いよいよ名古屋場所が目前に迫ってきました。
ちょうど寂しくなった頃に次の場所が始まるこのサイクル。これが大相撲人気の秘訣なのかも知れませんね。
さて、毎場所チャレンジしているこの企画ですが、全くの勘で選んでいる訳ではありません。
結婚直後に成績が向上する力士が多い事は有名な話ですし、何かきっかけとなる出来事があった力士に目を向けています。
もちろん、場所前に好調が噂されている力士には自然と期待も高まります。
豪栄道や碧山のように稽古場横綱と呼ばれる力士もいるので、そこは気持ち半分ですがね。
怪我等で一時的に落ちている力士は有利とされますが、これには魁聖が該当するでしょうか。ただ、一番強かった時期と比べるとそこまで目立っていなかったようにも感じます。裏を返せば、怪我の状態が未知数とも言えますからね。
先場所途中まで絶好調だった炎鵬はどうでしょうか。連勝のできる力士というのは、時にもの凄い実力を発揮します。
ハマれば強い力士といってもそれは安定感が無い力士という意味にも取れますが、ハマる上限が上であれば上であるほど優勝という1点に関しては有利になりますからね。
ただ、やはり体重が軽いのは最後の最後、1勝が足りなくなりがちです。
炎鵬と似たような理由で注目している力士がいます。それは琴恵光です。
先場所はやはり前半戦優勝争いに絡んでからの後半失速で8勝7敗に終わりました。実は、その前の場所でも似たような星取りだったのです。
十両時代も、勢いに乗ると止まらない印象が強い力士でした。
もし、この勢いがたまたま最後まで続いたのなら・・・・・・
これはとても楽しみになります。
体重はここ最近一気に増えたようです。入門してしばらくの間、急に重くなる力士はよくいますが、中堅に差し掛かってから変化する力士は意図を持って肉体改造をしたという事でしょう。それも、良いほうに転がったように思えます。
増やしすぎは問題ですが、琴恵光の場合は元々かなりの軽量力士だったところから、程よく増やして威力を増したという表現が正しいですから。
そしてその相撲スタイルも良いですね。押しても組んでも取れる万能型で、逆転技も併せ持ち、これまで弱点だった速攻相撲にも対応できるようになってきましたから。
これは覚醒前夜と捉えることも出来るのではないでしょうか。
テレビでも取り上げられていたそうですし、今場所に賭ける思いも違うでしょう。これはとても楽しみです。
という訳で今場所の大穴狙い幕内最高優勝予想を琴恵光とします!
その他の注目力士
水戸龍 東十両9枚目
幕下付出で入門しながらここまでは全く目立たない存在で、いつしか呼び名は逸ノ城2世から東龍2世に。先場所負け越しながら番付運に恵まれ自己最高位を維持した今場所、未だに上がった事の無い十両の半分よりも上に番付を伸ばす事はできるでしょうか?
阿稀 西序二段75枚目
闘志は横綱級、空回りも横綱級を体現した漫画のような力士。前相撲全敗からの苦しいスタートでしたが、先場所自己最高位で初の勝ち越しをもぎ取る成長っぷり。
初の序二段挑戦で存在感を発揮できるでしょうか?