。落ちる力士がこれ以上いなさそうなので、残念ながら4枚目5勝の常幸龍は見送りとなってしまいそうです。富士東と入れ替える手もありますが、無理には落とさないと思います。

 納谷も少し番付を上げ、琴太豪は再挑戦の場所。納谷は早く上がらないとそれこそ琴太豪2世になってしまいそうなので、来場所一気に決めてほしいところです。

 貴源治はどうしてしまったのでしょうか。ダーティーなイメージがあってあまり好きな力士ではありませんが、上がってきた時はスピード出世。北の富士さんにも期待の力士として挙げられ、2015年頃の将来の横綱予想には必ず名前が載っていました。ところが新入幕の場所から負け越しを続けてとうとう幕下転落。大相撲トーナメントでも活躍していたのに、状況は好転しませんでした。ここで下げ止まっておきたいところですね。

 王輝・錦富士・北はり磨・千代の国

 千代の海・貴源治・朝弁慶・(栃煌山