化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

大穴狙い幕内最高優勝予想 令和3年秋場所編

 今場所も番付は虫食い状態。なかなか揃いません。

 照ノ富士が新横綱の場所を一人横綱で迎えることになりますが、これまで新横綱の場所は難しいとされてきました。

 照ノ富士は幕内復帰以降ほぼ毎場所優勝争いに絡んでおり、実力に番付が追い付いた形ですが、果たしてどんな結果になるでしょうか。

 

 昇進レースは一段落つき、次に注目をさらうのは誰か読めない場所です。何とか場所に間に合った逸ノ城は、今場所を大関取りの起点にできるでしょうか。

 

 大関陣はまず3日目まで全部勝つことですね。初日や2日目に強い相撲を見せて今場所は一味違うと(主に勝昭さんに)言われながら、2~3日目あたりにあっさり負けてしまう光景を何度も見ましたから。

 

 

 

大穴狙い幕内最高優勝予想:千代の国

 

 怪我さえなければ・・・・・・の代表格、千代の国の名前を挙げます。先場所はギリギリ残れる数字だったとはいえ、十両からの昇進候補が多く陥落の可能性もありましたが、結果的に残留。しかしこういった番付に恵まれた力士は、得てして活躍することが多いです。徳勝龍優勝の時は、逆にラッキー昇進後の場所でしたね。

 母数自体が少ないですが、全休した場所を除けば幕内での滑り出しを見ると、凄いことに気が付きます。

 

平成31年1月 ○○○○●○○○○

令和2年11月 ○○○○○○

令和3年3月  ○●○○○○○

令和3年5月  ●●●■ (上位総当たり)

令和3年7月  ●○○○○

 

 序盤に白星を重ねながら中盤以降に体を痛めて休場、といった場所が多いです。もしそのまま調子を維持できれば。もしかすればもあるかも知れません。

 優勝という1点の可能性だけでみれば、安定性よりも爆発力。千代の国は大勝ちする能力のある力士だといえるでしょう。

 

 

 

その他B級注目ポイント

 

十両筆頭 水戸龍

 大きな期待を背負い、鳴り物入りでデビューした怪物が、幕内にすら上がれずに気が付けば27歳。長い雌伏の時を経てようやく覚醒したかと思えば、番付運に見放されて今場所もやっぱり十両のまま。6枚目13勝での見送りは、横綱級のハードラックだと言う他ありません。

 幕内まではあと半枚です。勝ち越せば枠を無理矢理空けてでも昇進させてもらえる地位。しかしそれは、相手がより手強くなることも同時に意味します。先場所の勢いを維持しているのか、それとも十両に留まる星の下に産まれてきていたのか。その真価は今場所試されます。

 

東幕下筆頭 寺沢

 西十両9枚目の空き詰めろよ!!!

 あと少し番付編成会議が遅ければ昇進できていたのに、こちらの筆頭もまた悔しい留め置き。大卒力士である以上はあまりもたついてはいられません。何としても今場所で昇進を決めたいところです。

 

序ノ口5枚目 霧乃華

序ノ口6枚目 澤勇

序ノ口7枚目 我妻桜(白石桜)

西序ノ口11枚目 肥後光

 

 ヤツの引退によって、明確に最弱力士と呼べる力士はいなくなりました。そして、これまではどれだけ負けても確実に取れていた1勝がなくなります。何としてでも新たな最弱力士の汚名は避けたいところです。

 序ノ口の下位はそのほとんどが怪我で落ちてきた力士なので、必ずしも番付が実力を示しません。怪我の力士でもなく、入門したての力士でもない。どっぷりと序ノ口に染まった力士の中で特に勝てていないこの4力士はピンチです。

 服部桜・勝南桜に負けた3力士のうち、颯雅は事故のようなものだったので順調に番付を上げています。ながらく2番目に弱いと称されていた峰雲は既に引退、澤ノ富士は何とか最下層を脱出したといったところでしょうか。

 何とかこの中から抜け出す力士がほしいところですね。