化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

96回箱根駅伝順位予想

 今年もまたこの季節がやって来ました。

 連覇が終わった次の年というのは、なかなか読むのが難しい傾向がありますからね。どんなニューヒーロー達が出てくるのかも楽しみです。

 

予想はよそうと思ったけれど

 

本命(1番人気)

東海大学 前回1位 出雲4位 全日本1位

 戦国駅伝、本命不在、などと呼ばれている今回の駅伝ですが、実際には東海1強なのではないかと思っています。持ちタイムには圧倒的なものがあり、何より黄金世代の集大成ですから。総合新記録すら狙えるのではないかと踏んでいます。

 一つ心配なのは、東海大学はこれまでその真価を発揮できない時期が多かった事でしょうか。前回の優勝で本当にその弱さを払拭できたのかどうか。

 特に主力が抜ける来年以降、強さを維持できるかどうかは今年ちゃんと連覇できるかどうかにかかっているでしょう。

 本当に強いチームは選手層が厚いです。走る人数の多い箱根駅伝では特に顕著に表れます。今回の東海大学は關など主力数名がメンバーから漏れましたが、これまでの東海大学であれば代わりを務められる選手がおらず、無理に起用して凡走・ブレーキになっていたかも知れません。そこを取って代われる選手がいるのは、今の東海大学の強みでしょう。

 ぶっちぎりの大独走の可能性も4~5位に沈む可能性もありそうですが、やはり可能性として一番高いのは東海大学だと予想します。

 

対抗(2番人気)

駒澤大学 前回4位 出雲2位 全日本3位

 平成の常勝軍団として名を馳せ、全日本では圧倒的な力を示していた駒澤大学。それでも、前回王者で優勝本命と目されながらまさかのシード落ちをした85回以来、箱根の優勝には手が届いていません。チャンスは何度もありました。特に89回~91回は誰もが優勝と思いながらも、脇から捲られてしまいました。一時は下位に低迷し、苦労もしました。そんな駒澤大学に再びチャンスが巡ります。

 ハーフの持ちタイムでは東海に次ぐものを持ち、出雲・全日本では最後まで優勝を争いました。強い選手が続々と入部し、舞台は整っています。

 駒澤が優勝するためには、まず絶対に出遅れない事。これまで駒澤大学は何度も往路の出遅れに泣かされてきました。今年は往路重視といっても油断はできません。今の箱根駅伝で優勝するためには好走どころか区間新級の走りが求められます。その壁を打ち破った時、おのずと栄冠は見えてくるはずです。

 

単穴(ダークホース期待)

國學院大学 前回7位 出雲1位 全日本7位

 ここは青山学院でも東洋でもなく、國學院を選びました。出雲での優勝は大金星と言って差し支えありません。レース運び的にも一番盛り上がりましたね。

 全日本ではそこまでの力を見せられなかったため、まだ長い距離は厳しいかとの見方をされています。しかし國學院は山に絶対の自信を持っています。肝心の浦野は今季絶好調。当日のコンディションによってはとんでもないタイムを叩き出すかも知れません。

 箱根駅伝において山は全レースの半分を占めていると言っても過言ではありません。全くの下位に沈むと思われたチームでも、山さえ良ければシード圏内に入ってきます。戦力が充実している今、山での快走を見せれば。あるいは優勝も2文字も見えてくるでしょう。

 平地の戦力の方も、7位に終わった全日本で区間新を2つ記録していたなど、まだ上がり目がありそうに思えます。

 寺田コースアウトの年に初シードを取って9年、今の國學院の雰囲気は初優勝した年の東洋や青学、予選会からの優勝を果たした日体大。それによく似ています。

 

連下(上位安定)

青山学院大学 前回2位 出雲5位 全日本2位

東洋大学   前回3位 出雲3位 全日本5位

帝京大学   前回5位 出雲7位 全日本8位

 

 連覇が止まり正念場の青山学院ですが、今年も強い。主力がごっそり抜けて心配された今季でしたが、一番伸びたのは間違い無く青山学院でしょう。ただ、長ければ長い程真価を発揮してきたこれまでの青山学院とは逆で、今はやや長い距離に不安が残ります。

 毎年のように優勝候補に挙げられるのは東洋大学。かつてこれほど長期に渡って強さを維持したチームがあったでしょうか。相澤が立派にエースとして独り立ちしたのも大きいですね。東洋大学といえば役者揃いのイメージですから。ただ、チーム全体としては2年前に思っていたほど伸びてこなかった印象です。毎度1~2枚だけ足りない戦力。しかし東洋大学は時として地力以上の活躍を見せます。劣勢を跳ね返して、気が付けば東洋。これこそが必勝パターンです。

 帝京大学はあまり評判は高くないように思えます。全日本でも前半の出遅れで早々に終戦してしまいました。しかしながら、ハーフの持ちタイムでは東海駒澤に匹敵する程の実力があります。かつて全くノーマークの亜細亜大学が優勝した時もそうでしたが、ハーフの速いチームには不気味さがあります。

 

大穴(期待値は低いが爆発力あり) 早稲田大学 前回12位 予選会9位 全日本6位

 黄金世代入部と目されてからのまさかの低迷、そして全日本でやや調子が上向いたに思われた早稲田大学。予選会もギリギリの通過で全く注目されていませんが、元々は鳴り物入りで入部してきた選手達。持ちタイム自体は順調に育ってきており、本来の力はもっと上なのではと思われます。全日本から結果が出始めた事から、箱根駅伝でピッタリコンディションがかち合えばあるいは、との予想です。

 

21連単

1 東海大学

2 駒澤大学

3 國學院大学

4 青山学院大学

5 東洋大学

6 帝京大学

7 法政大学

8 東京国際大学

9 明治大学

10 順天堂大学

11 中央学院大学

12 早稲田大学

13 神奈川大学

14 拓殖大学

15 日本体育大学

16 創価大学

17 中央大学

18 日本大学

19 関東学生連合

20 国士舘大学

21 筑波大学