化けない狐のB級応援!

一流所ではないし名脇役でもないけれど、ちょっとは活躍していて。 ブレイクはした事ないけれど、プチブレイクはしていて。 そんなB級を応援しよう。

第100回箱根駅伝2024順位予想

 いよいよ記念の100回大会が迫ってきました。学生連合が無いのは非常に残念ですが、今年も注目ポイント満載です。

 

 全日本大学駅伝(感想書いてなかった)は終わってみれば、駒澤大学の圧勝。最強青山学院がひと段落ついたら、さらにそれを上回るチームが出てきたようです。角界朝青龍1強時代が終わると同時にもっと強い白鵬1強時代がやってきたみたいな話ですね。

 しかし圧倒的本命でも勝てるとは限らないのが、箱根駅伝の恐ろしいところ。駒澤大学に追いすがるチームがいるのか、ドキドキです。

 

 毎年予想でシードチームはほとんどピタリと当てるのに、なぜか優勝予想だけ毎回外れます。今回は駒澤大学が優勝予想なんですが、果たして・・・

 

 

 

本命(優勝最有力)

駒澤大学 前回1位 出雲1位 全日本1位 10000m平均1位 ハーフ平均1位

 全部の指標が1位なので、普通に考えればこうなります。圧倒的な実力がある上に、前回大会で好走した登り下りは両方1年生(今回2年生)。もはや死角無いといった様子で、どこまで凄い記録を出すかのほうが注目されそうです。

 

対抗(本命に次ぐ勢力)

國學院大學 前回4位 出雲4位 全日本3位 10000m平均8位 ハーフ平均2位

 中央大学と迷いましたが、ハーフの差でこちらを上位に予想。安定感でもやや分があるように思えます。ハーフ平均はなんと駒澤とほぼ同タイム!で、3位の青山学院に30秒もの差を付けています。山要因もいるので、箱根には相当仕上がった状態で臨めそうです。

 

単穴(ダークホース期待)

中央大学 前回2位 出雲7位 全日本4位 10000m平均3位 ハーフ平均4位

 大きな期待を背負って臨んだ今季でしたが、ここまではまだ実力を発揮できていないようです。早いには早いのですが、元々は駒澤を競るのではと予想されていましたからね。大エース格の選手が何人もいるので、あとは本番に合わせることができるかどうかといったところでしょうか。こちらも山対策は問題なし。最多優勝チームの復権はなるでしょうか。

 

連下(上位安定)

創価大学 前回8位 出雲2位 全日本6位 10000m平均6位 ハーフ平均7位

 不安で始まったシーズンでしたが、吉田響の加入で一変しました。まだまだ底を見せておらず、本人が公言するように5区で区間記録に迫るようなことがあれば、一気に上位進出も見えてきます。今回の結果は、吉田響にかかっていると言って良いでしょう。

 

大東文化大学 前回16位 予選会1位 全日本7位 10000m平均5位 ハーフ平均8位

 個人的に今回イチオシのチーム。予選会トップで勢いに乗りますが、それだけではありません。平均タイムは単純な数値以上に、そのシーズンどれだけ自己記録を更新したかが駅伝の結果に出やすいです。不思議なことに、3位から5位に平均が落ちたチームよりも、10位から6位に上がったチームのほうが好成績になることが多く、かなり信頼できる情報だと考えています。大東文化大学は丸1分更新という考えられないような伸びを見せており、今回台風の目になるのではないかと期待しています。

 

城西大学 前回9位 出雲3位 全日本5位 10000m平均9位 ハーフ平均13位

 ここから先は判断が難しいですが、駅伝で結果を残していること、前回大会の出走者が全員チームに残っていることから、城西大学が一歩抜け出していると感じます。もちろん、少数の主力が引っ張るチームだけに箱根では不安もありますが、それでも他より強いのではと。

 

大穴(期待値は低いが爆発力あり)

青山学院大学 前回3位 出雲5位 全日本2位 10000m平均2位 ハーフ平均3位

 優勝候補として挙げられることが多いだけに、ここに置くのは変という意見もありそうですが、今一つ長い距離では信用しきれない面があります。思い出してみれば、主力がごっそりと抜けて始まったシーズンでした。その影響は決して小さくないと思います。それに10000m平均は大きく伸びていますが、ハーフ平均はあまり伸びていないんですよね。一方で、何の根拠もありませんが、優勝という一点だけを見れば怖くも感じるのがこのチーム。なので、この位置に置いてみました。

 

その他注目

東洋大学 前回10位 出雲8位 全日本14位 10000m平均11位 ハーフ平均6位

 名門チームの伝統が軒並み途絶え、気が付けば最も長くシード権を維持しているのは東洋大学に。その東洋大学は、最大のピンチを迎えていると言っても良いでしょう。前にシード権が危ないと言われた時には、エースと呼ばれる選手がいました。実際にジャンプアップ区間があるおかげでシード圏内に滑り込んでいました。しかし今の東洋大学にはゲームチェンジャーはいません。お決まりになった主力(今回は石田)のエントリー漏れもあり、東洋推しとしては悲観的になってしまいます。

 それでも、東洋大学には持ちタイムがあります。ハーフ平均6位は普通にシード級。それが東洋大学の箱根での強さに繋がってきました。つまり、実力通りに走ることができればシードは取れるということです。5区は誰が走るのでしょうか。まさかの松山?1年の馬場にそのまま任せるのも面白いかも知れません。

 

21連単(全部当たったら奇跡)

1位 駒澤大学

2位 國學院大學

3位 中央大学

4位 創価大学

5位 大東文化大学

6位 青山学院大学

7位 城西大学

8位 明治大学

9位 早稲田大学

10位 順天堂大学

11位 東洋大学

12位 法政大学

13位 東海大学

14位 中央学院大学

15位 帝京大学

16位 日本大学

17位 駿河台大学

18位 日本体育大学

19位 神奈川大学

20位 立教大学

21位 山梨学院大学

22位 国士舘大学

23位 東京農業大学

大相撲令和5年九州場所感想&初場所番付予想

 大関霧島の優勝で終わった九州場所。来場所は、貴景勝に代わって綱取りの場所となります。

 1年を通じて、猛稽古で知られる力士集団にとって躍進の1年となりました。霧島だけでなく、次の数年間を支配するであろう力士が順当に育ってきました。新旧勢力が入り乱れる今、来年には全く違った景色が見られるかも知れません。

 

連続準優勝の熱海富士

 連続というのはそれだけ価値があります。来場所は間違いなく上位総当たりの番付。よくある一時的な勢いの力士なのか、それとも本物なのか、初場所でその答えは出るでしょう。

 

あと一歩届かなかった北磻磨

 先場所注目していた北磻磨は、かなりの善戦でした。

大相撲令和5年秋場所感想&九州場所番付予想 - 化けない狐のB級応援! (hatenablog.com)

 6連勝であと1勝すれば関取再昇進というところまで来ましたが、残念ながら幕下優勝ならず。それでも、来場所はさらに大きく番付を上げ、幕下5枚目以内も期待できます。ここまで来たのなら、何としてでも再昇進を勝ち取ってほしいですね。

 

大凛山の序二段優勝は地味に凄い

 序ノ口~三段目あたりまでの優勝力士は、下から勝ちっぱなしで上がってくる実績のある大卒力士や、故障で一時的に番付を下げた実力者の場合がほとんどです。結果的にあまり驚きのない各段優勝になります。今場所も大卒の城間が先場所の序ノ口優勝に続いて勝ち切るかと思われましたが、決定戦を制したのは大凛山でした。

 この力士は、何と相撲経験なしでの入門。それも、入門当初は序ノ口でも負け越していて、先場所も序二段で3勝4敗。決して目立つような力士ではありませんでした。ところが今場所突如覚醒。テレビ放送もある華やかな舞台で序二段優勝を果たしました。まだまだ道のりは長いですが、いずれこのような力士が上まで来るのではとの夢も膨らみます。

 

場所前に注目していた力士たち

玉鷲 西前頭12枚目 9勝6敗

 今場所はそれなりの成績。来年を取り切れば40歳にも到達する大ベテランですが、どこまで年長記録を伸ばすことができるでしょうか。とにかく、大負けしないことが大切です。

 

若隆景 東幕下6枚目 5勝2敗

 故障明けと考えれば、まずまずの成績。序盤で2敗した時はどうなることかと思いましたが、徐々に相撲勘を取り戻しつつあるのでしょうか。豊ノ島はここから長くかかりました。まずは初場所で早々に関取復帰を決めたいですね。

 

琴太豪 東幕下16枚目 4勝3敗

 ひとまずは勝ち越し、来場所は幕下15枚目圏内に入ってきます。4勝を続けてもなかなか上がれないのが幕下上位。あと1つ多く勝てるかどうかで明暗が分かれることでしょう。

 

朝走雷 西三段目81枚目 2勝5敗

 壁に跳ね返される形となりましたが、三段目力士の本間にも勝ちました。まだまだ勝負は始まったばかり。来場所に期待しましょう。

 

 

令和6年初場所番付予想

 

照ノ富士 横綱

  霧島 大関 豊昇龍

     大関 貴景勝

 大栄翔 関脇 琴ノ若

  高安 小結 宇良

熱海富士 前1 翠富士

 若元春 前2 豪ノ山

  阿炎 前3 翔猿

  竜電 前4 錦木

  正代 前5 北勝富士

 金峰山 前6 湘南乃海

 一山本 前7 北青鵬

 朝乃山 前8 御嶽海

 平戸海 前9 明生

  玉鷲 前10 佐田の海

  剣翔 前11 王鵬

 隆の勝 前12 妙義龍

 美ノ海 前13 遠藤

 琴勝峰 前14 阿武咲

  友風 前15 大の里

 武将山 前16 宝富士

 島津海 前17 碧山

 

 大奄美 十1 水戸龍

 錦富士 十2 東白龍

 玉正鳳 十3 狼雅

 琴恵光 十4 北の若

千代翔馬 十5 欧勝馬

 時疾風 十6 高橋

   輝 十7 獅司

志摩ノ海 十8 紫雷

 朝紅龍 十9 尊富士

 大翔鵬 十10 白鷹山

 欧勝海 十11 栃武蔵

 對馬灘 十12 英乃海

  勇麿 十13 千代丸

 千代栄 十14 天空海

 

 天照鵬 下1 嘉陽

 若隆景 下2 北磻磨

 貴健斗 下3 千代の海

 聖富士 下4 木竜皇

 羽出山 下5 矢後

 

 ようやく長く続いた三役増枠時代が終わりそうです。第一人者こそいませんが、軒並み活躍力士が定まりつつあり、照ノ富士の乱調で伸びていた戦国時代も平定されつつあります。

 三役の入れ替えはほぼ決まり。宇良は念願の新三役です。楽しみですね。

 幕内と十両の入れ替えは、ここも順当で5枠。上がれる力士も5人、下がる力士も5人で、迷う余地も無さそうです。ここ最近は入幕していきなり大暴れの力士が目立ちましたが、今場所は大人しめでしたね。狼雅と北の若は入門当初から注目されてきましたが、やや停滞している印象を受けます。初場所は、期待の大の海が幕内でどれだけやれるかにも注目です。

 十両と幕下の入れ替えが難しいです。最後の枠を天照鵬と對馬灘が争いますが、千秋楽の入れ替え戦にはどちらも勝利しました。6枚目からの昇進がなくはないので、嘉陽が上がるという目もありますが、本命ではなさそうです。

大穴狙い幕内最高優勝予想 令和5年九州場所編

 今場所も北の富士さんは休場。今年はほぼずっと入院されていたようなので、とても心配です。照ノ富士の休場は予想されていたものなので仕方ありませんが、直前に肉離れを起こしていた朝乃山もやっぱり休場。いきなり不穏な幕開けとなりました。

 綱取り?の貴景勝。これでもし微妙な数字での連覇となれば横綱昇進になるのか。怖いもの見たさで11勝での連続優勝なんてのも面白いですが、きっと荒れるでしょう。

 角番大関がようやくいなくなって、今場所は一安心。大関チャレンジは琴ノ若が優勝するような大勝ちならあるいは、といったところでしょうか。貴景勝ともども、微妙なラインです。

 

 

大穴狙い幕内最高優勝予想

北青鵬 東前頭7枚目

 期待の新星として注目されている北青鵬ですが、先場所の連勝もあって、そろそろ覚醒しような雰囲気を感じさせます。番付が上がったことは、むしろ初見殺しのようになって有利に働く可能性もあるのではないでしょうか。

 

 

その他注目力士

玉鷲 西前頭12枚目

 ベテランと呼ばれるようになってから急覚醒を見せ、長く上位を荒らし、2回も優勝している実力者ですが、ここ最近は翳りが見え始め、幕内下位で今場所を迎えました。2年前に落ちた時には反転攻勢で再び上位へと戻りましたが、年齢も上がった今回はどうでしょうか。大抵こういった時にはそのまま踏みとどまれない力士が多いです。一方で、この地位では無敵という状態になれば3度目の優勝すら夢ではありません。どういった展開になるのか、楽しみなところです。

 

若隆景 東幕下6枚目

 4場所ぶりに復帰。ところが、昇進に関して圧倒的に有利な幕下5枚目にはあと半枚届かず、関取復帰には全勝が求められます。本来であれば大関候補筆頭だったはずの力士。故障明けでどこまでやれるでしょうか。

 

琴太豪 東幕下16枚目

 こちらも半枚足りず。全勝しても、よっぽどの事がない限りは関取にはなれない地位です。それでも、諦めの悪い力士は帰ってきました。もう何度目かも分からない関取へ向けた挑戦のため、1番でも多く勝っておきたいところです。

 

朝走雷 西三段目81枚目

 元陸上選手という変わり種。ここから「町の力持ち」から「本物の力士」に変わると言われる三段目までやって来ました。この地位でどこまでやれるか、楽しみですね。

38年ぶり日本一の阪神ファンは祝い方が分からない

 あまりにも初めての事過ぎて、喜び方が分からないという話。

 まだ現実として受け止められていないとも言います。

 

 リーグ優勝決定した日は、それはそれは嬉しいものでした。子供の頃以来の優勝、あんなに待ち焦がれていた優勝、涙が止まらないというものでした。

 しかし日本一ともなれば、その子供時代に野球を見始めた時ですら、歴史上の出来事。「弁慶と牛若丸が戦った」と変わらないレベルのお話なのです。

 それが目の前の現実ともなれば、正解の反応が分からないのも当然でしょう。

 

 考えれば考えるほど、今シーズンはできすぎでした。阪神の日本一だけでなく、相手はオリックスで夢の阪神なんば線ダービー、そもそもがWBC優勝から始まり、全てが望む方向へ転がり続けた末の結果でした。

 漫画でもやりすぎ、現実は小説よりも奇なり、といったところでしょう。

 

 今シーズン振るわなかったノイジー、青柳、湯浅が日本シリーズで活躍したのも、ドラマがあって良いですね。ノイジー日本シリーズだけバースが乗り移ったかのようでした。最後の最後に岩崎が打たれたのはご愛敬。岩崎さん、ああ見えて結構チキンハートだからなぁw

 

 去年残留してくれた西、岩崎、岩貞にも改めて感謝。引退しても盛り上げ役になってくれた糸井さんの貢献も大きいですし、日本一に福留さんが泣いてくれたのも、嬉しかったですね。

 

 聞いたところによれば、岡田監督は阪神のリーグ優勝全てに携わっていたんだとか。(入団前の優勝も、ファン代表としてパレードカーに乗っていたらしいです)

 真のミスタータイガースといえる存在になりました。

 

 今の阪神に死角はありません。若いチームで、これから黄金時代だって期待できます。期待しすぎ?今、期待せずにいつするのでしょうか。夢はV10だなんて、滅茶苦茶な目標を掲げても、今日は許されることでしょう。

 

 他球団ファンの反応で、「今年は優勝しなきゃいけない年だった」と言っているベイスターズだけは、去年までのタイガースのようで見ていて辛いものがありますが、うちも度々「今年しなきゃいつできるんだ」といったシーズンを乗り越えて今があります。止まない雨はありません。

 

 きっと、1週間もすればようやく嬉しくなってくるはず。今はただ、この不思議な感覚を楽しむことにします。

 

 

オマケ:日本一になった日のタイガー

スマトラトラのパンプくん

阪神タイガース日本一決定日のタイガー - YouTube

 

甲子園と同じ兵庫県神戸どうぶつ王国

甲子園~(阪神電車)~三宮~(ポートアイランド線)~計算科学センター

 

 

全日本大学駅伝2023予想

 今シーズンの二冠目、全日本大学駅伝を明後日に控えます。駒澤大学の3大駅伝連覇がどこまで続いていくのかにも注目されています。密かに期待しているのが地方勢です。出雲駅伝箱根駅伝予選会を控えていたので、どのチームも万全のメンバーではありませんでしたが、今回は仕上がっているはず。箱根駅伝を狙って距離走を積んでいるのであれば、例年以上の期待ができるのではないでしょうか。関東勢との差が15年程前の水準に戻れば、駅伝界全体が非常に面白くなってきます。

 

 

全日本大学駅伝基本情報

 コース変更から数年が経ちましたが、結果は上々だったといえるでしょう。終盤になるまで勝負の分からない面白さがあり、繰り上げスタートを減らすことにもつながっています。序盤重視の定石通りにはできないので、戦略性が問われるのが楽しいところ。最も監督力が問われる駅伝とも言えるかも知れません。最古の区間記録、モグスの記録はアンタッチャブルレコード。一体いつ破られることになるのでしょうか。

 

1区  9.5km

2区 11.1km

3区 11.9km

4区 11.8km

5区 12.4km

6区 12.8km

7区 17.6km

8区 19.7km

 

前回シード

1駒澤 2國學院 3青山学院 4順天堂 5創価 6早稲田 7中央 8東洋

 

予選突破

北海道:札幌学院

東北:東北学院

関東:城西、大東文化、東海、東京国際、東京農業、帝京、国士舘

北信越:新潟

東海:名古屋

関西:大阪経済、立命館、関西、関西学院

中四国:環太平洋

九州:鹿児島

OP:全日本学連選抜、東海学連選抜

 

今回は久しぶりの出場チームが多くいます。そこにも注目ですね。

鹿児島  39大会ぶり

東京農業 14大会ぶり

東北学院 13大会ぶり

名古屋  11大会ぶり

 

 

順位予想

1位 駒澤大学

 駒澤大学が最も得意とするのがこの全日本大学駅伝。順調に調整も進んでいるようですし、現状の戦力であれば死角は見当たりません。唯一怖いのは突発的なアクシデントですが、それさえなければ優勝は固そうです。

 

2位 中央大学

 出雲駅伝では散々な結果でしたが、実力は相当なもの。もう1度信じて、この位置に予想しました。今度こそ、本来の力を見せたいところ。役者揃いなので、面白いレースが見られそうです。

 

3位 國學院大學

 ここ最近、抜群の安定感を誇る國學院大學。選手層の厚さも大したものですが、必ずロードでは予想よりも上に来るという不気味さがあります。一気に優勝をまくっていきそうな予感もしますが、果たして。

 

4位 青山学院大学

 かなりブレがありそうなのがこの青山学院大学。未知数な選手や、ハマれば強いがブレーキもありそうな選手が多く、どちらに転んでもおかしくないという様子です。そろそろタイトルを取りたいところ。実力を見せつけることができるでしょうか。今季絶好調の若林がキーと見ます。

 

5位 東海大学

 持ちタイムは優勝してもおかしくないくらい。特に大学駅伝でよく使用される10000mの持ちタイムに最も影響されやすいのがこの全日本大学駅伝なので、それだけで上位候補に挙げて良いくらい。箱根駅伝予選会でもそうでしたが、ピーキングが上手いとはいえないチームなので、どこまで調整できているかですね。

 

6位 東京国際大学

 まさかの箱根駅伝予選落ちとなってしまいました。なのでこの全日本大学駅伝東京国際大学にとっての本番になります。今回はもう1人の留学生、ベットが出場するようです。元々のチーム力はあるはずなので、箱根未出場チームの全日本優勝という下剋上を狙いたいですね。

 

7位 創価大学

 出雲駅伝では想定以上の結果でした。当初危惧されていた戦力低下を吉田響の加入で補い、昨年度並みの結果を期待します。

 

8位 大東文化大学

 箱根駅伝予選会をトップ通過、留学生頼みに留まらないチーム力があります。実は上位層は28分台ランナーが多く、8人全員を揃えることができます。場合によっては、意外な躍進も期待できるのではないでしょうか。

 

ここまでの8チームをシード予想します。

100回箱根駅伝予選会感想~魔物は連続出場中~

結果

1位 大東文化大学 前回1位→本戦16位  予想6位

2位 明治大学   前回2位→本戦12位  予想3位

3位 帝京大学   前回シード→本戦13位 予想4位

4位 日本体育大学 前回5位→本戦17位  予想11位

5位 日本大学   前回13位       予想16位

6位 立教大学   前回6位→本戦18位  予想10位

7位 神奈川大学  前回11位       予想8位

8位 国士舘大学  前回10位→本戦19位  予想9位

9位 中央学院大学 前回12位       予想2位

10位 東海大学   前回9位→本戦15位  予想5位

11位 東京農業大学 前回17位       予想11位

12位 駿河台大学  前回19位       予想15位

13位 山梨学院大学 前回7位→本戦14位  予想7位

14位 東京国際大学 前回シード→本戦11位 予想1位

15位 麗澤大学   前回14位       予想13位

 

 

気になったチーム

 トップ通過の大東文化大学は、持ちタイムが速い一方で後方に弱みがあり、期待と不安が入り交じっていました。今回はほとんどの選手が想定を上回る走り。ワンジルの棄権があってもトップ通過になりました。前回の本戦でワンジルのブレーキから早々に流れを失ったイメージを払拭するレースとなりました。

 

 4位通過の日本体育大学は、予選会に強いですね。毎度毎度今回こそは危ないと言われながら、全く危なげなく通過していきます。10番目の選手ですら135位でした。ただ、選手層が厚いかと言えば、そういう訳でもなさそうです。11番手以降から急激に記録が落ちていること。本戦でなかなか勝てないのはこの辺りに悩みを抱えているからでしょうか。

 

 10位通過の東海大学。各方面でトップ通過が予想されていましたが、主力を欠いていてかなり不安を抱えた中での出走でした。こういった時に毎度粘れなかったのが東海大学、順位だけを見ればまたいつもの東海大学かとおも思えます。しかし内容を見ると、そこまで悪いものではありません。今回は枠も多いため、無理にトップ通過を狙わず安全策で各自が走った印象。作戦通りだったのではないでしょうか。思ったよりも他チームが速かったので冷や冷やしましたが、ここに主力陣が帰ってくれば本戦でも充分戦えそうです。

 

 11位通過の東京農業大学は10年ぶりに帰ってきました。今シーズンは当初から大きな期待を受けていました。こういったチャンスを逃すとまた長くかかるので、通過できて本当に良かったです。

 

 一方で衝撃的だったのが14位で予選落ちとなった東京国際大学。今回の魔物枠はここでした。元々は最強留学生ヴィンセントと日本人エース丹所が卒業し、ピンチから始まった今シーズンでした。そこからヴィンセント以上と言われるエティーリが加入し、留学生に頼らず脇を固める選手も育ったので一転トップ通過も期待されていました。

 エティーリのアクシデントは不運でしたが、それでもチームトップの成績でブレーキになった訳ではありません。他の選手の分で充分カバーできるチームのはずでした。確かに準エース格の選手もいたのですが、6番手以降に急落しました。11番手では300位を超えたので、選手層の薄さが出た印象です。派手な上位陣に目が行くチームですが、これまで繋ぎの選手の力も大きかったのだと感じます。3秒差で通過した山梨学院大学もそっくりの個人順位でしたが、最後の最後で留学生のタイム差で決着となってしまいました。

 このままシード常連になるのかなと思われたところから2年で予選落ち。競争の激しさを物語っています。

 

 麗澤大学はまたしてもあと一歩及ばずに15位。出場圏内とはかなりタイム差がありました。チーム7番手から200位を超え、チーム10番手は今回349位。まだ頭数が不足している印象でした。本戦出場へ向けては、200位以内を8人、チーム10番手を250位以内くらいにしたいところです。

 

 

掲示板争い

 ここまでが恒例の?掲示板争い。前回出場していた専修大学も外れました。ただ、18位の専修大学と19位の日本薬科大学とでは4分近い差があり、今回はここに差があるように感じました。

 

100回箱根駅伝予選会予想~狭き門をこじ開けろ~

 箱根駅伝予選会が近づいてきました。いよいよ大台の100回を数える大会であり、関東以外のチームも参加できることで盛り上がってますね。

 関東以外勢の予選突破可能性を持ちタイムで考えると、最も強いであろう立命館大学京都産業大学といったところで、ここ数年の桜美林大学(前回27位)くらい。ハーフの不慣れ具合を考えれば、もう少し難しいと考えれば、相当厳しい数字だといえます。とはいえ、前回の立教大学や、96回の筑波大学など、ほぼ想定されていなかったチームのサプライズ突破が無い訳ではありません。特に今年はこの箱根駅伝予選会へ向けてハーフの練習もしているでしょうし、例年とは違う状況の中で未知数だと言えます。世間を驚かせる走りを見てみたいですね。

 

 

歴代の関東以外で参加したチーム一覧

関西大学 3回

立命館大学 1回

福岡大学 1回

日本学連選抜 1回

 

 

気になるチーム

東海大学

 キーポイントとなりそうなのがこの東海大学です。ほんの数年前の優勝からずるずると下がってきていますが、今回持ちタイムでは圧倒。チームの10000m平均タイムは青山学院も上回っており、予選のみならず、本戦でも上位進出が望めそうな力があります。

 一方でエースの離脱という大きすぎる不安要素が。調整が上手くいっていないという話も耳にします。伝統的にピーキングは決して得意なほうではありませんし、トップ通過予想からまさかの予選落ちとなった89回と似たような不穏な空気感も流れています。

 果たしてどちらに転ぶのか、今回1番読めないチームです。

 

東京農業大学

 毎年の風物詩だった大根踊り。それが何の前触れもなく箱根路から姿を消し、気が付けばはや10年。輝きが過去のものになりつつあります。ところが一転、今シーズンは久々の全日本大学駅伝に出場。箱根路にも返り咲きへ向けてまたとないチャンスです。果たして本戦に大根踊りは帰ってくるのでしょうか。

 

麗澤大学

 創価大学東京国際大学駿河台大学。ここ10年で初出場を果たしたチームです。こういったチームと並んで次の出場チームだと言われ続けていたのが麗澤大学でした。しかし毎度あと一歩のところで泣き続け、機を逸してしまった感があります。今シーズンはその悔しさをぶつけるように好記録を出し、以前の初出場候補の状態にまでは戻してきたように見えます。増枠となっている今回、悲願達成となるでしょうか。

 

 

予選会順位予想(通過13チーム、左が上位予想)

トップ通過

東京国際大学

 

トップ争い

中央学院大学明治大学帝京大学

 

通過有力候補

東海大学大東文化大学山梨学院大学

 

当落線上(通過内)

神奈川大学国士舘大学立教大学日本体育大学東京農業大学麗澤大学

 

当落線上(通過外)

専修大学駿河台大学日本大学拓殖大学

 

全て上手くいけばのワンチャンに賭ける

上武大学亜細亜大学流通経済大学