化けない狐のB級応援!

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大穴狙い幕内最高優勝予想 令和3年名古屋場所編

 すっかり相撲ブログ化してしまった感がありますが、今場所もやります。

 

 注目は照ノ富士の綱取りと白鵬の進退。照ノ富士が怪我さえしなければ白鵬と世代交代の一番があったはずなのに、それが成らずに時代が遅れたと言われ続けてきましたが、巡り巡ってそれが実現しました。

 奇しくも、白鵬が前々より語っていた「東京五輪まで現役」その場所になります。何か時代の節目となる予感がしますね。

 

 照ノ富士の後に続いて復活を目論んでいた力士は軒並み復帰が叶い、高安の休場もあって他は話題不足。注目は1点に絞られそうですね。

 こういった場所に限ってふらっと正代あたりが優勝をさらっていきそうな予感もするのですが、どうでしょうか。案外ドラマ性を最初から期待されていた場所ではそうならなかったりすることがありますからね。白鵬は準優勝程度で持ちこたえ、照ノ富士は12勝くらいで来場所に継続といった風にお茶を濁される可能性も。

 戦国時代には一区切りつきましたが、12勝での優勝が続いているようにまだまだ不安定な情勢です。平幕勢も大勝ちすればいずれチャンスは巡ってくることでしょう。

 

 

 

大穴狙い幕内最高優勝予想:碧山

 

 さて本題です。稽古場横綱を言われ続け、この予想でも度々名前を挙げたくなってしまうこの力士。大勝ちしては故障で降下を繰り返している力士ですが、優勝という1点に関しては安定型の力士よりも爆発型の力士のほうが望みはあります。

 若い頃に爆発型だった力士が徐々に安定型へシフトしていくことはよくありますが、この力士はなぜか逆ですね。

 もちろん、それだけが理由ではありません。もう1つの大きな理由として、直近2場所の対戦相手が挙げられます。ここ最近は徐々に上位へ通用しなくなっていた碧山が上位にまた勝てるようになっているのです。

 春場所は大勝ちしましたが、この時は尻上がりに調子を上げ、上位陣にはむしろ全勝しています。夏場所は中日まで休場という悪条件の中で、出場した取り組みでは勝ち越しました。再び番付を下げた今場所、一気に持っていく可能性は大いにあるでしょう。

 

 

 

その他B級注目ポイント

西幕下11枚目 土佐緑

 復活劇がトレンドの大相撲界ですが、この人も不屈の力士です。宇良は2度の大怪我を乗越えましたが、この人はなんと3度の大怪我を乗越えました。これほど長期離脱を繰り返してしまってはどんな才能のある力士でも枯れてしまうものですが、土佐緑は今場所自己最高位で、関取昇進が狙える地位にまでやってきました。3度目の復帰後はまだ負け越し無し。これは非常に期待できそうです。

 

序ノ口25枚目 白猿

 翔猿が改名した時にその珍しさから話題になりましたが、大相撲界に2匹目の猿が現れました。龍などは人気の動物ですが、猿は滅多に聞きませんからね。前相撲の結果はというと4戦全敗。今場所は勝南桜よりも下の地位で、文字通り番付最下位からのスタートです。彼がここからどれだけ伸びていくのか、注目しましょう。