6年連続で初優勝者が出ている初場所。長く続いた戦国時代が終わり、照ノ富士が平定しようとしている今、照ノ富士の優勝でこのジンクスは止まるかも知れません。ジンクスは所詮過去の結果、いつだって止まる時はあっさりですが、今年こそ止まるだろうと言われて続いてきた結果なのも事実。照ノ富士の優勝で今年止まる可能性が高いと見ていますが、もし照ノ富士以外が優勝するのなら、貴景勝・正代・御嶽海といったお馴染みの面々よりも、ダークホースが攫っていくような予感もします。
もう何度目かも分からない(という言葉も以前に書いた気がしますね)御嶽海の大関チャレンジが始まり、隆の勝も先場所2桁白星。上位陣が寂しい人数な今、新たな強豪力士の出現も待たれます。
そろそろ故障も癒えたと考えて、半年前に12勝している訳ですし、まだ若いので成長も見込めます。
その他B級注目ポイント
天空海 西前頭10枚目
こんな情報を見つけてしまったという話。果たして茨城県の期待に応えることはできるでしょうか。
碧山 東前頭16枚目
魁聖 西前頭17枚目
長きにわたって幕内に在籍してきた2人の巨漢力士が大ピンチ。共にすっかりベテランの域ですが、地位を守ることはできるでしょうか。
北の若 西十両12枚目
琴裕勝 東十両13枚目
千代嵐 西十両13枚目
鳴り物入りで角界入りしたエリート北の若に、10年越しのスカウトで入門した元レスリング選手琴裕勝、そして史上最長ブランクでの復帰を果たした千代嵐。今場所から十両へやって来た力士は話題の力士ばかりです。紫雷?彼はそういう星の下に生まれてきたのでしょう。
旭秀鵬 東幕下筆頭
旭大星 西幕下5枚目
同部屋で共に十両の番人だった2力士がついに陥落。同じく旭の名を冠した旭日松は二度と戻って来ることができませんでした。十両の番人が幕下に落ちると帰って来られない例がかなり多いです。時間を掛ければ掛けるほど状況は厳しくなっていくので、1場所で戻れるか否かが勝負になることでしょう。
海龍 東幕下4枚目
ここ最近トレンドの十両に上がれそうで上がれなかった苦労人枠です。実は10年前に注目していたのがこの海龍と天空海でした。幕下5枚目以内に入った今場所、これが最後のチャンスかも知れません。何としてもものにして欲しいです。
P.S.子供たちが白星=勝利、黒星=敗北という概念を知らなくて、とても驚きました。