照ノ富士の復帰。霧島の綱取り。琴ノ若の大関取り。今場所は分かりやすい注目点があります。
スタミナを不安視される照ノ富士ですが、どちらかといえば終盤よりも序盤に星を落とすことが多い印象です。とにかく滑り出しさえ上手くいけば、尻上がりに優勝も狙えると思います。まずは皆勤を絶対にしたいところですね。
綱取りとなる霧島。すぐにでも出てくるかと思われたもう1人の横綱はなかなか現れず、照ノ富士の1横綱時代は朝青龍、白鵬に次ぐ歴代3位と、かなり長い部類になってきました。圧倒的な1強時代だった過去とは違い、横綱不在が多いにも関わらず、この結果はなかなかの珍事です。一時の勢いではなく、上り調子でここまでやってきた霧島。今度こそ、新横綱誕生となるでしょうか。
ここ最近は、毎場所のように大関挑戦者がいました。最短距離の力士がコロコロ入れ替わり、今度は琴ノ若。現実的には足場固めの場所ですが、最低でも11勝は欲しいところ。一度足踏みが始まるとながくかかってしまう地位ですから、三役から1度も落ちずに来ている今、決め切りたいですね。
大穴狙い幕内最高優勝予想
剣翔 東前頭11枚目
先場所後半の強さで、何か掴んでいてくれれば面白いなという話。元々七色の立ち合いを持つ力士で、ふとした瞬間に上位を持って行ってもおかしくありません。幕内下位がほとんどであるが故に、未知数さに期待しました。
その他注目力士
若隆元 西三段目3枚目
大波3兄弟の長男で、3人同時関取が期待されてきましたが、幕下上位の壁を破れず、今場所6年ぶりに三段目まで下がってしまいました。年齢的にも、三段目優勝をするくらいでないと、関取は厳しくなります。ここは反転攻勢に期待したいですね。
冨蘭志壽 西三段目52枚目
基本的に各部屋1人ずつの外国人力士。冨蘭志壽は、あの式秀部屋の外国人力士です。随分と長く部屋にいますが、今場所地味に自己最高位。何か覚醒があったのでしょうか。
千代狼山 西序二段65枚目
名前がかっこいい。