今年の予選会の結果は以下のようになっています。
1位 順天堂大学 10年連続62回目 前回14位
2位 中央大学 4年連続94回目 前回12位
3位 城西大学 2年ぶり16回目
4位 神奈川大学 11年連続52回目 前回16位
5位 国士舘大学 5年連続49回目 前回19位
6位 日本体育大学 73年連続73回目 前回17位
7位 山梨学院大学 2年ぶり34回目
8位 法政大学 6年連続81回目 前回15位
9位 拓殖大学 8年連続42回目 前回13位
10位 専修大学 7年ぶり69回目
11位 筑波大学 前回20位
12位 中央学院大学 前回11位
13位 麗澤大学
14位 上武大学
15位 駿河台大学
16位 大東文化大学
17位 東京農業大学
18位 日本大学 前回18位
19位 慶應義塾大学
20位 亜細亜大学
スーパールーキーが続々と入学し、前評判の高かった順天堂大学が順当にトップ通過を果たしました。
その一方で予選会では必ず良い意味でも悪い意味でもサプライズがあるものです。去年のそれは筑波大学でした。今年のサプライズ枠は専修大学でしょう。数年前までは常連でしたが、ここしばらくは本戦から遠ざかっていました。今年も厳しい戦いが予想されていましたが、なんのその。見事最後の1枠を勝ち取ることができました。
そのあおりを受けてはじき出されてしまったのが中央学院大学です。ここ数年は常にダークホースとして扱われ、一つ歯車が合えば青山学院と同じく一気に上昇気流へと乗ると目されていました。昨年もあと一歩でシード権を逃しただけで、選手の持ちタイムも悪くはなかったのですが、やはりレースは走ってみなければ分かりません。
さて、当ブログでは以前から結果発表で直接名前を呼び上げられる15位以内の掲示板争いに注目してきました。
箱根駅伝予選会の掲示板入り争いが面白い - 化けない狐のB級応援!
11位~15位に入った大学は毎年「ああ~」っとため息が漏れるものですが、それは惜しかったがこそ。そんなあと一歩の大学がどこだったかを見ていれば、将来の箱根駅伝の常連校が見えてくるのではないのかとの考え方です。
ここに毎年入り、特に注目していた麗澤大学ですが、今年も届きませんでした。昨年度旋風を起こした筑波大学も予選落ちしましたが、しっかりとここに残っています。しかもあと18秒という惜敗です。全回の結果は決して偶然ではないというところを見せてくれましたね。
以前紹介した上武大学もこの集団にいます。連続で本戦出場を逃しましたが、果たして帰ってこられるでしょうか。それとも、かつての関東学院のようになってしまうのでしょうか。
今年も駿河台大学がここに入って来ています。こちらも予選突破間近だと言えるでしょう。麗澤大学とどちらが先に本戦出場を決める事ができるでしょうかね。
一方で全回の出場校である古豪の日本大学は掲示板にすら入れず散々な結果に。頼みの留学生が失速するのはよくある事ですが、後方を走る選手が揃いも揃って大乱調。元より安定感に欠けるチームではありますが、それ以上に悪い結果です。一体どうしてしまったのでしょうか。
ここ10年、留学生頼みの色が濃くなっていただけに、このままズルズル行ってしまうと来年以降も厳しくなります。
大東文化大学も2年連続で掲示板圏外。15位はある種のデッドラインであり、ここを超えてしまった東京農業大学なども弱体化してしまっています。何とか持ち直したいところです。
いつもとは違った環境となり各大学の調子が読みにくい今年度、予選突破校はどのような活躍を見せてくれるでしょうか。特に独走で1位通過した順天堂大学はシードに留まらず、上位陣を脅かす存在になりそうですね。