化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

平成31年初場所番付予想

予想番付

 

            白鵬 横綱 鶴竜

          稀勢の里 横綱

            高安 大関 豪栄道

               大関 栃ノ心

           貴景勝 関脇 玉鷲

           御嶽海 小結 妙義龍

           栃煌山 前1 逸ノ城

            錦木 前2 北勝富士

            正代 前3 松鳳山

           琴奨菊 前4 嘉風

          千代大龍 前5 隠岐の海

            碧山 前6 竜電

           阿武咲 前7 大栄翔

            魁聖 前8 朝乃山

           貴ノ岩 前9 宝富士

            遠藤 前10 阿炎

          佐田の海 前11 勢

             輝 前12 明生

            矢後 前13 琴勇輝

          千代翔馬 前14 豊山

          千代の国 前15 大奄美

           琴恵光 前16 照強

 

           大翔鵬 十1 大翔丸

           貴源治 十2 隆の勝

            石浦 十3 安美錦

           千代丸 十4 徳勝龍

            友風 十5 若隆景

           豊ノ島 十6 白鷹山

            東龍 十7 明瀬山

            炎鵬 十8 英乃海

           旭大星 十9 水戸龍

            荒鷲 十10 翔猿

          志摩ノ海 十11 剣翔

            豪風 十12 旭秀鵬

           常幸龍 十13 千代の海

           蒼国来 十14 臥牙丸

 

           大成道 下1 琴太豪

           霧馬山 下2 竜虎

           貴公俊 下3 極芯道

          千代ノ皇 下4 若元春

            豊響 下5 彩

 

 

 

来場所の番付を予想する上でポイントとなる点は次に集約されるでしょう。

 

 

1つめは、横綱の順番です。

基本的に1つでも勝ち星が多い横綱が上位になり、全休の横綱は下位になります。

ところが九州場所では白鵬鶴竜が全休する中、稀勢の里は1勝も挙げる事ができませんでした。この場合、どちらが上位になるのでしょうか。

 

直近では似たような例が見つかりませんでした。大関に範囲を広げると魁皇が出場しての0勝、武双山は全休という場所があり、次の場所では魁皇が上位でした。しかし元の番付自体が魁皇上位だったため、確証とまではいきません。

さらに遡れば前例も出てくるでしょうが、あまり昔すぎても慣例が踏襲されない可能性があります。

結局のところ、想像で考える他なさそうです。

ここでは勝ち星の数のみで判断されると考え、稀勢の里との入れ替えは無いと予想します。

 

 

2つめは、御嶽海の位置です。

今回は前頭にそこまで強い星の力士が居ないため、御嶽海が東から西に移動するだけの可能性もありました。大関が近いと判断された力士にこの傾向はより強くなります。

ただ、わざわざ残す程かと問われればそうでもない気もします。玉鷲も妙義龍も上位対戦圏内です。やはりここは小結が順当でしょうか。

 

 

3つめは、幕内中位の組み方です。

 単純に勝ち越し数番付が上がり、負け越し数番付が下がると考えると、どうしても同じ地位に固まってしまう事があります。この場合は下がってきた力士のほうが上位に置かれる場合が多いのですが、それだと嘉風千代大龍は据え置きになってしまいます。

それでも、嘉風千代大龍が同じ7勝。隠岐の海・碧山・阿武咲が同じ11勝。このグループ内での差は維持しておきたいところです。ここは上位対戦圏内はプラス1~2勝で計算の原則も加味して、嘉風千代大龍が据え置きになると予想しました。

 

また、最近は三役で大負けしてもあまり下がらない事が多いため、魁聖が8枚目まで下がるかどうかは疑問が残ります。ところがこれより上の地位にはどこに置いても収まりが悪くなります。結局、魁聖は大きく番付を下げるとの予想になりました。

 

 

4つめは、幕内と十両の入れ替えです。

矢後・琴勇輝・琴恵光の3人が入幕し、隆の勝・千代丸・荒鷲の3人が下がる。ここまでは異論の無いところです。

問題は照強と大翔丸を入れ替えるかどうか。星数上では照強が優性なのですが、最近は十両5枚目くらいからだと上がりにくく、ギリギリ陥落の星になった幕内力士には甘めの判断がなされる事が多いです。どうやら対戦力士の違いが加味されているようです。

また、秋場所で大翔丸と全くの同地位同成績であった千代丸が九州場所でも幕内に残留していた事も判断を迷わせます。

 

 それでも、ここは入れ替えがあると予想しました。

その根拠として、上がる力士の星数があります。秋場所後、惜しくも入幕を見送られた次点の力士は矢後でした。この時の矢後の成績は東2枚目での8勝7敗。単純計算で入幕には半枚足りていません。一方今場所の照強の成績は西5枚目で10勝5敗。ギリギリではありますが、入幕に足りる星勘定となっています。

先場所ギリギリ上がれない力士とギリギリ落ちてしまう力士との比較で千代丸が幕内と判断されたのであれば、今場所は迷う必要がありません。なんといったって、上がれる星の力士と下がる星の力士なのですから。

 

また、大翔鵬との比較もあります。仮に照強を東十両筆頭に置くと、大翔鵬は半枚しか上がらない事になり、随分と渋い印象になります。一方で照強を西十両筆頭に置いてしまうと、星勘定では大翔鵬を上回っているのに番付は照強のほうが下という逆転現象が発生します。

照強>大翔鵬>大翔丸の順番であれば星勘定上もピッタリです。

 

 

5つめは、十両中位の組み方です。

特に明瀬山が困りもので、東龍→炎鵬→明瀬山の順番で組む事ができれば東龍と炎鵬の半枚差も、不運な降下となった英乃海・旭大星とのバランスも維持できるのですが、星の強さが明瀬山>炎鵬である以上ここは入れ替わりません。

間を取って東龍と炎鵬、明瀬山と旭大星の間にそれぞれ半枚ずつの不公平が生じる形にしました。