東海大学
予想順位:2位 総合成績:1位(往路2位・復路2位)
1区 鬼塚翔太 3年 区間6位 1:02:43 →6
2区 湯澤舜 4年 区間8位 1:08:05 6→5
3区 西川雄一郎3年 区間7位 1:03:02 5→4
4区 館澤亨次 3年 区間2位 1:02:37 4→2
5区 西田壮志 2年 区間2位 1:11:18新 2→2
6区 中島怜利 3年 区間2位 58:06 2→2
7区 阪口竜平 3年 区間2位 1:02:41 2→2
8区 小松陽平 3年 区間1位 1:03:49新 2→1
9区 湊谷春紀 4年 区間2位 1:09:36 1→1
10区 郡司陽大 3年 区間3位 1:10:12 1→1
ついに初優勝が叶いました。これまで伊達佐藤の二枚看板の時代でも悉くチャンスを逃してきました。現3年生の黄金世代をもってしてもなかなか結果が出なかっただけに、もう優勝できないかとの不安もありましたがなんのその。まさに大願成就といったところでしょう。往路の途中までトップの影を踏めていなかった時には今年もそこそこ止まりかなとも思いましたが、山で一気に優勝が近付きましたね。
これまで東海大学が期待されながらも総合優勝を逃してきたのは、エースが快走してもどこか他の区間でブレーキが出てしまうからでした。今年は青山学院と東洋にブレーキ区間が出る中、10人が安定した走りをした事が優勝に繋がりました。
元より持ちタイムでは頭一つ抜けていますから結果が伴った今、東海大学は大学駅伝界のトップに躍り出たと言えます。黄金世代は3年生、次の年度は有終の美を飾る戦いとなるでしょう。一方で再来年以降に強さを継続する事も見据えて下級生の育成にも力を注いでいく必要があります。それが叶えば、新元号の常勝軍団は東海大学になるかも知れません。
金栗杯:小松洋平3年 8区1位 1:03:49新
敢闘賞:西田壮志2年 5区2位 1:11:18新 ここで差を縮めた事が優勝に直結
来年度の風向き ↑
予想順位:1位 総合成績2位(往路6位・復路1位)
1区 橋詰大慧 4年 区間3位 1:02:41 →3
2区 梶谷瑠哉 4年 区間10位 1:08:30 3→8
3区 森田歩希 4年 区間1位 1:01:26新 8→1
4区 岩見秀哉 2年 区間15位 1:04:32 1→3
5区 竹石尚人 3年 区間13位 1:14:52 3→6
6区 小野田勇次4年 区間1位 57:57新 6→5
7区 林 奎介 4年 区間1位 1:02:18 5→3
8区 飯田貴之 1年 区間2位 1:04:34 3→3
9区 吉田圭太 2年 区間1位 1:08:50 3→3
10区 鈴木塁人 3年 区間2位 1:10:10 3→2
事前の予想で青学が自滅する事は考えにくいと書きましたが、まさかのブレーキで優勝を逃す事になりました。4区の岩見選手は経験不足が出てしまったと原監督が語っていましたが、5区の竹石選手は一体どうしたのでしょうか。元々新・山の神候補として名乗りをあげていた選手です。期待値ばかりが上がっていたために、そこそこ程度の成績でもガッカリされやしないかと不安ではありましたが、昨年度の区間5位の選手が区間2桁順位になるとは思っていませんでした。それほどキツそうな顔をしていた訳でもなく、下りも速かったです。
よく原監督の言う通りのレース展開になると言われますが、それは原監督が確信を持った事しか口にしないためなので、練習では相当のタイムを出していたはずです。突発的な事故でブレーキになる事は往々にしてあっても、アクシデントもなく凡走する事は予想外でした。そういえば、90回大会でも柏原の記録を抜くと言われた日本大学キトニー選手が防寒のしすぎで区間10位に終わってしまった事がありました。やはり山には常人には理解できないマモノが潜んでいるのでしょうか。
今回はこの2区間でタイム差を付けられた事が最後まで響いてしまいましたが、こういう時にあまり活躍できなかった選手こそ注目していくと面白い成長を見せてくれる事が多いです。それこそがB級応援の魅力です。キトニー選手も次の年からは山で大活躍をしましたからね。彼らの今後に期待しましょう。
さて次の年度に目を向けると、森田・小野田・林といった強力な4年生が抜けます。これまでの青山学院は有力選手が抜けても新たな選手が覚醒してその穴を埋め続けましたが、今回はどうでしょうか。今後の青山学院を占う年になりそうです。
敢闘賞:小野田4年 6区1位 57:57新 上がりきったハードルの中きっちり新記録
来年度の風向き ↓