先の初場所では大栄翔が追手風部屋に初の栄冠をもたらしました。
追手風部屋には力士数が多く、当ブログイチオシの?大翔丸も所属しています。
遠藤聖大との共通点が多すぎた力士、大翔丸 前編 - 化けない狐のB級応援! (hatenablog.com)
遠藤聖大との共通点が多すぎた力士、大翔丸 後編 - 化けない狐のB級応援! (hatenablog.com)
北の富士さんから見分けが付かない呼ばわりされ、某スポーツ紙には特徴が無い事が特徴と言われ、散々な扱いの大翔丸ですが、地味キャラとして一定の知名度が出てきたようにも感じます。そこで私はふと思いました。
同じ追手風部屋の大奄美って大翔丸の影に隠れて実は一番地味なのでは?
思い出してみれば、新十両などの節目以外で大奄美がニュースになっているのを見た事がない気がします。試しに検索してみると、故郷を訪問したという記事が1つ出てくる程度で他には見当たりません。
こちらも大翔丸と同じく付出力士。どうにもあまりスピード出世しなかった付出力士は地味になる傾向があるようです。
その名の通り奄美出身なので地元の星扱いにはならないのかとも思われますが、奄美は津軽と並ぶ相撲所。そこまで特異な例とも言えないようですね。
この大奄美の存在を皆さんに伝えたい!
私が大奄美(当時坂元)に注目しだしたのは入門直後のことです。その頃の星取りがこちら。
平成28年初場所 幕下付出15枚目 4勝3敗
平成28年春場所 西幕下11枚目 4勝3敗
平成28年夏場所 東幕下9枚目 4勝3敗
平成28年名古屋場所 東幕下6枚目 4勝3敗
平成28年秋場所 西幕下3枚目 4勝3敗
平成28年九州場所 西幕下筆頭 4勝3敗
何と全て1点の勝ち越しで新十両でした。この力士が今後どうなっていくのか。まさか8勝7敗のまま勝ち進んでいくのか。それが気になって、ずっと追い掛けています。
結果的には新十両の場所で10勝を挙げてこのジンクスは終了しましたが、付出力士でありながら地道に上がってくる様子に魅了されました。
その後何度も幕内には上がるのですが定着できず。幕内と十両のエレベーター力士として一進一退が続いています。
先述の大翔丸は取り組み時間が異常に短い故に塩相撲に感じられてしまうという特性がありましたが、大奄美に関しては相撲は面白いと思いますね。体格のある四つ力士で、ロマンがあります。あまり他の形が無いので印象に残りにくいのかも知れません。
来場所は幕内昇進がなるかどうか微妙な位置ですが、番付運の良い力士なので期待したいですね。今の幕内は立場に関係無く優勝が狙える戦国時代ですから。
大きなイベントというものは経験していません。十両優勝が1度あったくらいです。それ故に話題になりにくいという面はあるでしょう。ですが、何かあった力士はそれだけで話題になるのです。だからこそ、何もなかった力士は応援すること一点で視線を向けたいと思います。