今年も駅伝シーズンが始まりました。
3大駅伝開幕戦の出雲駅伝は、他の駅伝とはタイプが異なります。距離が短い上に区間が少なく、その分他の駅伝とは違う選手の活躍も見られます。トラック専門の選手がロードに登場する数少ない機会なので、選手名にも注目です。
去年は残念ながら中止になりましたが、一昨年は全く予想されていなかった國學院大学の優勝で大いに盛り上がりました。
今年の出雲駅伝で、実は優勝の大本命なのではないかと予想しているチームがあります。
それは東京国際大学です。
東京国際大学は今回が初めての出雲駅伝挑戦。ここ数年で力を付けてきた新興チームですが、まだ大きな実績は無い大学です。それでも他チームにとって大きな脅威となり得るのには訳があります。
ご存じの通り東京国際大学には飛び道具のヴィンセントがいます。距離の長い箱根ですら圧倒的な存在感を放つ選手ですが、出雲駅伝ではさらにその真価を発揮できるはずです。
まず任される区間の比重が違います。最長区間に出場してくるものと仮定して、箱根では217.1kmのうち23.1kmに過ぎない一方、出雲では45.1kmのうち10.2kmもヴィンセントが走ることになります。
区間数自体の少なさからしても、選手層の厚さよりエースの強さが試される駅伝です。
さらには、出雲駅伝では複数の留学生ランナーが出走することができるので、なおのこと東京国際大学にとって有利に働くはずです。
かつて伊達・佐藤の2枚看板を擁した東海大学が出雲3連覇を達成したことがありました。もちろん他の駅伝でも強かったのですが、3連覇は出雲の特殊性に合致したが故の結果です。
東京国際大学は、この例に続くことができるでしょうか。
駒澤東海青学東洋早稲田順天堂といった強豪校を出し抜いての優勝。それは夢物語でも逆張りでもなく、充分期待して良い未来です。
ところで、今回アイビーリーグ選抜は参加しないそうです。寂しい。
関東以外のチームの活躍にも期待したいですね。
海外招待チームの概念を変えるアイビーリーグ選抜 - 化けない狐のB級応援! (hatenablog.com)