あまりにも初めての事過ぎて、喜び方が分からないという話。
まだ現実として受け止められていないとも言います。
リーグ優勝決定した日は、それはそれは嬉しいものでした。子供の頃以来の優勝、あんなに待ち焦がれていた優勝、涙が止まらないというものでした。
しかし日本一ともなれば、その子供時代に野球を見始めた時ですら、歴史上の出来事。「弁慶と牛若丸が戦った」と変わらないレベルのお話なのです。
それが目の前の現実ともなれば、正解の反応が分からないのも当然でしょう。
考えれば考えるほど、今シーズンはできすぎでした。阪神の日本一だけでなく、相手はオリックスで夢の阪神なんば線ダービー、そもそもがWBC優勝から始まり、全てが望む方向へ転がり続けた末の結果でした。
漫画でもやりすぎ、現実は小説よりも奇なり、といったところでしょう。
今シーズン振るわなかったノイジー、青柳、湯浅が日本シリーズで活躍したのも、ドラマがあって良いですね。ノイジーは日本シリーズだけバースが乗り移ったかのようでした。最後の最後に岩崎が打たれたのはご愛敬。岩崎さん、ああ見えて結構チキンハートだからなぁw
去年残留してくれた西、岩崎、岩貞にも改めて感謝。引退しても盛り上げ役になってくれた糸井さんの貢献も大きいですし、日本一に福留さんが泣いてくれたのも、嬉しかったですね。
聞いたところによれば、岡田監督は阪神のリーグ優勝全てに携わっていたんだとか。(入団前の優勝も、ファン代表としてパレードカーに乗っていたらしいです)
真のミスタータイガースといえる存在になりました。
今の阪神に死角はありません。若いチームで、これから黄金時代だって期待できます。期待しすぎ?今、期待せずにいつするのでしょうか。夢はV10だなんて、滅茶苦茶な目標を掲げても、今日は許されることでしょう。
他球団ファンの反応で、「今年は優勝しなきゃいけない年だった」と言っているベイスターズだけは、去年までのタイガースのようで見ていて辛いものがありますが、うちも度々「今年しなきゃいつできるんだ」といったシーズンを乗り越えて今があります。止まない雨はありません。
きっと、1週間もすればようやく嬉しくなってくるはず。今はただ、この不思議な感覚を楽しむことにします。
オマケ:日本一になった日のタイガー
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