化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

97回箱根駅伝感想 11位~15位

11位(往路14位・復路7位) 明治大学 予想順位:1位

敢闘賞:大保海士4年 8区1位 1:03:59 意地の1時間3分台を叩き出す

来年度の風向き

 

 台風の目として大いに期待され、当ブログでも優勝候補筆頭に挙げましたが、結果はシード権すら取れず。ここまでの落差は85回大会の駒澤大学を彷彿とさせます。思わぬ大敗はこれまでにも何度かありましたし、何が悪いというよりも致命的に箱根への適性が無いのかも知れません。大ブレーキがあった訳ではなく、全体的に区間順位が沈んでいましたから。

 次の新入生にももの凄いメンバーが揃っていますが、果たして育てあげることができるでしょうか。期待値通りに走れば黄金時代がやってきそうなのですが。

 

 

12位(往路19位・復路3位) 中央大学 予想順位:8位

敢闘賞:若林陽大2年 6区5位 58:45 反撃の起点となる活躍

来年度の風向き

 

 明治大学と雰囲気は似ています。期待されながらも往路の出遅れが響いてシード圏外に、スカウトはかなり有力選手が集まっている、そんな様相です。それにしても往路と復路で差がありますね。力が拮抗し荒れた大会によく見られる形ですが、その典型例と言えるでしょう。期待の吉井がもう少し走れれば、シード権も狙えたと思うのですが。やはり後方からのレースでは実力者も思うように記録が伸びませんし、序盤の出遅れは禁物です。

 かつて連続シードを取っていた時は持ちタイムで劣っていても本番に強い中央大学でしたが、シード権を失って以降それが見られません。一度成功すれば軌道に乗ると思うので、まずは来年勝ちきることですね。

 

 

13位(往路8位・復路14位) 神奈川大学 予想順位:11位

敢闘賞:佐々木亮輔1年 10区2位 1:09:58 悪条件からのこの記録は立派

来年度の風向き

 

 往路はもしやと思わせる場面もありましたが、さすがにまだ厳しかったか。それでも少しずつチーム状況は上向いています。来年以降、再びシードを狙えるチームになるかも知れません。10区の佐々木は素晴らしかったですね。先に記したように後方からのレースは難しいのですが、その中で区間2位。しかも1年生です。次のエース候補となるでしょう。今回はブレーキとなりましたが、高橋銀河も期待の1年生。リベンジに燃えているはずですし、地味ながらも楽しみなチームです。

 

 

14位(往路15位・復路13位) 日本体育大学 予想順位:15位

敢闘賞:池田耀平4年 2区3位 1:07:14 日本人トップを獲得

来年度の風向き

 

 高速化の波に取り残されてしまった雰囲気があります。一昔前であれば充分上位でいられた記録なのですが。今年のメンバーから半数以上が抜けますし、これは厳しい。まずは連続出場を止めないことです。その戦いが始まります。

 

 

15位(往路10位・復路16位) 拓殖大学 予想順位:18位

敢闘賞:石川佳樹4年 5区5位 1:12:50 一時はチームをシード圏内に

来年度の風向き

 

 重要区間である2区と5区は抑えたのですが、それ以外が振るいませんでした。ここ最近はエースの存在よりも9番手10番手でブレーキしないことが重要になってきているので、繋ぎ区間の補強は絶対条件となります。留学生を活かすためには1区で出遅れずに3区で流れを止めないことです。この2区間がポイントとなってくるでしょう。