さて、ドラフト会議を目前に控え、日本シリーズも間近に迫ってきました今日この頃です。
残念ながら今年は最下位に終わった阪神タイガース。
暗黒期以来ずっと最下位が無かった事は、前回の最下位だった年からは想像も付きませんでした。
ところで、阪神タイガースについて前々から思っていた事があります。
タイガースって、シーズン最終戦いつも勝ってね?
毎年毎年、良かったシーズンも悪かったシーズンも勝って気持ちよく終わりたいと思いながら試合を見ては、勝っている印象があります。
最終戦に勝っても負けても1勝は1勝。開幕戦こそ全国の野球ファンの注目が集まりますが、最終戦の日程は各球団によって異なるためにチームによって注目はまちまちです。半年ぶりの公式戦となる開幕戦と比較して、長いシーズンを終えて野球に満たされた状態での試合でもあります。さらには大抵の場合、最終戦は消化試合になっている事もあり、シーズン開幕戦の勝敗と比べて注目される事の少ないこのB級の記録。
まずは阪神タイガースのシーズン最終戦の結果を見ていく事にしました。
結論から言えば、星野仙一監督が就任し暗黒期が終了した2002年以降で11勝6敗。確かに強いといえば強いですが、イメージ程は勝っていませんでした。
ここで気になったのは、本当にシーズン最終戦に強い球団はどこかという事です。
もちろん、元々強い球団は当然シーズン最終戦にも勝利する事が多いでしょうから、ソフトバンクなどは上位に来るし、横浜は下位になるのではないかとの予想もできます。
プロ野球界がおおよそ今の体制になったといえる2005年以降の結果を比べてみましょう。
日本ハム 10勝 4敗 ○○●○○○●○●○●○○○
阪神 9勝 5敗 ○○●○●●○○●○●○○○
巨人 8勝 6敗 ●●●○●●○○○○○●○○
ロッテ 8勝 6敗 ●○○○●○○●●○○○●●
西武 7勝 7敗 ○○○●●○○●○○●●●●
広島 6勝 8敗 ●○○●○○●○●●●○●●
楽天 5勝 9敗 ●●●○●●○○●●●●○○
オリックス 5勝 9敗 ●●●○●●●○○○○●●●
ヤクルト 5勝 9敗 ○●○○○●○●●●●●●●
ソフトバンク 4勝10敗 ○●●●●●●●○○●●●○
DeNA 4勝10敗 ●●●●●○●●○○●●○●
中日 2勝14敗 ●●●●●●●●●○○●●●
シーズン最終戦最強球団は北海道日本ハムファイターズでした。そして、阪神タイガースが最終戦に強いという認識は、それほど外してはいなかった事も分かります。
一方で中日の異様な弱さが目を引きます。2004年には勝っていましたが、落合政権時代のシーズン最終戦勝利は、これが最初で最後となりました。
また、横浜DeNA(旧横浜)の戦績が悪いのはそもそものシーズン勝率を踏まえると仕方の無い面がありますが、「最終戦に弱い」という意味ではソフトバンクもなかなかのものです。
皆様の贔屓球団の結果はどうでしたか?
イメージ通りでしょうか、それとも意外な結果でしたか?
さて、前述のようにシーズン最終戦は球団によって日が異なっているので、全球団合わせても五分の成績にはなりません。
特筆すべきは全てを合計すると73勝97敗になり、要するにシーズン最終戦自体が負ける事の多い試合だということです。
実績の無い若手選手のお試し起用や、ベテラン選手の引退試合となる事が多いからでしょうか。それとも、シーズン最終戦vsシーズン途中だとやはり緊張感が違うのでしょうか。
来年以降、どのような成績になっていくのか。楽しみです。