年寄名跡を眺めていてふと気が付いたこと。
今年の初場所で碧山、魁聖、宝富士の3力士が新しい部屋を創設するための条件を満たしていたようです。
新規創設は通常の襲名条件よりも遥かに厳しく
・大関以上
・三役25場所以上
・幕内60場所以上
のいずれかの条件を満たす必要があります。
大関昇進という条件は見た目に分かりやすいですし、三役を25場所も務めれば先場所までの御嶽海(三役28場所)のように話題になります。しかし3力士が満たした条件はよく調べないとスルーしてしまいそうな中途半端な記録です。
これで入幕時期が同じであればライバル関係として意識しそうですが、3人とも微妙に時期がずれていますし、たまたま60場所到達のタイミングだけが同じとは、妙な偶然もあったものですね。
もちろん年寄名跡が必要なので(現在誰も名跡は持っておらず、碧山はブルガリア国籍です)、これで将来が決まった訳ではありませんが、10年以上もの間幕内力士を務めている時点で、名の知れた力士の証にもなるでしょう。
次にこの条件を満たしそうな力士でいくと妙義龍が現在58場所。来場所は幕尻付近なので、とても重要な場所になりそうです。松鳳山は51場所ですが、やや厳しいでしょうか。53場所の千代大龍はもう少し粘れれば、49場所の遠藤は急な衰えや故障が無ければ到達できそうです。