化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

95回箱根駅伝感想 14位~18位

14位(往路13位・復路17位) 日本大学 予想順位22位

敢闘賞:ワンブイ4年 2区1位 1:06:18 区間記録に迫る快走は留学生の中でも破格

来年度の風向き

 

 ワンブイ選手がついに真価を発揮しました。一方で留学生を区間下位でサンドしてしまう悪しき伝統は今年も払拭することができませんでした。とはいえ、持ちタイムでは最下位を独走してもおかしくなかっただけに、この成績は善戦と言えるのではないでしょうか。

 来年はワンブイ選手が抜けます。次の留学生に今年並の走りを要求するのは酷です。箱根はどちらかといえば想定の上辺で走っての14位なので、3番手以降のランナーの引き上げが無ければ来年の予選会はまた厳しい戦いになるでしょう。

 

15位(往路17位・復路16位) 東京国際大学 予想順位17位

 敢闘賞:伊達達彦3年 2区11位 1:08:36 区間順位こそ2桁だが68分台の快走

来年度の風向き

 

 序盤に強い選手を固め、流れに乗って初シードの期待も高かった今大会。シードの壁は厚かったようですが、山さえ何とかなればの域まで持ってくることができました。今のメンバーの力を見ても、来年度が勝負の年と位置づけられそうです。

 

16位(往路18位・復路11位) 神奈川大学 予想順位13位

敢闘賞:北崎拓也2年 9区4位 1:10:17 復路のエース区間の快走でエース候補に名乗り

来年度の風向き

 

 前回は優勝候補と目されていたのが幻のようです。鈴木健吾がいるうちに勝ちきらなくてはならなかった感がありました。今回結果を残した3区の井手と9区の北崎、この2人が新たなWエースとなってくれれば、今後も面白いチームになるでしょう。

 

17位(往路11位・復路21位) 明治大学 予想順位10位

敢闘賞:阿部弘輝3年 3区2位 1:02:07 歴代4位の好走

来年度の風向き

 

 あと一歩のところでするりと抜けていったシード権。アクシデントはどうしても強いチームにもそうでないチームにも公平に訪れてしまうので、避けようのない面があります。とはいえ、坂口選手が普通に走れていればシード権は確保できていた事でしょう。前回の予選落ちは悪い偶然が重なったものでしたし、本来明治大学の実力としてはシードに入れるラインのものであると見ています。来年こそは復活を果たしてほしいですね。

 

18位(往路14位・復路20位) 国士舘大学 予想順位21位

敢闘賞:ヴィンセント1年 2区3位 1:07:12 クレバーな走りでトップに躍り出る

来年度の風向き

 

 2区でトップに立った後はじり貧でしたが、最下位を独走してしまう事も多かっただけに、見せ場は作れたのではないでしょうか。ヴィンセント選手は本当に凄かったですね。1年時の留学生記録を作ったのもさることながら、内容が良かったです。最後の坂までトップが見える位置で粘り、中継所前で一気にスパート。東洋大学のエース、山本選手が見るからにビックリしていたのが印象的でした。これは4年になる頃にはとんでもない記録を生み出すかも知れません。

 次回は再び出場枠が元に戻るので、主力が抜ける国士舘大学としては油断できません。それでも通過が叶えば、きっと来年の箱根も盛り上げてくれる事でしょう。