都道府県対抗男子駅伝が中止になったショックでなかなか進まない。
6位(往路6位・復路8位) 中央大学 予想順位8位
金栗杯:吉居大和2年 1区1位新 1:00:40 空前絶後超え
来年度の風向き:↑
今回盛り上げたチームと言えるでしょう。先頭が大逃げしているのに、後方集団が高速レースという史上稀に見るハイレベルな1区になりました。
2区で大きく後退した時はここで見せ場は終わりかとも思いましたが、復路になって再浮上。強さを示しました。
久々のシード権。取るまでは大変ですが、1度取れば良い循環が始まりがちです。そして次シーズンの新入生が1番強いのは中央大学。この世代を黄金世代として、新たな中央大学の伝統が始まるのでしょうか。
7位(8位・6位) 創価大学 予想順位3位
敢闘賞:フィリップ・ムルワ3年 2区2位 1:06:41 駅伝では絶対に外さない信頼感
来年度の風向き:↓
大きく戦力ダウンかと思われた年度当初から急激に力を付け優勝戦線に浮上しました。結果は可もなく不可もなくな微妙な順位に。往路は強力布陣でしたが、昨年快走した三上が区間2桁で、繋ぎ区間も今一つ。連続で結果を残すことの難しさを痛感しました。それでも、ハーフになれば真価を発揮する傾向は健在。
エースの嶋津、今年は凡走しましたが山を任せられる三上。この2人が抜けることでやや戦力ダウンが予想されますが、三度浮上することはできるでしょうか。今の東洋大学のような路線に乗ることができれば、今後も長くシードを取れるはずです。
8位(往路4位・復路13位) 國學院大学 予想順位6位
敢闘賞:平林清澄1年 9区2位 1:08:07 1年生が1区間でシードを決める
来年度の風向き:→
ダークホースとして期待されていた今季でしたが、波乱はなりませんでした。4区まではほぼ完璧なレース運び。激坂王で快走し期待が高まっていた5区殿地でしたが、アクシデントがあり平凡な成績に終わりました。その後も随所に力のある部分は見せましたが、7区木村がブレーキになってしまいシード争いに。
それでも地力は間違いなくあるので、次年度も強いチームになりそうです。問題は5区の後任ですね。今大会は今一つだったとはいえ、遅れる心配のない選手が抜けるのは痛いです。そこさえ何とかなれば、といったところでしょうか。
9位(往路2位・復路17位) 帝京大学 予想順位7位
敢闘賞:細谷翔馬 4年 5区1位 1:10:33 往路の躍進を決定付ける2年連続の区間賞
来年度の風向き:↓
天国と地獄を見ました。元々ここ最近で1番期待値が高くなっていた年でしたが、往路は期待以上。山での快走が目立ちましたが、それまでも上位で繋いできました。高速レースにも対応できたからこその往路2位だったと言えるでしょう。
可能性は低くとももしやと思わせる差。2位ともなれば流石に総合優勝を目指しての走りが期待されましたが、復路は1桁順位が無い厳しいレースに。最終的には薄氷のシード権となりました。せっかく往路良い位置に付けたのに、最終的にはここ数年で1番悪い順位となったのは残念です。橋本(8区16位)は本調子ではなかったですね。本来であれば、8区に回される選手でもありませんから。
強い4年生がごっそり抜けて、新年度は厳しい戦いが予想されます。高速の1区でも遅れなかった小野をどう活かすか、そして山のスペシャリスト細谷の後継者を誰にするか、がポイントとなりそうです。
10位(往路13位・復路7位) 法政大学 予想順位20位
敢闘賞:武田和馬1年 6区2位 58:40 反撃ムードを作る
来年度の風向き:→
今回最も驚いたチームです。どの選手も持ちタイム以上の力を発揮しました。往路はどの区間も大きく順位を落としてしまう危険性のある魔境ですが、4区まで全て区間中位で繋ぎました。中位といっても、かなり速いタイムの中位です。前回区間賞の鎌田ですらスローペースの恩恵を受けた結果と見られていましたし、どこかの区間で好走したとしても他の区間で落としてしまうかと思いましたが、落ちませんでした。
5区でシード争いからは弾き出されたかのように思われましたが、諦めません。9区まで圏内に入れなくても、諦めませんでした。それがラストの逆転劇の布石となりました。
最後の交差点でコースを間違えましたが、あの交差点は寺田事件の翌年には大量の三角コーンと走路員が配置されていたと記憶しています。それがいつの間にかなくなり、喉元を過ぎれば熱さを忘れるとでも言いたくなりますね。直線上の見える位置にゴールがあるので間違える要素は無いように思えてしまいますが、中継車が曲がるとついつられてしまうのでしょうね。
そっちではない!
「そっちではない!」法大、ゴール前のハプニングに中継思わず…「寺田交差点」ワードも急上昇【箱根駅伝】(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース