化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

大穴狙い幕内最高優勝予想 令和3年夏場所編

 開催が不安視された大相撲ですが、初日を迎えられることになりました。激しい番付の上下があったここ最近の中では大きな争点の無い場所といえそうですね。

 照ノ富士大関に上がり、昇進レースは落ち着いた印象があります。先場所の高安が12番ほど勝っていれば盛り上がったのでしょうが、残念ながら失速は予想以上で10勝と2桁ギリギリの成績に終わりました。とはいえ現在の三役陣はここ半年間ロックし続けています。一度大勝ちを挟めば、一気に大関への道が開けるはずです。

 1横綱に戻った白鵬は予定通り7月に再起を図るようで、今場所も休場です。誰が優勝するのか分からない緊張感はまだまだ続いています。先場所躍進を見せた碧山がぎっくり腰で休場してしまったのが残念ですが、全く予想だにしないヒーローの登場に期待しましょう。

 

大穴狙い幕内最高優勝千代大龍 西前頭14枚目

 一気の押しがあるかと思えば明月院スペシャルと呼ばれる思いきった引きも見せる力士です。若い頃からスケールの大きさに期待されていましたが、気が付けばベテランの域。それでも、ここ最近のベテラン覚醒の波に乗ることに期待しましょう。

 

その他B級注目ポイント

村田 西幕下3枚目

 あの力士が関取昇進へ有利となる幕下上位5枚目以内にまで帰ってきました。三段目付出として鳴り物入りで入門して期待通りの活躍を見せるも、あと番付1枚にまで迫った場所で故障。番付は序ノ口まで落ち地獄を見ました。番付外転落阻止のために出場した取り組みの相手はなんと服部桜(現・勝南桜)。大相撲史上最も実力差のあった取り組みではないでしょうか。復帰後は順調に勝ち越してここまで上がってきました。照ノ富士や千代の国など、復活ストーリーがトレンドです。一気に新十両を決めたいところですね。

 

颯雅 東三段目100枚目

 この力士も服部桜に関連した力士です。覚えているでしょうか。当時連敗記録を更新し続けていた服部桜に対して白星を献上してしまった力士を。それも、相手に関係無く自ら転んでしまった腰砕けでの決着でした。そんな苦すぎるデビュー場所を経験した彼ですが、3年弱で三段目にまで上がってきました。当初は序ノ口と序二段を行き来する弱い力士の仲間入りかと思われていただけに、これは大躍進と言えるのではないでしょうか。この地位でどれだけ通用するのか、楽しみですね。

 

白石桜 東序二段110枚目

錦翁  東序二段111枚目

錦星龍 西序二段112枚目

 春場所で前相撲を踏む力士が多いため、下位力士は春場所負け越していても夏場所で番付が上がるという現象がよくあります。この3力士は、一度も勝ち越しを経験しないままに序二段に昇進しました。特に錦翁は現役で2番目に弱い力士だとも噂されています。それでも、先場所2勝で終わらずに3勝したからこそ昇進できた訳です。これを機に覚醒してほしいですね。