また相撲の季節がやってきました。
年6場所制定着後、最も長い混沌期のまっただ中にいる状況。両横綱は早々に休場となり、やはり本命不在。
大穴狙いと称したお遊びの予想を続けてきましたが、もはや誰を予想に挙げても、それは大穴とは言えないのかも知れません。
大穴狙い優勝予想:逸ノ城
勢が残留との予想が大勢を占めながら、ラッキーな形での幕内復帰となった逸ノ城。あれだけ珍しかった幕尻優勝が今年は2回ありました。二度あることは三度ある、3回目が無いとは言い切れません。いいえ、確かな可能性として充分あるはずです。
元より逸ノ城は調子が良ければ上位陣ですら相手にならず、13勝14勝をしたこともある力士です。本来の力を発揮できれば、下位では無双することでしょう。
5年以上遅れましたが、逸ノ城と照ノ富士の2強が今目覚めるかも知れませんね。
もちろん、3関脇にも注目です。ただの3関脇にあらず、全員が大関挑戦の場所ですから。挑戦者が多いと得てして星のつぶし合いになる事もありますが、その中で勝ちをもぎ取っていくことができるでしょうか。
その他B級注目ポイント
幕下上位のみなさん
木崎海の電撃引退があり、コロナの影響で十両力士に初日からの休場者が増えました。このまま3枠が空きとなるなら、それだけでも大チャンスです。5枚目以内でも4勝だと納谷のように半枚しか上がらない事もありますが、今場所では勝ち越せば十両が大きく近付くことになりそうです。
その納谷ももちろん、いよいよ復活目前の宇良、先場所に続いて再チャレンジの琴太豪と役者揃いです。この中で誰が抜け出すのか、楽しみです。
爆羅騎 東序二段15枚目
珍名の弱い力士が揃っているという印象が付いてしまった式秀部屋の中で、数少ないホープでした。入門から1年経たずに三段目で全勝。関取昇進は時間の問題かと思われましたが、その後徐々に輝きは失われていき、とうとう今場所は序二段にまで下がってしまいました。このままでは終われません。格の違いを見せ付けたいところです。