化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

星のスター

 宇宙は巨大です。

 途方も無く想像も付かない世界。巨大な○○よりもさらに巨大。

 ブラックホールだなんて、人知の及ばない領域。

 

 だけれども、そこまででもない? 星に目を向ける人はあまり見ません。

 そんな星たちにスポットを当てる挑戦。

 

 

 

シンプルに小さな恒星

 宇宙には多種多様な天体が存在していますが、我々が普段イメージする星々は主系列星と呼ばれる星たちです。この中でもさらに細かい規定があるのですが、詳しくは置いておきましょう。

 ともかく、主系列星はそのエネルギーの大きさによっていくつかのグループに分類されています。その中で最もエネルギーの小さいものはスペクトルM型、赤色矮星と呼ばれます。

 星の燃料となる物質も少なく、その半径も小さいため、年月が経っても赤色巨星にはならず、遠い未来に静かにその活動を終えていくそうです。

 あまりにも寿命が長いため、まだ一生を終えた赤色矮星は存在しないのだとか。

 小さいのに、壮大ですね。

 

恒星のなりそこね

  しかしそんな赤色矮星も恒星の一種。これよりもさらに質量が小さい星は褐色矮星と呼ばれています。恒星がもつ光や熱のエネルギーは核融合反応によるものですが、褐色矮星はその小ささ故に核融合反応を起こせません。厳密には初期には核融合反応が起きていたり、重水素と軽水素の違いがあったりしますが、難しい話はよしましょう。

 恒星ほどは温度が上がらず、数百度程度の温度にしかなりません。燻り続ける星という例えが一番しっくりきます。

 

上には上が(下には下が?)いる

 褐色矮星になれる質量すらなければ、褐色矮星としてガスのまま宇宙空間を漂います。褐色矮星だけでも中途半端な立ち位置なのに、とうとうまで付いてしまいました。温度だけでの極論を言えば、中には素手で触れるレベルの星も。

 その姿はガス惑星によく似ていると言われます。しかし何か大きな星を公転している訳でもなく、独立した存在です。木星が単独でいると思えば、滅茶苦茶面白い星ですよこれ。

 「流しでフリー」のような「合併に取り残された村」のような変な星。

 注目される事をきっとこれからも無いだろうけれど、自分だけは注目していきたいと思います。

 

 

令和2年大相撲春場所感想&番付予想 次の覇者、迫る

 無観客開催。場所中何度も不穏な空気になりながらも無事に千秋楽を迎えることができました。ファンとしてもほっとしましたね。

 

 今年も荒れない春場所で、優勝は白鵬

 感動の初優勝が無観客場所だとどうしても寂しいですし、白鵬の優勝で良かったと思います。やはり大声援を受けながらの歓喜の瞬間であってほしいですからね。

 

 ここ最近の白鵬は優勝する時は一気に走り、逆に2敗もすると大きく崩れる印象があったので、大一番とも言えない取りこぼしでの2敗をしながらの優勝は、なんだか珍しいものを見た気分です。調べてみると、13勝での優勝は何と5年半ぶりでした。まだ鶴竜横綱に上がったばかりの頃。そりゃあ久々に感じるわけです。

 遠ざかっているといえば、白鵬は平成29年(2017年)夏場所名古屋場所の連覇以降、連続優勝果たしていません。それどころか、この2場所を最後に連続皆勤もありません。そんな中、来場所の白鵬はどうなるでしょうか。

 白鵬は出場していると判官贔屓で負けて欲しいと思ってしまうのですが、休場されるとどうしても寂しくなりますから、やはり上位陣は揃っていたほうが面白いです。

 

 白鵬元気で負けが良い

 

 歴代の大横綱たちもきっと同じような事を思われていたのでしょう。

 ここ数年の混沌期で何人もの初優勝者が出ましたが、その全てが白鵬の休場した場所でした。玉鷲は直接対決後の最終盤になっての休場だったので、ほぼ皆勤場所のようなものでしたが。

 やはり白鵬と優勝を争った上で勝つと優勝の価値はさらに上がります。

 

 場所前に注目していた霧馬山はツラ相撲の傾向があり、今場所は9勝でした。それでも随所に光るものがありました。終盤の5連勝を見ていると、この白星が上手い事続いてくれればもしかすればと思わされます。ツラ相撲の力士はロマンです。

 来場所以降、一気に本格化する可能性もあるのではないでしょうか。

 

 豊ノ島は残念ながら負け越しました。再昇進を狙った時の、毎日が最後の一番と言いたげな気迫も日に日に感じなくなってしまい、寂しいですがこれが歳をとるという事なのかなと感じます。

 一方の若手南宮は1勝と跳ね返されましたが、序二段で1つ勝てた事に大きな意味があると思います。同じく最下層にずっといた獅子丸も初めての勝ち越し、峰雲も場合によっては序二段昇格があり得る成績で、ここでもまた一つ時代が動きつつあると感じられます。

 

 朝乃山の大関昇進には32勝ということで賛否がありましたが、それは3場所だけで見た時の話だと考えます。

 朝乃山の一番のアピールポイントは、場所連続の2桁勝利だということです。

 これは高安栃ノ心貴景勝はもちろん、日馬富士鶴竜稀勢の里、さらには白鵬朝青龍貴乃花も達成していない成績です。さらに1年前には優勝もしています。朝乃山の星は足りないどころか、歴代でもトップクラスの実績を引っ提げで満場一致での大関昇進といえるでしょう。

 他の上位総当たり圏内力士と比較しても格が違い、朝乃山を大関に置くことで今の力関係に合致した番付になります。

 

 押し大関貴景勝、四つ大関の朝乃山として名を馳せていって欲しいですね。とはいえ、まずは貴景勝に角番脱出をしてもらわなければなりませんが。

 御嶽海は大関候補と呼ばれて、栃ノ心貴景勝・朝乃山とついに3人に追い抜かれてしまいました。今場所2桁勝利で起点にはなり得るわけですから、今年中に決めて欲しいところですね。まずはこれまで一度もない連続2桁を挙げられるかどうかが勝負でしょう。

 

 相変わらず次の時代は見通せないままです。それでも、新たな上位常連の形は見えてきました。かつての妙義龍・栃煌山隠岐の海・宝富士・豊ノ島安美錦。こういった面々の立ち位置に今は御嶽海・正代・遠藤・大栄翔・北勝富士・阿炎が立っています。ここに豊山や阿武咲も今後食い込んでくるかも知れません。

 しかし前述の面々は大関には手が届かずにベテランの域。今の上位常連陣も、気が付けば若くなくなっています。残された時間は多くありません。この中から1人でも突き抜ければ一気にまた面白くなると思うので、応援したいですね。

 

 今の状況は朝青龍が上がってきた頃によく似ています。それなりに期待の力士はいるものの、停滞するうちに中堅。前時代の力士たちは衰えながらもまだ一定の実力を発揮し、ここぞという場面では必ず勝つ。そんな時代です。

 この中で朝青龍は先人をごぼう抜きして一気に横綱にまで駆け上がっていきました。

 もしかすれば、次の時代の主役は今いる幕内力士ではないのかも知れません。今場所新入幕の琴ノ若は大器の片鱗を見せました。来場所には琴勝峰も上がってくるでしょう。さらにに目を転じれば、北の若や吉井も順調に出世を果たしています。次の世代がいよいよすぐそこにまで迫ってきました。時代の区切りは、来場所にでも起こり得るでしょう。

 

 

令和2年大相撲夏場所番付予想

 今回は番付予想が非常に難しいです。まず上位候補がスカスカで誰を置くかに迷います。最近は三役で大負けしてもほとんど番付が下がらなかった例があるので、北勝富士をこの位置に置きました。

 入れ替えも困難を極めました。明生は18枚目無くなる事で星足りなくなりますし、琴恵光上げないのは厳しすぎるので陥落と予想します。錦木は千秋楽に勝っているので何とか生き残れるのではと予想。落ちた場合に上がるのは翔猿でしょう。星数の足りない千代翔馬は無理に上げないと思います。

 十両と幕下の入れ替えは千代ノ皇と琴太豪との争いですが、直接対決で千代ノ皇が勝っている&対十両成績が千代ノ皇のほうが良いので、千代ノ皇のほうが有利と読みます。琴太豪は入れ替え戦と思われた一番に勝っていたのに、不運にも据え置きになってしまいそうです。これではぬか喜びですが、来場所気持ちよく昇進を決めて欲しいですね。

 琴太豪も上がってきた当初はスピード出世で、あっという間に三役まで辿り着くと疑いませんでしたが、まさかこんなにも長い間、関取候補のまま過ごすとは思いもよりませんでした。

 

 白鵬 横綱 鶴竜
貴景勝 大関 朝乃山
 正代 関脇 御嶽海
大栄翔 小結 隠岐の海
 遠藤 前1 隆の勝
 豊山 前2 阿武咲
宝富士 前3 北勝富士
  輝 前4 霧馬山
 阿炎 前5 炎鵬

 

幕内十両入替

↑琴勇輝・若隆景・照ノ富士・琴勝峰・琴恵光
栃煌山・剣翔・東龍・大奄美・明生

 

十両幕下入替
↑朝弁慶・富士東・千代ノ皇
↓矢後・朝玉勢・友風

 

大穴狙い幕内最高優勝予想 令和2年春場所編

 何とか場所が開催されました。

 9年前にも残念な事件のために春場所は中止になりましたが、春場所というのは何かがあるのかも知れませんね。

 とにかく、場所中に中止されるが一番空気を悪くしますから、何とか千秋楽までもってもらいたいものです。

 仮に場所中に中止となった場合、番付などはどうなるのでしょうか。その時点での勝敗で判断するのか、しかしその場合角番の扱い等はどうなるのか。色々な不安がよぎります。

 

 さて、土俵外の騒ぎに対して、土俵内の春場所は非常に安定しています。

 

ここ数年の初場所

2016 琴奨菊

2017 稀勢の里

2018 栃ノ心

2019 玉鷲

2020 徳勝龍

と大荒れなのに対して春場所

2016 白鵬

2017 稀勢の里

2018 鶴竜

2019 白鵬

と全員が横綱です。

 

 史上最大の下克上の翌場所、どういった結果になるのでしょうか。

 

大穴狙い幕内最高優勝予想霧馬山

 かなり早い段階から注目されていた力士ですが、幕下上位で足踏みが続く中で忘れられかけていた力士でした。

 ところが、横綱鶴竜が移籍してきてから一転、再び新時代の怪物として脚光を浴び始めます。新入幕だった初場所、序盤こそ幕内の壁に当たったかと思われましたが、15日間も経たないうちにさらなる覚醒を見せます。大型力士も小兵力士も制し、8連勝で場所を終えたのです。

 霧馬山の強みは何といっても、どんな力士にも存在する苦手なタイプというものが見当たらない事でしょう。つまり、止める力士が思い浮かびません。スピード感のある相撲スタイルなので、上位も初見では倒してしまうのではないかと期待されます。

 名実共に誰が優勝してもおかしくなくなった今、霧馬山の優勝は充分あり得ます。大穴とも言えないのかも知れません。

 

その他注目力士

豊ノ島 幕下2枚目

 それでも豊ノ島は現役続行を選びました。親方株を再取得するという話をとんと聞かないので、彼の性格もあるのでてっきり協会には残らずタレントにでも転身するのかと思っていましたが、実際は親方を希望していたのでしょうか。

 とにかく、長く三役の常連であったベテラン力士が幕下に落ちても現役を続ける事自体が異例です。それなのに、豊ノ島は2回目。感動的な復帰を経て、さらにキャリアを積んだ後の陥落です。今度は故障が理由でもありません。

 これほどまでに現役に拘った力士がいたでしょうか。それでも、もう一度琴奨菊との対戦を。そんな夢があっても良いと思います。

 

南宮 東序二段82枚目

 一番弱い力士、服部桜である事は間違いありません。しかし、定期的に服部桜にも負けてしまうのではないかと心配される力士が登場します。

 南宮もその一人でした。力士とはいえ入門したてはビックリするほど細い力士がいます。しかし南宮はそんな力士達と比べても一際線の細い力士でした。

 前相撲は0勝3敗1休、初めて番付が載った場所でも6休した後、服部桜と一番だけ取って勝利しています。これは、あまりもの細さに故障を防ぐための措置だったようです。

 そんな力士がわずか1年でここまでやって来ました。まさに0からスタートした力士、どこまで行けるのか。南宮のドラマをこれから追っていきたいですね。

 

超低山登山記 天保山編

 巷では低山登山というものが流行っているようです。

 これは過酷な高山に挑戦するのではなく、近場のそれほど高くない山に楽しくハイキングに行くというもの。

 私もこれについては大好きなのですが、今回紹介するのはそんな並大抵の低さではありません。

 

 登るのはズバリ日本一低い山候補の1つ、天保山です。

 

 候補というのは、日本一低い山を自称する山はいくつか存在しているからです。

 低さを競っても仕方がないように思えますが、1番と2番じゃやっぱり価値が全然違いますからね。

 

 天保山知名度では群を抜いているのではないでしょうか。日本一低い山は?と聞かれれば、大半の人は天保山と答えそうです。

 その標高は脅威の4.53m

 

 

 天保山の最寄り駅は大阪メトロ中央線大阪港駅です。私は子供の頃よくこの近辺にある中央体育館を訪れていたので馴染みがあったのですが、体育館横の公園の山のほうが数段高いという有様です。

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大阪中央体育館

 

 

 超低山の中では比較的登頂難易度の高い山だと思っています。なねらら、どこに山があるか分からないので遭難者が続出するからです。

 おすすめのコースは、東口から駅を出て海遊館へと向かう観光客を尻目に団地横を通り抜けて天保山へと向かうコースです。
 

 一時期、ポケモンGOの影響で人が溢れ返った時期もありますが、最近はまた落ち着いています。訪れるのは地元の方々と、すぐ隣にある渡し船の乗船客ばかりです。

 ふもと? から天保山を望みます。この階段が天保山の最難関地点です。

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天保山一合目

 

 登山中の光景。正面に山本体? が見えてきました。 

 しかし背後の橋のほうが圧倒的に高い(笑)

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天保山五合目

 

 低いながらもちゃんと山の形をしている・・・・・・かなぁ。

 天保山登山をする人は大抵裏の登山ルートから攻めるので、天保山の形状が分かりにくいんですよね。こちらからであれば、山である事を実感できます。ちょっとだけね?

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天保山八合目

 

 階段を上りきったところで、ふもとを見下ろします。そこには絶景が広がっていました。

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ふもとを見下ろす

 

 これが頂上かな?

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謎の記念碑

 こっちでした。わざわざ隣にもっと目立つ物を置かなくたって良いのに。

 このゆるキャラは一体誰? 天保さん(仮)と命名しましょう。

 

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天保山山頂

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天保さん

 

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天保山三角点

 

 裏側から見ると、こんな感じ。この壁分の標高しかありません。

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裏側から見た天保山

 

 真上に架かる大きな橋や記念碑も酷いですが、一番酷いと思うのは天保山の横に天保山よりも高いただの公園の丘がある事。なんでそんな意地悪するの!

 だから正面側から公園に入ると、山頂へ下山していかなければなりません。なんというパワーワード

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ただの公園の丘

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山頂へと下る階段

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自転車置き場少なくない?


 ちなみに天保山の背後に見えるのは、安治川の渡し船。観光用ではなく、日常使いとして今も現役です。ちゃんとラッシュ時にも対応していました。大阪のど真ん中にこんなものがあったんですね。

 USJから海遊館への連絡船としても使えるので、結構便利だったります。しかも無料で乗れます。凄い!

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船着き場

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待合室

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時刻表

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待合室の張り紙

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乗り場

 

 少し離れた場所から見てみると、天保山はこんな感じ。天保山は山というよりは海へ行く感覚です。潮風を浴びながら登山ができる山は、世界広しといえど天保山くらいなものでしょう。

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対岸から見た天保山

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橋の上から見た天保山

 

 大阪にはいちびりの精神というものがあります。

 他の言葉で表現することが難しい感情なのですが、要するにしょーもない事を最大限に騒いで楽しもうという精神。

 先の徳勝龍のように成功者に変身しなくたっていい。地味で取り留めの無いものは、それ自体が美しい芸術なのです。

 

令和2年大相撲初場所感想 奇跡は起こるから奇跡という言葉がある

 昨日散々語ってしまったので、もう言葉が無くなってしまいました笑。

 徳勝龍、あんな性格だったんですね。インタビュー面白かったなー。

 これより三役のやり方が分からずに周りをキョロキョロ見回していたのも、優勝力士がどう動くのかを知らなくて慌てふためいていたのもめちゃんこ可愛かったです。

 優勝が決まった瞬間の涙には、思わずもらい泣きをしてしまいました。

 優勝を逃した正代の100点満点のリアクションも相まって、なんだかほっこりとする千秋楽でした。

 

 これまでの徳勝龍は、気合いを前面に出すタイプの力士ではありませんでした。それは最後まで優勝を争った正代も同じです。どちらも塩力士の代表格でした。

 北勝富士さんが変化するんじゃと言っていましたが、自分もあり得ると思っていましたから。

 その両者がここまで取れるのか、となるほど厳しい相撲を取りました。これまでのキャリアで一番の取り組みだったのではないでしょうか。

 

 言うまでもなく、徳勝龍は先場所十両で8勝の力士。友風残留のほうがやや有利なのではないかと言われる中で、ギリギリで再入幕を果たしてきた力士です。

 もしかしなくとも、大相撲の歴史の中で一番の波乱を我々は目にしたのでしょう。

 

 M-1のミルクボーイじゃありませんが、人生の変わる瞬間を目にしたと言い換える事もできるでしょうか。

 

 誰が優勝してもおかしくないとは言われていたけれども、それがただの言葉から現実へと姿を変えました。

 琴奨菊2回目の優勝? 稽古場横綱碧山が牙を剥く? 栃煌山が8年前の忘れ物を取りに? 大いにあり得ます。あり得ちゃいます。

 

 

 

令和2年大相撲春場所番付予想

 来場所の番付は史上稀に見る難しさです。まず横綱の東西からして分かりません。稀勢の里が0勝でも他が全休なら東の正横綱になっていましたが、途中休場同士ではどうなのでしょうか。

 三役の座も枠が足りなさすぎるので未知数です。割を喰うとすれば遠藤でしょうが、正代は千秋楽も勝った事ですし、周囲とのバランスを考えても素直に張出を作ったほうがかえって公平そうです。4小結の例もありましたし、基本作られない事を踏まえてなお3関脇になると予想します。

 しかし張出の東西がこれまた難しい。通常上位が奇数になっている場合、張出は西に作られます。しかし横綱大関表記の場合はどちらからになるのでしょうか。

 優勝した徳勝龍の位置取りもまた難しい所。

 番付予想は慣れてくれば大筋を外すことはありませんが、来場所に限っては外してしまうかも?

 

  鶴竜 横綱 白鵬

 貴景勝 大関

 朝乃山 関脇 正代

     関脇 豪栄道

北勝富士 小結 遠藤

 徳勝龍 前1 大栄翔

  豊山 前2 隠岐の海

  竜電 前3 高安

  炎鵬 前4 御嶽海

 阿武咲 前5 阿炎

 

令和2年大相撲初場所 最後まで奴は残っていた

 1週間前のこと、こんなものを投稿していました。

 

kamikemono.hatenablog.com

 

 本気にナンテしていませんよ。ただ、そうなったら面白いなという野次馬根性。それだけです。

 楽しくはあるけれど、まあそのうち落ちるだろう。内容もあまり良くはないし。そう言い続けて14日。徳勝龍は勝ち続けました。

 

 波乱という言葉だけでは言い表せない何か。混沌を通り越して恐ろしさすら感じる物が今場所の土俵には取り憑いています。ほんの2場所前に、次の時代の形が見えてきたと言っていた自分が馬鹿みたい。

 

 ここ数年、たくさんの初優勝者が出ました。けれど思い出してみてください。栃ノ心・御嶽海・貴景勝玉鷲・朝乃山。どの力士もそれなりに名の通った力士や三役常連、期待の新鋭枠でした。

 今場所の徳勝龍とよく比較される幕尻優勝の貴闘力も、言わずと知れた名関脇です。

 それがどうでしょう。徳勝龍はよくいる幕内十両エレベーター力士の1人に過ぎません。いいえ、過ぎませんでした。これまでは。

 最高位は4枚目ですが、上位対戦圏内に入ったのはこの場所だけ。覚醒の兆候が出てたかと聞かれれば、先場所は十両で8勝。ギリギリの成績で再入幕を果たしただけ。場所前の稽古でも目立った勢いはなかったように思えます。

 

 戦後の大相撲で、ここまでノーマークの力士が優勝した事などあったでしょうか。

 琴富士? 若浪

 いいえ、彼らもまたそれなりに幕内を沸かす力士でした。

 

 今場所の徳勝龍をただの確変だと言う人もいるでしょう。きっとそれは事実です。それでも、これまで平幕優勝が何人居たか。生涯一度の確変をモノにできる力士。そいつが最強なのだ。

 

 もちろん正代も応援しています。ネガティブだった正代がポジティブに変わる瞬間、見てみたいですよね。

 ただ。これまでの常識では測れない何かが、今起きようとしているのかも知れません。明日の千秋楽を待ちましょう。

 

96回箱根駅伝感想 16位~20位

16位(往路17位・復路13位) 神奈川大学 予想順位:13位

敢闘賞:井出孝一3年 5区6位 1:12:01 最重要区間で一矢報いる

来年度の風向き:

 

 今年もシードは遠く。1区西方は決して悪いタイムではありませんでしたが、あまりもの高速レースに先頭の見えない位置での襷渡し。そして2区はブレーキの様相で、早々に終戦してしまいました。ともかく、序盤を乗り切らなければシードが取れなくなってきている今、2区を任せられるエースの育成がシード確保への絶対条件になるでしょう。

 

17位(往路18位・復路18位) 日本体育大学 予想順位:15位

敢闘賞:池田耀平3年 1区3位 1:01:21 最高のスタートを切ったのだが・・・・・・

来年度の風向き

 

 苦戦が予想されていましたが、それが的中してしまう形に。何が悪いという訳ではなく、区間順位は悪くともタイムは悪くない選手も多いのですが、総合力がシードを取っていた数年前と比較すると落ちてしまった印象です。卒業する選手は下級生の頃から主力を張っていただけに、来年以降さらに厳しい戦いが予想されます。スカウトもあまり上手くはいっていないようです。

 しかし、前回優勝した時は今回と同じような状況から1年で大化けを見せました。当時、服部翔大という大エースを中心として周囲も伸びたことでそれを成し遂げました。私が思うに、その枠は池田です。池田を活かせるチームにできるかどうか、それが鍵となるでしょう。

 

18位(往路15位・復路19位) 日本大学 予想順位:18位

敢闘賞:樋口翔太1年 3区8位 1:02:43 次期エース候補か

来年度の風向き

 

 往路は善戦していましたが、復路ではいつもの日大に戻ってしまいました。留学生と日本人エースの2人だけが良いのは昔から。再浮上を狙うには3番手の選手の育成は急務です。比較的若いチーム、これからの伸びに期待しましょう。

 

19位相当(往路19位相当・復路19位相当) 関東学生連合 予想順位:19番目

敢闘賞:渡邊晶紀2年(山梨学院) 9区12位相当 1:10:22 各校のエースと対等に渡り合う

 

 以前のように初出場縛りなしの正式参加でシードも取れるようにしてほしいです。現状では戦力的に不利過ぎますし、モチベーションの持っていきかたも分かりません。無名校に在籍する有力選手にも箱根で毎年活躍できる舞台を与えれば、もっと盛り上がると思います。

 

19位(往路20位・復路16位) 国士舘大学 予想順位:19位

敢闘賞:曽根雅文3年 6区9位 59:20 繰り上げ回避の立役者

来年度の風向き

 

 いつも出場しては最下位独走のイメージでしたが、今回は粘りを見せることができました。ただ、現状では留学生頼みの色が強く、ヴィンセントがひとたび凡走すれば出場すら危ぶまれます。まずは安定して走れるだけの戦力を整えたいところです。

 

20位(往路19位・復路20位) 筑波大学 予想順位:20位

敢闘賞:川瀬宙夢5年 9区14位 1:11:05 苦しい状況下で踏ん張る

来年度の風向き

 

 降って湧いたような久々の出場。予選会前に注目されていたのは麗澤大学などで、筑波大学は全くのノーマークでした。持ちタイム的には圧倒的な最下位。惜しくも襷は繋がりませんでしたが、大健闘の域だと思います。

 今年ができすぎた感はありますが、ラッキーで箱根出場はできません。今回の出場で有力な入部者も増えるでしょうし、1つの成功はさらに大きな成功を呼び込みます。

 来年、再び大方の予想を裏切ってスタートラインに立っている事を期待しましょう。