化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

大穴狙い幕内最高優勝予想 令和2年初場所編

 なかなか次の時代が見通せない中、今年の大相撲が始まります。

 思えば1年前にはまだ稀勢の里も現役でした。来年の初場所、どのような勢力図で迎えるのか、全く予想が付きません。

 

大穴狙い幕内最高優勝予想

 ここ最近ずっと蜂窩織炎で低迷していましたが、ようやく癒えてきたようです。

 再入幕の場所ではありますが、元々は下位では大勝ちできる典型的なエレベーター力士。エレベーター力士と名が付いていても実際にはそこまで勝てない力士もいますが、勢の場合は本当にエレベーターができていました。

 本来の力が戻っていると考えれば、今場所も大勝ちが望めます。上位陣が本当に千秋楽まで揃うか分からない中、下位で淡々と勝ち進むうちにいつの間にか、といったこともあるいはあるかも知れません。

 

その他注目力士

千代鳳  東十両13枚目

照ノ富士 西十両13枚目

魁    西十両14枚目

 

 運命の悪戯か、長期ブランクからの再十両が申し合わせたかのように相次ぎました。千代鳳は13場所ぶり、照ノ富士は10場所ぶりかつ大関経験者として初の復帰、魁に至っては30場所ぶりの表舞台です。

 一度地獄を見た3人。これからどのような活躍を見せてくれるのか、期待したいですね。

 

磋牙司  西幕下14枚目

 

 上記3人どころか、こちらは丸5年以上関取の座から遠ざかっています。年齢も38と、常識的に考えれば関取復帰は絶望的な数字です。

 しかし磋牙司は絶対に諦めません。実は一度、勝ち越せば復帰という場面までもっていった事があります。しかしその時はあとたった1勝足りずに復帰を逃し、その後番付は降下していきました。

 惜しかった、あともうちょっとだったのに。並の力士であればこれまでで終わりです。

 ところが、磋牙司はまだ燃え尽きていませんでした。着実に勝ち越しを続け、今場所またしても復帰可能性を残す幕下15枚目圏内に入っていたのです。

 終わらない夢を磋牙司にみるのもまた一興。

 

夢道鵬 東序ノ口27枚目

 

 大鵬の孫にして貴闘力の息子であり納谷の孫。こんな場所で触れるまでもなく注目されており、間違ってもB級ではありません。

 しかし前相撲の成績は芳しくないものでした。同じ序ノ口27枚目の西方が服部桜。このことで現在の立ち位置が分かるかと思います。

 もしかすれば、これまでに注目されてきた力士のようなスピード出世は難しいかも知れません。それでも夢道鵬は挑みます。

 案外何事も無かったかのように勝ち進むかも知れません。あるいは名前だけが知られている下位力士に納まってしまうかも知れません。それは誰にも分かりませんが、1つの大きなドラマが始まった事だけは確実でしょう。