久々に大関が優勝しました。来場所は今度こそ、綱取りの場所になります。あまりゆっくりしていると今度は下からの突き上げがあるので、このチャンスは絶対に逃したくないところです。ところで、2横綱0大関って過去にあったのでしょうか。詳しい人教えてください。
豊昇龍に代わって大関チャレンジが始まったのは霧馬山。ここ最近、数々の力士が三役で2桁勝ってきましたが、その度に翌場所で2桁に届かず、足場固めもできませんでした。現状を考えれば大関への昇進基準はかなり甘くなりそうなので、来場所は絶対に勝っておきたいところです。
上位陣のつぶし合いで、星数が均されている今、それを全て蹴散らすくらいでないと上へは上がれないのかも知れません。
場所前に注目していた力士たち
隆の勝 東前頭9枚目 6勝9敗
まだスランプ脱出ならず。少し前までは大関に1番近い力士だっただけに、このまま終わりたくはないところです。
玉正鳳 東幕下筆頭 4勝3敗
覚醒は本物でした。30歳目前にして、ついに念願の関取昇進です。最近は少ない軽量型の力士なので、どんな取り組みを見せてくれるのか、楽しみです。
徳勝龍 西幕下2枚目 4勝3敗
昇進は微妙なところ。それでも、ずるずると落ちてしまう力士が多い中で、しっかりと勝ち越してきました。まだ燃え尽きてはいないようです。
阿蘇ノ山 西幕下14枚目 0勝5敗2休
1勝もできず。遠のく関取の地位。勝ってもなかなか上がれないのに、負けると大きく下がってしまう。幕下上位は本当に厳しい地位です。まずは怪我を治してほしいですね。
旭大星 東序二段28枚目 6勝1敗
今場所は北洋山に不覚。もちろん好成績ですが、関取復帰を目指すには、厳しい状況も感じさせられました。来場所は三段目。ここでも勝てるでしょうか。
番付予想
幕内上位編
まだまだ渋滞が続きそうです。上りも下がりもしない三役が多いだけに、予測困難。あまり4関脇4小結を維持し続けていても今後の編成が苦しくなるので、減らせる部分は減らして来るはずです。
11勝すれば枠が無くても関脇昇進の方針は長年維持されているので、霧馬山は確実に上がります。豊昇龍の例があるので若元春は微妙なところですが、連続三役を維持していた豊昇龍とは状況が違いますし、前頭の組みやすさを考えても今回は据え置きと予想します。
東筆頭勝ち越しは8勝でも上がれるという原則も変えるとは思いにくいので、翔猿も昇進。西の大栄翔が微妙ですが、いくらなんでも筆頭10勝で半枚上げは可哀想だろうということで、希望も込めて上がる予想です。玉鷲との比較を考えても、大栄翔が昇進、玉鷲は筆頭止まりにするのが公平そうです。
小結の順番は分かりにくいですが、最近の傾向から直観で。
若隆景 関脇 豊昇龍
霧馬山 関脇
若元春 小結 琴ノ若
大栄翔 小結 翔猿
玉鷲 前1 正代
阿炎 前2 竜電
錦木 前3 御嶽海
阿武咲 前4 明生
琴勝峰 前5 翠富士
幕内ー十両 入れ替え編
朝乃山は一歩届かなさそうに思えます。微妙な番付は下位の力士のほうが不利ですし、単純計算で朝乃山のほうが分が悪いので。来場所は筆頭付近まで上がってくるので、今度こそ全勝で再入幕を目指してほしいですね。
↑ 武将山・北青鵬・大翔鵬・金峰山
十両ー幕下入れ替え編
ここは今場所難しいところです。千秋楽の取り組みはいずれも勝ったほうが十両といった様子でしたが、ここで困ったことが。徳勝龍に勝った藤青雲ですが、半枚上で同星の塚原は明らかな入れ替え戦に敗れており、上がれそうにありません。ならば当然、藤青雲も上がれないということになります。
とすると直接対決に負けた徳勝龍のほうが昇進ということに。無理に入れ替えない最近の傾向からすれば、照強が残れる可能性もあります。しかしやはり千秋楽幕下との対戦が組まれたということは、意図としては玉正鳳とどちらかが関取といったものなので、安全圏とは思いにくいです。
落合もまた微妙なところ。報道では昇進確定のような雰囲気ですが、唯一の前例である下田が上がれていないので。大相撲は結構前の前例を持ち出すことがあるので、付け出しは15枚目以内として扱われていない可能性があります。
照強、徳勝龍、落合の3人で2枠を争う形です。一応は総入れ替えと予想していますが、果たしてどのような結果になるでしょうか。
↑ 玉正鳳・友風・徳勝龍・落合
↓ 魁勝・千代栄・照強・(隠岐の海)